クリティカルシンキング入門

ロジックツリーでシステム開発の要件定義に挑む

思考の偏りを防ぐには? 考えが偏りやすいことと、その防ぐ手段があるという2点が大きな学びでした。 防ぐ手段として、まずロジックツリーについて述べます。以前からロジックツリーという言葉は知っていましたが、「いかにMECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)に分けるか」が大切だと考えていました。しかし、実際にはMECEはあくまで付随事項であり、自分の思考を見える化するのが一番の目的だと感じました。 切り口を考える重要性 次に、「切り口を考える」についてです。目的に応じた切り口を考え、それに沿って思考を進めることの重要性を理解しました。この方法はロジックツリーの上位に位置する考え方で、常に意識する必要があると理解しました。「切り口を考える」は知的体力が必要となる内容だと思うので、これをどのように習慣化し、忌避感をなくすかがポイントだと考えます。 設計前の手法の重要性とは? 証券会社のシステム開発を担当していますが、特に具体的な設計・開発に入る前の「要件定義、プロジェクト計画時」にこの手法を利用したいと考えています。具体的には、以下の点について検討・実行に活用したいです。 - 具体的な要件を引き出す前に、開発対象の業務で一番重要なものは何か - プロジェクト計画を行う上で、一番重要視するファクター(お金なのか、時間なのか、等) - 要件を引き出すにあたり、どのようなコミュニケーション方法や準備が必要か - ステークホルダーの中でどのようなコンクリフトが発生し、それをいかに解決するか 明確化をどう習慣化する? 現在は過去の経験に頼って進めていますが、WEEK1の講義を受け、「目的の明確化」「考えの偏り」「その防止策」の3点を学びました。今後はこれらの点を意識しながら、具体的な作業に着手する前に確認し、学ぶ内容を活用していきたいと思います。 まずは「目的の明確化」を習慣化します。そこから考えるべき論点を洗い出すことが必要です。これまでは思いついたものを無批判に受け入れ、最終成果物の作成まで進めていましたが、今後は立ち止まり、他に論点がないか、どのような視点・視野で論点を洗い出したかを確認し、その後の作業内容を決定していきます。将来的には、上記の作業の中でロジックツリーを活用し、精度を上げられるようにしたいです。

データ・アナリティクス入門

問題解決の思考法でデータ分析を深化

問題検討の枠組みとは? 何、どこ、なぜ、どうの枠組みで問題を検討することは、出発点を探しやすくする重要なプロセスです。フリー記述の演習では、当初は部分的な問いしか思いつかなかったものの、この枠組みに沿って順を追って考えることで、問題を網羅的に洗い出しやすくなりました。これは、思考の癖を理解し、問題を整理するための効果的な手法です。 データ分析の新たな切り口は? 実際のデータ分析においては、データを見る切り口のバリエーションを増やすことが大切です。複数の種別や分類を挙げる演習では、初めに思いつくのは定性データ寄りでしたが、自分の事業や組織で扱うデータは感覚的に種別を想起しやすい反面、感覚に頼ると重要な切り口を見逃す可能性があります。これを避けるために、MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)な分け方を模索し、多様な切り口に触れることが重要だと感じました。 退職分析で考慮すべき点は? 私の業務では、月次で退職分析のデータを集計しており、分析の切り口をいくつか決めてデータを蓄積しています。退職関連の指標は、年度を通して初めて結果の出るものが多く、年間を通した考察を3月末までのデータで行っています。その際、現行以外の切り口でもデータを分析する必要があるのではないか、と常に考えています。 残業報告の改善点は? また、全社の残業報告を担当しており、毎月、残業代と残業時間の集計および考察を行っています。比較の切り口として、前月との比較、昨年同月との比較、部署別の基準を超えたスタッフ数を用いています。昨年比で残業代が減少したとしても、スタッフ数にも変動があり、一人当たりの残業時間など、データの見方を工夫する必要があります。年度末の報告には、これらのポイントも含めていく予定です。 分析のさらなる深化は可能? 実務の中で、他にも分析を深めることができるデータがないか探してみることが必要です。特に、バックオフィス部門の費用の予実分析を担当していますが、変数が少なく、問題そのものの特定だけにとどまりがちです。これにより定性的な要因分析に発展してしまうのですが、分析の切り口を工夫すれば変わるのかもしれません。まだその感覚が十分に掴めていないため、グループワークなどで相談しつつ、さらなる改善を図りたいと思います。

