リーダーシップ・キャリアビジョン入門

心に余裕、未来に輝くリーダーへ

自分に余裕はある? エンパワメント型のリーダーシップを実践するためには、まず自分自身に余裕(時間や心の余裕)を持つことが基本です。その上で、相手のスキルや経験、さらには価値観や性格といった側面もしっかり理解し、やる気を引き出す工夫が必要です。 計画はどう見える? 目標や計画を共有する際は、相手が「分からないのか」「出来ないのか」「やりたくないのか」といった状態を見極め、合理性だけでなく感情面にも配慮します。具体的に6W1Hなどを用いて目標や計画を明示し、遂行レベルや目標設定の難易度、不確実性や緊急度など、取り組みに向かない仕事の特性も認識するようにしましょう。 役割はどう変わる? 4月の期替えに伴い、メンバーには昨年度より高いレベルの役割が求められるようになりました。これまでは一方的に役割やテーマを与えていましたが、今後は各自が目標を立て共有することで相互理解を図り、計画策定時の理解度や自立性、やる気を高めたいと考えています。計画を立てる際には、方向性を示しながら一緒に検討する時間を取り、支援されている実感を持ってもらえれば、こちらの伝えたいことだけでなく相手の不安要素も具体的に明らかになると感じています。 信頼関係はどう築く? また、相手を深く知ることが何よりも重要です。1on1の時間を充実させ、まずは相手の想いをしっかりと聞くことから始めましょう。そして、相手のやりたいこととこちらの期待を持ち寄り、両者のギャップを埋める作業を行います。このギャップ解消を明確な目標として合意形成し、そこから出てくる取り組むテーマについては、メンバーから意見を募りながら、経験や状況に応じて計画の立案レベルを調整していきます。経験の浅いメンバーや不安が見受けられるメンバーには、こちらから複数の案を提示して選択してもらい、ある程度経験があり不安が少ないメンバーには方向性の検算を行って基本的に自主性に任せるといった使い分けを行っています。

戦略思考入門

捨てる思考でサービス改善!顧客満足度を再定義

捨てる意味は何? 一番印象に残ったのは、捨てることで顧客のメリットが向上する可能性があるという点でした。なぜなら、これまでは捨てるという行為を、新しい価値を創造するために人や時間を作ることや、コストダウンを目的としたものと捉えていたため、顧客のメリットが上がるという発想はあまりありませんでした。この点から、自分たちの核となるサービスを充実させるために、あくまでお客様のためではなく自分たちのために行っていることがないのかという視点で戦略を再考し、これに活用したいと考えています。また、選択・捨てるときには、定量的な判断基準が必要であり、それによってより客観的な判断ができると感じました。そして、結果を振り返り、さらに必要なアクションをとるためにも、この基準が重要であることを強く認識しました。 対応中止の判断は? 私たちは営業社員向けのコールセンターを運営し、「問合せ対応」と「手続きの受付対応」をサービスの柱としています。これまでは営業社員の満足度を意識して両方を提供していましたが、本当に顧客が望んでいるものを定義し、ROIを考慮した上で「手続きの受付対応」の中止を検討しています。判断基準として、手続き一件当たりの生産性や、顧客の想定通りに手続きが正しく行われるリスク、電話受付以外の代替手段の有無を検討項目としています。 問合せ対応の優先は? さらに、問合せについても待たせることが多いため、つながりやすさを重視して優先順位を設定します。判断基準としては、コンタクトリーズンごとの問合せ量の割合と、営業活動における優先順位の有無を考慮していきます。まずは、優先順位を考える上で基準となる項目を洗い出します。具体的には、サービスの対象者が期待していること、手続き一件当たりのコスト、一回の電話で解決する割合、問合せの応答時間、後処理の時間などです。これらの基準項目を「効果」と「頻度」のマトリクスとして分析し、捨てるべきことを明確にしていきます。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

心に響く評価面談の秘訣

評価面談はどう捉える? 今後直面する評価面談について、具体的なイメージを持つことができました。メンバーの成長を促すため、評価面談に臨む姿勢をより一層強く意識するようになりました。 フィードバックはどうする? 効果的なフィードバックを行うためのポイントとして、まず「具体的な」事実に基づいて説明することが挙げられます。さらに、メンバーが感じる苦労に共感し、組織やリーダー側に環境把握やサポート不足があった場合は、しっかりと謝罪することが重要です。よかった点と改善が必要な点は、具体的な事例に基づいて指摘し、一緒に取り組む姿勢とフォローの意志を伝えることが求められます。また、メンバー自身に振り返りを促すために、状況や行動、気付きへと導く「良い質問」を投げかけることも大切だと感じました。 伝える目的は何? 評価面談の本質は、「伝える目的」を達成することにあります。すなわち、メンバーのさらなる成長を促すために行う面談であり、そのためには面談の環境作りや自分自身の伝え方を工夫する必要があります。相手を動機づけ、成長を支援し、正確な評価を伝えて納得してもらう姿勢を重視し、メンバーの心情や立場に寄り添った対応を心がけることが重要です。 どう納得を引き出す? また、評価面談においては、メンバーが評価に納得することで不満が軽減され、承認感が伝わるとともに成長の機会について話し合うことができます。衛生要因が十分に満たされると、動機付けもしやすくなるため、この点も意識して面談に取り組みたいと思います。 経験はどう活かす? 今年度の活動評価面談では、今回学んだ事柄を意識して実践し、次年度の目標設定の場においても評価面談での経験を活かしながら、メンバーの成長を促すエンパワメントを図っていく所存です。面談に対して、これまでの自己の評価面談を振り返るとともに、納得と成長を引き出す重要な機会として位置づけ、今後の取り組みに活かしていきたいと感じました。

