- 差別化に戦略の枠組みが肝心
- 自国資源確保の独自戦略が大切
- 価格競争回避と多角戦略が肝
戦略はどう進める?
事業戦略において、差別化の有効性は非常によく理解できました。しかし、差別化を進める際に適切な戦略が伴わなければ、その効果は全く発揮されない危険性も十分に感じられます。つまり、ただ単に違いを打ち出すだけではなく、正確なフレームワークを活用してアイデアを整理し、抜け漏れがないか慎重に検討することが不可欠です。ブレーンストーミングで自由に意見を出し、その後、フレームワークに沿って理論的に構成することで、初めて実践的な戦略が構築できると考えています。
資源課題の解決は?
一例として、クリティカルミネラルの問題が挙げられます。現状では、特定の二大勢力の対立に左右される状況にありますが、この課題に対しては、例えば自国で資源権益を確保する、外部依存を避けた技術の構築、リサイクル推進といった独自のアプローチが考えられます。さらに、バリューチェーン分析を通じてボトルネックを明確にし、投資対象を特定するという手法も有効だと考えられます。
市場競争の本質は?
また、差別化とは別に、多くの業態が激しい競争を繰り広げるレッドオーシャン市場にも注目が必要です。例えば、クラウド分野では複数のシステムが存在し、最終的には価格競争に収束する傾向が見受けられます。主要なプラットフォームに利用が偏る一方で、その他のシステムがどのように市場で生き残っているのか、その事業戦略を改めて考察してみる価値があると感じました。
戦略に関するフレームワークの学習と思考ポイントについて多くを学んだ6週間でした。グループワークでいろんな方の話を聞き、また自分の意見を発表する事でより理解を深めると同時に多様な意見を聞く事で知見の広がりを感じる事ができました。