- 目的と分析切り口整理が大切
- 入院現状の低収入要因分析が肝心
- 実践支援声掛けと連携が大切
分析切り口はどこ?
まずは、何を求めたいのか、またそのためにどんなデータをどういう切り口で分解するかを明確に整理することが大切です。具体的な切り口をいくつか試すことで、問題が可視化され、思いがけない発見や気付きが得られると感じます。また、会議で使用する資料も、今までの内容をそのまま繰り返すのではなく、新たな視点や切り口を取り入れる提案をしていきたいと考えています。
入院現状はどうなっている?
次に、高齢者を対象とする長期療養病院では、入院期間が短くなっているために収入が減少している現状があります。コロナ以前は、入院期間が1〜2年に及ぶケースが多かったのですが、現在は短期入院の後、一人暮らしの自宅に戻るケースが増え、独居高齢者や老老介護の現状が見受けられます。こうした背景をいくつもの理由から分解して整理し、どの層にどのようなニーズがあるのかを早急に把握し、対応策を検討する必要があります。そのため、入院患者の年齢、病名、入院期間などで患者構成を分け、「入院期間別のニーズ」として分析することが、違った側面からの理解につながると考えられます。高齢化が進む中、独居高齢者や老老介護で自宅療養を選択する方々へのアプローチを見直すとともに、そもそも当院の長期療養というカテゴリー自体が適切なのかを検討し、入院・退院患者のデータを根拠に多角的な課題の洗い出しを進めることが急務です。
実践支援はどんな風に?
また、少人数の部署で自分一人で学んで実践しようとすると、他のメンバーがどのように感じるかという懸念があります。学んだ知識を円滑に実践するための、効果的な声掛けやサポートのヒントについても、アドバイスをいただけると助かります。
数年前にグロービス学び放題で一人で学んでいましたが今回ナノ単科に参加し仲間で学ぶことができ様々な気づきを得ることが出来ました。職種や年齢、立場を越えることで気づかなかった本質的な問題や学びを得ることができ感謝しております。