戦略思考入門

目標設定と視野を広げる学びの旅

どんな学びを得た? これまでの学びを振り返りつつ、実際にケーススタディを通じて手を動かし、ライブ授業での対話を通じて、ビジネスから私生活にまで役立つ考え方を再確認することができました。 目標設定の意義は? 特に重要だと感じたのは、明確な目標設定です。何事にもゴールが見えない状態で始めてしまうと、最短・最速での到達が難しく、結果的に限りあるリソースを無駄にしてしまうことを再認識しました。 どのポイントが大切? 学習を整理すると、以下の5つのポイントが挙げられます。 1. 明確なゴールの設定:目標や得たい結果を明確にし、それに基づいて進む道のりを計画することが必要です. 2. 視野を広げ整合性を取る:ビジネスフレームワークを活用することで、視野狭窄を防ぎ、経営者の視点で物事を俯瞰することが重要です。思考には無意識のバイアスがかかりやすいため、広い視野と整合性を保つ努力が求められます. 3. 差別化:自分や自社だけのコアコンピタンスを育てることが重要です。同じことをしていると埋もれてしまいますので、独自性を伸ばして価値を高める努力が必要です. 4. 選択と捨てること:限りある資源を有効に活用するためには、費用対効果の高い選択をし、不必要なものは思い切って捨てることが重要です. 5. 本質の理解と思考:経済のメカニズムを理解し、指数関数的な考え方を取り入れることが求められます. 実践へどのように動く? これらを実践するためには、分析力、フレームワークの活用、コミュニケーション能力、そして情報収集能力の向上が必要です。特に、フレームワークを使いこなすためには、実践を重ね、必要に応じて新しいフレームワークを模索することが効果的です。また、コミュニケーションにおいては、相手の言葉をきちんと聞き、返報性を意識して行動することで、より良い関係を築くことができます。情報収集においては、新しい情報に敏感であることが求められます。

クリティカルシンキング入門

データで発見!POS活用の新視点

グラフ化はどう効果的? 数字をグラフ化することによって、新たな発見が得られることがあります。また、比率の計算を通じて、全体に占める割合を分かりやすく理解できます。これまであまりグラフ化を行ってこなかったので、これからは積極的に取り組んでいきたいと思います。反対に、「データを加工しないままだと、重要な点を見落とす可能性がある」ということも意識して注意を払いたいと思っています。 分解方法をどう見直す? データの分解の仕方についても、自分が考えていたもの以外にさまざまなアプローチがあることに気づかされました。「データの分け方を工夫する」という段では、二つの分け方から「大学生に集中している」という点を見落としていました。無意識のうちに「同じ年数の幅で比較する」という方法に固執していたようです。また、「分解をする際の留意点を知る」では、解釈の仕方の誤りに気がつきました。一度解釈をした後でも、もう一度立ち止まって「本当にそうか?」と再考する必要性を改めて認識しました。 分解の意義は何? 講義を通じて、「分解してみても何も見えてこないことは失敗ではない」「迷ったときはまず分解を試みる」「分けていくことが理解を深めるための手段」であるという、データを分解して解釈する際のポイントを学ぶことができました。 POSデータの活用は? 私が従事している小売業においては、業務で頻繁にPOSデータを扱います。顧客の動向を把握するために非常に有効なので、POSデータを分析するときにはこの学びを実践していきたいです。特に、グラフ化を意識して視覚的に理解することに重点を置いています。 グラフ化の効果は? 具体的には、POSデータを週ごとにExcelで表にして、グラフ化を通じて視覚的に把握します。そこから見えてきた変化をもとに、今後の方向性を決定し、業務に生かしていきます。毎週さまざまな切り口を試し、効果的な加工の方法を探っていく予定です。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

