- 財務数値が経営判断と連動した
- 丸亀製麺分析で活動コスト理解
- フレーム活用で企業比較力向上
財務はどう活かす?
本日の学習では、財務数値を単なる数字として覚えるのではなく、ビジネスモデルやオペレーション、経営判断と結びつけて考える視点が深まりました。
丸亀製麺の分析は?
Gailの問5に取り組む中で、丸亀製麺を題材に、店舗設備、原材料、人件費、メニュー開発、立地など、企業活動の各要素に着目して分析する練習ができました。それぞれの活動にどの程度のコストがかかり、その補填にどのような資金調達が必要なのかを構造的に考えることで、PL・BS・CFが企業の動きを反映した仕組みとして理解できるようになりました。
分析フレームワークは?
また、企業を分析するための有効な思考フレームワークも身につけることができました。特に以下の点が印象に残りました。
■バリューチェーン
企業の業務を活動単位に分解し、どこでコストが発生しているのかを整理する手法。
■コスト構造(固定費 × 変動費)
各費用が重いのか軽いのかを判断するための基準となる。
■軽資産モデル vs 重資産モデル(BSの視点)
企業のリスク構造、競争力、そして資金調達の方針の違いを読み解くための視点。
フレーム連携の効果は?
これらのフレームワークを組み合わせることで、たとえば、丸亀製麺と他の類似企業との違いや、先日の例であるANAとZOZOの資産構造の違いを財務視点で比較する力が養われました。総じて、企業活動からコスト構造、そして財務数値へとつながる流れを考え、分析フレームワークを活用して整理する技術が大きな学びとなりました。
今後の実践はどう?
今後は、今回学んだ「ビジネスモデル → コスト構造 → 財務数値」のつながりを、研修設計やクライアントへの提案に積極的に取り入れていきたいと考えています。さらに、人事・組織の施策がPLやBSに与える影響を説明できるよう、説得力を高めるために、以下の3点を実践する所存です。
①事例企業を分析する際に、まず活動をバリューチェーンで分解する習慣をつける。
②固定費と変動費の構造を意識して見る。
③軽資産/重資産モデルの違いを踏まえ、企業の強みとリスクを整理する。