さまざまな受講生の特徴は?
多様な職業や経歴を持つ受講生が集まっている点が、まず印象に残っています。講座で学ぶデザイン思考は、システマチックかつ洗練されたアプローチに見えながらも、その実践過程は人間中心であり、実際の現場で必要な泥臭い努力が感じられるのが魅力的です。今後6週間のカリキュラムを通じて、社会問題への取り組みなど様々な課題意識を持った方々との交流や議論から、新たな視点と学びを得ることを楽しみにしています。
デジタル活用の進め方は?
自身の業務では、最新のデジタルやAI技術関連の施策を実際の業務に落とし込む際に、デザイン思考のアプローチを活用していこうと考えています。技術の利用自体が目的とならないよう注意しつつ、各社員の業務の生産性や効率性向上を主眼に、利用者である社員を中心に据えたプロセス作りができると期待しています。
現場との連携はどう?
また、単にデジタルやAI関連施策を実装するのではなく、実際に業務を担当する社員と積極的にコミュニケーションをとりながら進めることが重要だと考えます。現状の業務プロセスについての課題インタビューや一緒に業務を進める取り組みを通じて、業務理解と担当社員の課題意識をより深く共有することで、施策の価値や利益を関係者に適切に伝えられるようになると確信しています。
デザイン思考については独学だったので、順次だてて学びなおせたことは全体像を整理して把握できたのでとても価値がありました。
他の方の話を伺い自分が観ているのとは異なった視座に接することができたのは、同意できるか否かは別としてとても良かったと思います。また参加した方の異なった環境での仕事のありかたもとても興味深いものがありました。
試作は現実ではアイデアを形にして社会の中で成立させなければ意味がありませんが、そればかりだとどうしても思考の幅が狭くなるので、妄想であってもアイデアを膨らませて試作まで行うことはとても大切だと思います。
授業については、やはり各テーマごとに疑問点はあり質問はしたかったと思っています。自分で解釈するだけでは独学と変わらないので。
またグループワークは同じ方と続けて一緒になったのでできるだけいろいろな方の意見を伺いたいと思いました。
何にせよ良い学びの場であったと思っています。