エンパワメントは何が肝心?


■エンパワメント・マネジメントについて
エンパワメント・マネジメントは、リーダーシップの技法のひとつです。目標は明示しながらも、実行方法はメンバー自身の判断に任せることで自律性を促進します。また、メンバーが活動しやすい環境を整える支援が重要となります。実行プロセスにおいては権限と責任を譲渡し、育成に努めるエンパワメント型と、すべての命令を管理する命令管理型とがあります。

どう実践すべきか?


■エンパワメントの実践ステップ
エンパワメントの実践には、以下のステップがあります。すべてのプロセスでは、双方のコミュニケーションを重ねることが自立を促すために必要です。
① 目的やビジョンの共有
② 対象者の把握
③ 適切な仕事の割り当て
④ コーチングによる動機付け
⑤ 実行支援

注意すべき点は?


■実践時の留意点
・各メンバーに適した仕事、あるいは不向きな仕事を見極めること
・部下の持つ権限が十分に機能していない状況を避けること
・リスクを想定し、対策を事前に準備しておくこと

現状の課題は?


■直近の業務と発生している課題
私が直近で担当しているシステム開発におけるテストでは、複数のシステム連携テストを実施するため、以下の作業を行っています。
① システムテストの計画作成
② テストシナリオの作成
③ システムテストの実行および推進

しかし、現状ではテスト対象や関係するシステムの内容が十分に共有されていない課題が発生しています。直接の原因として、以下の3点が挙げられます。
・ドキュメントによる情報共有がなされていない
・情報が日本語で記述されていない
・イメージ図が用いられていない

どのように対応?


■対応策と運用方法
対象は課題が発生している各担当者です。これまでは目標は明示し、遂行方法はメンバーの自主判断に任せるエンパワメント・マネジメントで進めていましたが、現状を改善するため命令型に一部切り替え、フォローアップを強化する方針です。

具体的には、発生している各課題に対して、私自身が実際に動いて一つ一つ内容を整理していきます。また、ゴール達成のために必要なタスクをより細かい粒度で言語化し、メンバーとともにタスクを解消していく形で進めます。再度、以下の課題点について検討・改善していきます。
・ドキュメントでの情報共有の不備
・日本語での記述不足
・イメージ図の欠如
※上記の投稿は、受講生より許可を得て掲載しています。
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ナノ単科とは?

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実践につながる基礎スキルを習得するカリキュラム
グロービス経営大学院 単科生制度の、さらにライトなプログラムが登場。
1週間毎に区切られた6週間のカリキュラムを、他の受講生とともに、オンラインかつ好きな時に自分のペースで学び、仕事で実践・活用する一歩を踏み出せる内容となっております。

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