データ・アナリティクス入門

実践で磨く解決力の秘密

プロセスはどう区別? 今週は、問題解決のプロセスにおいて、仮説を立てて検証し、解決策を考えるための考え方を学びました。まず、WHYの段階では、各プロセスを分けて考える手法の重要性を再認識しました。プロセスごとに名称や意味合いを設定し、母数や基準が異なる場合には「率」といった数値化の視点を取り入れることで、どの段階で数値が少なく、全体の推移がどうなっているかをバランス良く把握することが大切だと感じました。 対概念の効果は? また、原因の仮説を立てる際には、「対概念」という方法を用いることで、問題に関わりのある要素を洗い出し、それらを2つの対に分けることで、より幅広い視点から原因の可能性を探るアプローチの有効性を学びました。 A/Bテストの意味は? さらに、HOWの段階では、A/Bテストを通して仮説を実際に試し、データを集計しながら解決策へと繋げる方法について学びました。A/Bテストを行う際は、①目的と仮説を明確にすること、②一度に一要素ずつ検証すること、③条件(時間や期間など)を揃えることの3点が重要であり、これによりリスクを抑えつつ効果的な施策の検証が可能となります。 知識集約はどう進め? また、今回の学びを通じて、これまでの知識を集約し、プロセスを意識して丁寧に分析する重要性を再認識できました。仮説設定の根拠を明確にし、必要なデータを整理することで、より高度な分析に繋げるための前提意識を持つことが求められると感じました。 薬剤師業務の改善は? 一方、薬剤師業務のボトルネックの分析においては、業務を細かいプロセスに分解し、どの段階で時間と労力がかかっているかを明確にすることが、従業員の残業時間や患者の待ち時間短縮に直結する重要なポイントであると学びました。こうした検証を通して、設備の導入などの改善策の効果を試験的に確かめ、必要に応じて他の現場にも展開する判断材料とする考え方は、非常に実践的だと感じました。 A/B分析で見直す? さらに、部内でA/B分析を活用して、例えば店舗の処方箋枚数の伸び悩みという問題に対して、複数の要因を一つずつ検討し、原因を絞り込んだ上で対策を考える手法も学びました。これにより、問題の背景にある具体的な要因を多面的に理解し、適切な対策立案へとつなげることができると実感しました。

データ・アナリティクス入門

ナノ単科で見つける問題解決の鍵

どう進める? 問題解決のプロセスでは、ステップごとに考慮し、解決の基準を言語化し、数値化して、関係者内で合意を得ることが重要です。具体的には、問題の明確化(What)、問題箇所の特定(Where)、原因の分析(Why)、施策の立案(How)という流れで進める必要があります。あるべき姿と現状のギャップを定量化することも求められます。このギャップには、正しい状態に戻すための問題解決と、ありたい姿に到達するための問題解決の2種類があります。 どう区別する? また、MECE(もれなくダブりなく)に基づいた分け方での問題の区別が重要です。施策の検討においては、ロジックツリーを用い、施策案を作成し、ファクトに基づく評価基準で絞り込むことが必要です。さらに、複数の切り口を検討する準備をすることが大切です。 分析はどう? 定量分析には5つの視点があります。具体的には「インパクト(全体への影響度合い)」、「ギャップ(目標との比較)」、「トレンド(時間軸での把握)」、「ばらつき(集中、均一)」、「パターン(外れ値や変曲点の活用)」があります。特に外れ値については、積極的にビジネスに活用する視点が新しい考え方です。 数値はどう見る? 案①「正しい状態に戻すための問題解決」では、年度目標未達が具体的な問題であり、KGI(人数・収入・営業利益)やKPI(Web流入数、CVR、CTR)が定量化されています。やるべきことは、販売チャネル別の数値把握、変数分解の可視化、定量分析の5つの視点で再検証を行うことです。具体的には、販売チャネル別の人数・収入・利益を再検証し、優先順位を設計し、施策を可視化します。 組織はどう整える? 案②「ありたい姿に到達するための問題解決」では、来年度の組織編制が具体的な問題として挙げられています。計画人員やグループ数が具体的に定量化されており、現状の可視化、中長期的なトレンド把握、目標設定が必要です。具体的には、各課の強みや啓発点の洗い出しを行い、組織の現状の業務が将来の目標に向けて十分であるかを評価し、不足もしくは不要な業務を見定めます。 まとめはどうする? このように、問題解決のステップとMECEなどの手法を用いて、具体的な解決策を導き出すためには、論理的で整理されたアプローチが不可欠です。

