- 数字は分解工夫で活かす
- 分解は切り口多様に精査す
- 結果不明は土台充実と試行
数字はどう活かす?
まず、表に示された数字は単に眺めるだけではなく、適切に加工や分解をしてから分析することが大切です。そうすることで、問題箇所の特定や原因追究がしやすくなります。ただし、分解の方法によって読み取れる内容が変わるため、工夫が必要です。
分解の切り口はどう?
「分解」の過程では、「モレなくダブりなく」を原則とし、層別、変数、プロセスのいずれか、またはそれらを組み合わせたパターンを用いると効果的です。たとえ分解しても結果がすぐに見えてこなくても、それは失敗ではなく、他の切り口が存在することの証です。迷った場合は、別の視点からの切り口を検討し、複数のアプローチで分析することが重要です。
経理の分析はどう?
業績の集計や分析においては、一部で層別や変数分解が既に行われているケースも見受けられます。しかし、具体的な対策に落とし込めていない事例もあるため、経理担当者としては、損益に影響を及ぼす要因をより細かく分解することで、例えば売上における維持費や償却額の割合を算出し、経営への影響を明確にする材料を提案できると感じました。
結果が出ないときは?
また、いかなる方法で分析を進めてもすぐに結果が得られない場合においても、それは失敗ではなく、別の切り口を見つける機会と捉えるべきです。繰り返しさまざまな視点からの分析に取り組むためには、まず自分自身のインプット(土台)を広げ充実させることが必要であると改めて感じました。
学んだことを自身の言葉でまとめること、相手に伝わりやすくする為のひと手間や工夫、根拠と理由で論理を組み立てる事が、段々自分の中に癖として落とし込まれていると感じられる。
仕事にどう活かすかも毎回考えさせられたのも、良かった。