テーマパーク会計はどう見る?
あるテーマパーク事業を営む企業では、人件費を販管費ではなく売上原価に計上しているという事実に驚かされました。テーマパーク自体が商品であり、そこで働くスタッフが商品である登場人物として売上に貢献しているという独自の考え方が、会計処理に現れているのだと思います。この事例を通して、「帳簿をつける際には勘定科目に正解はなく、会社が収入や支出をどのように位置づけるかが重要」という言葉の意味が、より深く理解できたと感じます。
ソフト導入で悩む理由は?
会計ソフトの導入支援を行う際には、まずクライアントの事業内容をしっかりと把握し、どのような売上、費用、資産、負債が発生し得るかを具体的に想定することが重要だと考えています。入力したデータをどのようなセグメントで分析すれば参考になるのか、イメージを膨らませながらお客様と対話していきたいです。そのためには、事前にホームページなどを通じて事業内容を確認し、情報が不足している場合には同業他社の財務諸表の構造を調べた上で、初回の打ち合わせで不足情報をヒアリングしながら支援を進めていくつもりです。