クリティカルシンキング入門

視点を変える!新しい発見を楽しむ方法

思考の偏りを防ぐ方法は? 思考は無意識のうちに偏りがちです。この偏りを防ぐためには、まず目の前の課題をさまざまな視点で分解し、問題点を列挙することが大切です。過去の事例や類似の事例を参考にしつつ、新たな視点を意識し、失敗例の分析も重視します。その際、項目を分類して整理し、自分とは異なる視点でアプローチを試みます。また、他者との意見交換を行い、異なる部署や職種、年齢の人々と意見を交わすことで見落としていた視点を見出します。さらに、自分の思考を客観視し、異なる発想を取り入れて思考の多様化を図ります。 医療機関の企画立ち上げの鍵は? 例えば、医療機関で新たな企画を立ち上げる場合、救急患者の受け入れを増やすためのプロジェクト会議が行われます。一般的には断らずに受け入れる体制づくりや業務改善が議論されますが、この会議では、他の医療機関から依頼があった際に職員を派遣するという新たな案が出されました。プロジェクトリーダーはこの案を中心テーマとして採用し、議論を進めることを決定しました。 プロジェクトリーダーの戦略とは? 議論が進む中で、推進派、慎重派、反対派が形成され、リーダーは推進派に具体的なプレゼンテーションを求め、反対派には負の側面の指摘を促しました。また、参加者全員に他者の視点から考えるよう求め、課題の整理と過去の事例の参考を奨励しました。議論が感情的になりやすいことを懸念し、冷静な意見交換を指示。自分の立場を客観的に見直し、本当の問題点を探る努力をしました。 効果的な会議進行の工夫は? 会議進行については、プロジェクトの最終目標を明確にすることが重要です。会議方法を事前に定め、時間制限を設けることも一案です。意見交換は言いやすい雰囲気を作り、他者の立場を考慮する視点を持つよう明確に指示します。課題はカテゴリごとに整理し、異なる立場からの意見を評価します。特に、短期的効果と長期的効果を区別しながら、リスクを整理し、解決策を議論します。 会議後の振り返りの重要性は? 過去の事例をもとに具体的な資料を準備し、成功要因・問題点を明示する努力も必要です。会議終了後には振り返りを行い、進捗を共有します。さらに、リーダー自身も自らの推進意欲が過剰になっていないか再評価し、第三者による評価システムの導入を検討します。

クリティカルシンキング入門

MECE法で分かる問題解決の全貌と実践術

状況変化の把握方法とは? 状況の変化を把握するためには、「分ける」ことと「視覚化」がポイントとなります。「分ける」際には、複数の切り口を出し、機械的ではなく、目的に沿ってどのように分解すると状況が見えやすくなるかを考えることが重要です。この時に使える手法が「MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)法」であり、漏れなくダブりなく分けることを意識する必要があります。 MECE法の具体的な手法を学ぶ MECE法には次の3つの方法があります: 1. 層別分解:全体を定義して分ける(例:単価別、年代別) 2. 変数分解:一つの数字に対する変数を分ける(例:売上=客数×単価) 3. プロセス分解:分析対象の事象に関する全体のプロセスを考えて分ける(例:来店→注文→食事を運ぶ→食べる→会計→退店) 分解スキルの課題と対策 私はこれまでMECEの概念は知っていましたが、特に分け方がうまくできないと感じていました。上記の①〜③の手法を知ることができたのが一番の収穫でした。また、「他には?本当に?」と問いかけることで、分解の妥当性を検証することも重要だと感じました。 解約要因とその分析法は? 解約要因の分析: - 層別:子どもの年齢別、親の年齢別、世帯年収別、利用回数別、子どもの人数別 - 変数:アプリ利用状況=利用頻度×利用ゲーム数×1ゲームあたりの利用時間 - プロセス:契約→初期設定→初回利用→2回目利用→解約までの利用状況→解約→再契約 変数分解スキルを向上させるには? 変数分解のスキルアップ: 私は比較的容易に層別やプロセス分解の案は出せましたが、変数分解が特に苦手だと感じました。そのため、業務内外を問わず、日常生活で目にする数字を構成する変数が何かを1日に最低1つは考えていきたいと思います。具体例はすぐに思いつかなかったので、他の受講生の投稿や知人とのコミュニケーションを通じて課題を見つけていきたいと思います。 クリティカルシンキングを強化する クリティカルシンキングの基本姿勢: - 分解の切り口を検討する際に3つの視点を変えてみる。 - 出した結果に対して「なぜ」「本当に」「他には」という問いかけを行う。