リーダーシップを学び実践するまでの道のり

自然発生するリーダーシップとは? リーダーとは、信頼してついてくる人がいるからこそ成り立つ存在です。誰かがリーダーを選ぶのではなく、自然発生的にその役割が生まれるのです。 リーダーの行動は学べる? リーダーシップ理論については、組織の成果を最大化するために優れたリーダーをどのように育てるかが研究されています。特性理論では、リーダーの特性が生まれつきのものである証明はされていません。一方、行動理論では、リーダーとしての行動は学習可能であり、優れたリーダーの行動を研究することでリーダーを育てることができるとされています。ただし、リーダーシップの有効性は状況に依存するため、状況に応じた行動が求められます。 新メンバー指導の重要ポイントとは? 新メンバーを指導する際には、以下の3点が重要です。まず、どのような状態を目指すかを共有すること。次に、仕事の背景を伝えてやる気を引き出すこと。そして、ほうれんそう(報告・連絡・相談)の仕方を伝えることです。 私自身、仕事を指示する際に、具体的な説明が不足してしまいがちです。「相手が理解しているだろう」と勝手に前提を置いてしまうことで、メンバーが十分に理解できない状況を作り出してしまうことがあります。これを防ぐために、結論だけでなく理由も伝えることを意識しています。 目指す状態を共有する方法とは? 授業で学んだ3つのポイント、すなわち「目指す状態の共有」、「仕事の背景を伝える」、「ほうれんそうの仕方を伝える」ことを、普段から心がけています。商品の作り方一つを例にとっても、その理由や目指す結果を具体的に伝えることで、メンバーが次回以降も意識して行動できるようにしています。 聞きやすい環境はどう作る? また、メンバーがわからないことや不安に思っていることを聞きやすいような環境を作ることが重要です。それには、言葉での伝え方だけでなく、日常の接し方で話しやすい関係を構築することが大切です。

戦略思考入門

捨てるか残すか心の羅針盤

捨て選びの難しさは? 「捨てること」と「選ぶこと」は、両立が難しいものの、時には顧客満足につながるという視点が印象的でした。 動物排除の効果は? 特に、シルクドソレイユの事例では、動物を排除することで臭いや飼育の制約をなくし、場所の自由度や演出の幅を広げた点に納得感があり、興味深く感じました。 捨て基準は明確? また、不要なものを捨てる際には、判断基準を明確にすることが不可欠であると実感しました。内部の関係者に対しても、「このトレードオフをこう評価した結果、捨てる決定をした」といった論理的な説明が求められると感じます。 最適バランスは? トレードオフの局面では、効用の最大化や最適なバランス(スウィートスポット)の把握が重要であり、場合によっては思い切った集中投資も有効だと学びました。 業務整理は進んで? 現在、仕事の面では、不要な業務を切る・他者に委譲する取り組みが既に実践できており、改善すべき点は大きくないと感じています。一方で、プライベートでは、音楽用品やキャンプ用品の増加により部屋が散らかっており、家の片づけが課題です。 感覚基準はどう? コンマリ式のように「きゅんときたか」という感覚的基準も取り入れながら、明確な判断基準を設定して整理を進める必要があると考えています。また、仕事と家事では判断プロセスが異なる可能性があるため、それぞれに応じた捨てる基準の構築が求められます。 資源活用は難しい? さらに、「不要に見える機能や資源を捨てること」と「既存の資源を組み合わせて活かすブリコラージュ的発想」をどう両立させるかが問われています。捨てる際に将来のブリコラージュ素材まで切り捨ててしまうリスクや、温存しすぎて複雑性やコストが膨らむリスクに対する評価、そして「残す価値がある」と判断する基準に利益や効率以外の要素をどのように盛り込むか、今後の課題として意識しております。

クリティカルシンキング入門

3つの視で拓く学びの道

どんな視点が必要? 3つの視(視点、視座、視野)の重要性を再認識しました。普段の業務の中で、カテゴリ分けやMECEの考え方、自分の考えを客観的に評価するもう一人の自分の視点を意識することが欠かせないと感じています。特に、構造分解や要素分解は、理解しているつもりになりがちなため、実際に書き出して可視化する習慣を身につけたいと思いました。 戦略交渉はどうする? 海外のライセンシーとの戦略・戦術支援においては、相手幹部への提案や合意形成が不可欠です。従来以上にスピード感を持ってプロジェクトを推進するためには、打ち合わせや説明の際、相手の視点に立った伝え方や構成、納得感のある提案が求められます。しかし、現状ではまだ十分なレベルに達していないと感じています。今後は、提案前に状況や情報を丁寧に整理・分解し、各階層の視点からMECEを意識した構造的な課題抽出を徹底することで、「◯◯があるから難しい」といった反応を未然に防ぎ、建設的な議論を促進させていきたいです。 相手理解はどうする? また、相手の立場や関心に即した課題設定と解決案の提示を心がけることで、こちらからの一方的な押し付けと誤解されず、相手が自ら動き出すような関係性を築く必要があります。そのためにも、日常的に自分の考えを客観的に見直し、3つの視を磨くことが大切だと感じています。特に、構造分解や要素分解については、理解しているつもりにならないよう、書き出して可視化する習慣を徹底し、論点や論理の整理を強化したいと考えています。 対話の進め方は? 業務を進める中で、相手の考えが固まっており、最初からこちらの話を受け入れようとしない場面に出会うことが多いです。そうした状況でどのようにすれば建設的な打ち合わせや対話が可能になるのか、相手の前提や価値観に寄り添いながら、自分の伝えたいポイントをどのように工夫して伝えるべきか、他の受講生の経験や考えを共有し、議論を深めたいと考えています。