データ・アナリティクス入門

問題解決を加速するストーリー設計

問題解決の本質は? ストーリー設計は、問題解決に向けた重要な要素です。分析に取り組む前に、解決したい問題を明確にし、結論のイメージを持つことが必要です。これにより、分析のプロセスが円滑に進められます。 仮説思考で何を見る? 分析のプロセスには、仮説思考のステップがあります。まず目的を設定し、仮説を立て(多少外れても問題ありません)、データを収集して検証します。また、5つの視点を持つことが重要です。インパクト(どれだけ影響を与えるか)、ギャップ(違いを見つける)、トレンド(時間の中での変化)、ばらつき(分布を見極める)、パターン(法則性の有無)を確認します。アプローチは、グラフや数値、数式を活用して進めます。 学びの次の一歩は? 今後の学習においては、考えを言葉にする「言語化」や本質を見抜く力、自分ごと化が重要です。また、「ありたい姿」に向けてのチェックポイントとして、具体性や意義、挑戦性、現実性を考慮し、モチベーションを維持する仕組みを構築する必要があります。 役割と判断の秘訣は? 私に求められている役割は、販売全体の動向を注視し、適切な配分調整で営業利益を達成することです。さらに、働きやすい環境作りや各自が能力を向上できる環境整備を推進します。そして、上司や部下、社外の方々と積極的にコミュニケーションを取り、一方的に考えを固執せず、全体最適な観点で判断を行います。大局的な会社の方針や戦略、動向を踏まえた部門運営を明確に提示し、決断します。 現状改善の策は? 会社のDX推進プログラムにエントリーし、具体的な課題解決に取り組んでいます。例えば、Web関連の各種KPIを全社の目標と関連づけ、可視化することが求められています。これは、WebのKPIが達成されても営業利益が未達成となる現状を改善するための施策です。また、プロモーションを投資対効果で判断する仕組みが必要とされています。さらに、データを活用できる人材の育成も重要課題です。専門的な分析を行う人材と、日々の判断を容易にするためにデータを活用する人材を育成する方針です。 今後の学びはどう? 以上の取り組みを通じて、今後も必要なスキルの向上や新しい学びを続けていきます。

データ・アナリティクス入門

理想と現実を繋ぐ数値の声

あるべき姿って何? 今までは「あるべき姿」を、漠然と「ありたい姿」と「正しい状態」の二つの意味で使い分けずに運用していたことに気づきました。しかし、その区別を認識したことが今後の分析にどのような影響を与えるのか、正直なところ分かりません。今後その機会が訪れるのか疑問に感じています。 また、あるべき姿として何を設定するかを考えた時、以前はただ漠然と「こうなればいいな」と思う程度で、例えば急降下するグラフの曲線が鈍化すればよいという認識に留まっていました。今後は、より定量的に表現できる方法を検討していきたいと考えています。 早帰りは何故? 人の管理において、業務終了時間が18時であるところ、早帰りが認められている場合、退社が17時になると、早帰りする人は17時前に業務終了の準備に取り掛かり、17時ちょうどに退出するケースも出てきます。そのため、17時前のお客様からの問い合わせに十分に対応できず、お待たせしてしまう場面があるのです。 解決へ向かう道は? この課題を関係者間で合意のもと解決するためには、現状として17時前に何人が業務を離れているのか、またその時間帯にどの程度の問い合わせが発生しているのか、そしてその問い合わせにどの程度対応できれば問題ないのかといった、正しい状態を定量的に示す必要があります。これを踏まえ、現状を関係者間で共有し、合意形成を行った上で、解決手段を検討していきたいと思います。 まずは現状分析として、以下の点を把握する必要があります。 ① 17時前の人数 ② 17時後の人数 ③ ①と②の差から算出される早帰り人数(すなわち、17時前における作業可能人数の減少) これらのデータや、該当する時間帯の問い合わせ件数を数週間にわたり収集し、現状を明確にします。その上で、現状と理想の正しい状態が何かを議論し、あるべき姿を決定します。そして初めて、どのように問題を解決するか(how)の議論に入ることができると考えています。 これまでは、関係者間で現状のすり合わせを十分に行わずに解決策(how)のみを議論していた点を反省し、今後は一歩ずつ着実にステップを踏んで進めていきたいと思います。

データ・アナリティクス入門

データで掴む!即効性のある仮説検証術

仮説の設定と共有はどうする? 「仮設の設定」 何が(what)、どこで(where)問題が発生しているのかという視点で考えることが求められます。その際、3Cや4Pのフレームワークを用いることで、網羅性を確保できます。自分自身の仮説を持つことも重要ですが、独りよがりにならないように、複数人で仮説を出し合うことが大切です。さまざまな視点で仮説を考えることで、より豊富な仮説を出すことができます。そして、その仮説がなぜ(Why)起こっているのかを考え、解決策(How)を導き出します。 仮説の検証はどのように行う? 「仮説の検証」 解決策(How)として妥当かどうかを検証する際には、立証したい仮説に偏ったデータ収集は避けます。他の仮説を立証するようなデータも含めて、客観的にデータを比較することが重要です。これにより、仮説の説得力が強まり、仮説から導き出される結論(意思決定)の実効性も高まります。どんな単位を使ってデータを比較するのかや、主張したい仮説をいかに端的に説明できるかを慎重に考える必要があります。 データ分析で何を重視する? 「仮説の共有」 特に組織においては、「問題解決の仮説」から導き出される「結論の仮説」を実行する際に、コミュニケーションの課題が発生します。自身の仮説を客観的に立証した上で、共有するための仮説を立てる必要があります。 自身の仕事の一つの課題として、ドライバーの待機時間の削減が挙げられます。得られたデータから平均値を算出し、標準偏差も計算します。そして、組織として持つべきKPI値(平均値・標準偏差)と比較します。そのうえで、KPI値未達の箇所(Where)に注目し、なぜ(Why)未達なのかを関係部門と数値を見ながら考えます。その後、仮説の設定(問題解決方法 How)を行います。 まずは、得られたデータから平均値と標準偏差を算出します。次に、得られた平均値が妥当なのかを標準偏差から検討します。標準偏差を悪化させている要因(外れ値)に注目し(Where)、なぜ外れ値が発生しているのかをプロジェクトメンバーと意見を交わして(Why)、直近で必要な対策(How)を考えます。

データ・アナリティクス入門

解決策を見つける真のプロセス学習

問題解決への焦りはなぜ? 何か問題が発生すると、「すぐにどうすればよいか?」と考えてしまうことは、私自身にも心当たりがあります。なぜそのような思考になるのかを考えると、問題を早く解決したいという焦りや、楽に解決したいという心理が影響しているのだと思います。しかし、こうしたアプローチは直感に頼りすぎるため、必ずしも良い結果を生むわけではなく、改めてこのことを認識しました。 まずは、問題を正確に定義することが重要です。そして、「その問題はどこで発生しているのか?」「なぜ起こっているのか?」「どのようにすれば解決できるのか?」というステップを踏むことで、直感的な解決策よりも、より高い確率で適切な解決に繋がることを理解しました。 過去の対策とその反省 過去に、不具合が頻繁に発生するシステムがあり、そのとき私は「すぐにどうすればよいか?」を考え、対策を講じていました。具体的には、エンジニアの責任感を高めるために定期的に1on1を実施し、細部まで仕様を決めて実装の指示を出す、さらに実装とテストを別の担当が行うようにしていました。しかし、それらの対策を実施しても、不具合が改善されることはありませんでした。根本的な原因を特定しないまま対策を講じていたことが理由だと考えます。 問題の本質を捉え、「その問題はどこで発生しているのか?」「なぜ起こっているのか?」「どのようにすれば解決できるのか?」をしっかり分析することが重要です。そうすれば適切な解決策が明らかになり、問題が減らせるかもしれません。 効果的な解決策を学ぶプロセス 今回、より高い確率で適切な解決策を見つける方法を学ぶことができました。学んだステップを実施する際に、漏れや重複があると効果的な対応ができなくなることも認識しました。しかし、「問題を早く解決したい」という焦る気持ちや、「できるだけ楽に解決したい」という心理が強く働くと、再び「すぐにどうすればよいか?」と考えがちになるかもしれません。 最初は、課題解決に時間がかかることもあるかもしれませんが、まずは今回学んだ方法を実践し、継続することで問題解決の精度とスピードを高めていきたいと思います。

データ・アナリティクス入門

結果から逆算!あなたの成長戦略

問題解決はどう進む? 問題解決の方法として、「問題をステップに分け、結果(アウトカム)から逆算して分析する」アプローチは、限られた時間内で根本原因を明確にし、的確な打ち手を導くために非常に再現性の高い手法です。まず、期待する成果と実績値との差分を定量的に示すことで、組織内で認識を統一し、議論を「ズレの大きさ」に集中させます。次に、売上や費用などの成果指標を構成要素ごとにブレークダウンし、測定可能なKPIに紐づけることで、どの要因がどれだけの影響を及ぼしているかを明確にします。 分析はどこから始まる? 続いて、結果側から検証する「バックキャスティング」の手法を用い、大きく乖離している指標から原因を順次掘り下げていきます。得られた要因に対し、具体的な仮説設定とデータによる検証を行い、優先度の低い仮説は省くことでリソースの無駄を防ぎます。最終的には、検証済みの根本要因ごとに、効果と実行容易性を考慮したマトリクス評価に基づき、短期および中長期の施策を整理してアクションプランに落とし込むことで、関係者の合意形成と継続的な改善につなげることが可能です。 損益分析で何が分かる? また、事業別の損益実績表をもとにした問題解決にも、この「結果から逆算し要素を分解する」思考法は非常に有効でした。各事業の利益ギャップを数値で可視化し、売上要因や費用要因をツリー化して寄与度を算出することで、インパクトの大きい項目を即座に特定することができました。さらに、事業横断の共通課題と個別事業の固有課題を切り分け、優先順位を明確にした改善策を示すことで、部署間で共通のフレームで議論ができ、PDCAサイクルのスピードも向上しました。 改善策はどう組み立てる? 今後は、四半期ごとに提供される事業別の詳細データを活用し、売上、費用、各KPIを要素分解することで目標との差分を定量化し、根本原因の特定を進めます。その上で、次の四半期において改善効果が大きい施策(価格見直し、顧客セグメント別プロモーション、コスト構造改革など)を優先順位付けし、スケジュールと責任者を明確にしたアクションプランを提案していきたいと考えています。

クリティカルシンキング入門

問題解決の秘訣:イシューを特定せよ

どの問題から解決すべきか? 問題があると、複数の解決すべき課題を同時に考えてしまい、何から着手すればよいか分からなくなることがあります。しかし、問題を分解し、「今ここで答えを出すべき問い(イシュー)」を特定して、その解決策をまず考えることが大切です。例えば、某飲食チェーン店では、客数の増加に取り組んでから単価を上げるための施策を考えた結果、成功を収めました。もし逆の順序で進めていたら、客足が遠のく可能性がありました。 イシューを特定するポイントは? イシューを特定する際には、次の三点に気を付けるべきです。まず、「問い」の形にする(疑問形)。次に、具体的に考える(壮大すぎる問いにしない)。最後に、一貫してイシューを押さえ続ける(話がそれないようにイシューを何度も確認する)。 業務効率化の鍵はどこに? 業務効率化を提案する際には、まず効率化を図るべきイシューを特定し、それをチーム内で共有します。これにより、何を根本的に解決したいのかを全員が認識し、効果的な方法を見出すことが可能になります。例えば、時間がかかっている業務がある場合、1点に集中して効率化を図ると、別のところで時間がかかってしまうことがあります。これを防ぐためにもイシューの特定と共有が必要です。 問い合わせ増加への対応策は? また、日々の業務改善や問題解決には、具体的なイシューを見逃さないことが重要です。たとえば、ある問い合わせが例年より増加している場合、その原因を探るために情報の掲示方法や他の根本的な問題を検討する必要があります。普段より対応件数が増えていると感じた場合も、その違和感を無視せず、根本的な問題を特定し、それを解決する方法を考える時間を作ることが求められます。場合によっては、同じような問い合わせに対する対応時間が短縮されるかもしれません。 チームにおけるイシュー共有の重要性 常にイシューを意識し、その解決策を探る姿勢を持つことが、業務の効率化や改善につながる重要なポイントです。イシューを共有することで、チーム全体が同じ認識を持ち、一丸となって問題解決に向かうことができるのです。

「時間 × 解決」に関する類似の人気キーワード

ご自身のペースでいつでもどこでも学習できる
6週間の短期集中オンライン講座「ナノ単科」 6週間の短期集中
オンライン講座「ナノ単科」

1週間毎に区切られた6週間のカリキュラムを、他の受講生とともに、オンラインかつ好きな時に自分のペースで学び、仕事で実践・活用する一歩を踏み出せる内容となっております。
to left to right