戦略思考入門

時間を最大限に活かす秘訣を学ぶ

優先順位はどう決める? 限りある資源、特に時間をどのように活用するかを考える際には、優先順位を定めて取捨選択を行うことの重要性を再認識しました。これは常に上司からも指摘されることであり、またその上司もさらに上から同じことを指摘されています。「言うは易し行うは難し」と感じる瞬間です。実践演習でも、重要な要素を感じ取ることはできても、実際に各社へのアプローチ方法を考える際にどの切り口が効果的かを考えるのは難しかったです。動画学習で「効用が最大化するポイントを見つける」「重視するスタンスを考える」と説明があったように、模範解答を追求するだけでなく、まずは切り口を決めて考えてみて、そこから修正を繰り返す「トライ&エラー」の方が良いのではないかと感じました。 研修企画はどう活かす? この学びを研修体系の企画業務に活用したいと思います。研修企画では、教育目的、内容、コスト、運用方法など、さまざまな要素があります。事業や職種、拠点によって考え方や優先事項が異なるため、どこを落としどころにするかを考える際に活用できると感じました。例えば、事業別に検討する際、「教育目的・内容・コスト・運用方法」の要素ごとに各事業が何を優先するかをまとめ、全体最適となる案を導き出すことができるのではと考えます。しかし、事業によって考え方が正反対になる場合もあるため、一つの解に限定せず、複数の解決策を模索することも重要だと感じました。 企画はどう進める? 企画を検討する際には、懸念される要素を漏れなく抜き出し、要素ごとに整理する必要があります。まとめた情報をもとに、全体に共通する優先度の高い要素を軸に施策を考えていきます。一方で、優先する要素がまとまらない場合もあるため、検討の際には「妥協できるポイント」を整理することも重要です。譲れない点と、重要だが柔軟に考えられる点を整理しておけば、解が一つにまとまらなくても、より絞り込んだ選択が可能になります。

クリティカルシンキング入門

データの切り口を見直して発見した新たな視点

切り口を考える意義とは? 分解する前に切り口を考えることの重要性を再認識しました。切り口を考える際には、仮説を持って臨むことが大切だということを学びました。 データ分析に仮説は必要? 今回の講義の演習には、「切り口を考える」場面が多く含まれていました。これはデータ分析を行う際、多様な視点が必要であることを示しています。そして、「切り口を考える」ためには、現時点での仮説を持つことが重要だと感じました。過去にデータを分析しようとした経験があり、当初はデータの傾向を捉えようとしていましたが、進捗が思わしくありませんでした。しかし、過去の経験から推測を立て、それに基づいてデータを精査すると傾向が見えてきました。この経験は、今回学んだ内容そのものであると改めて感じました。 正誤判断で新たな発見を? 仮説を持ち、切り口を考えてデータを見ることで、自分の仮説の正誤を判断するだけでなく、仮説が誤っていた場合でも、その仮説と実際の結果を比較検討できます。これにより、新たな解釈や仮説が生まれ、データに対する理解が深まるのです。 業務への具体的な応用は? このアプローチは、ソフトウェアの期限切れ対応のコスト分析や障害発生時のデータ分析など、直接的な業務にも応用できます。また、プロジェクト立ち上げ時には、コスト評価や対応内容の妥当性を説明する資料の作成が必要ですが、その際には票だけでなくグラフも加えて分かりやすくしたいと考えています。 仮説を立てることの効果とは? これまで、コスト分析というと、ただ数字をマトリックスやグラフにまとめるだけでしたが、それは単なる事実の整理に過ぎませんでした。今後はデータを整理・解析する前に目的を明確にし、その目的と過去の経験から仮説を立て、その仮説に応じた切り口でデータを整理していきたいと考えています。これにより、わかりやすい資料作成だけでなく、コストダウンの端緒を見つけることができるかもしれません。

クリティカルシンキング入門

具体例で説く!論理のピラミッド

具体例は何が必要? 今回の課題では、「英会話スクールに通うべきか迷っている友人に、自分が通ったスクールを推薦する」というテーマが提示されました。その際、単に「講師が良い」「生徒が良い」といった抽象的な評価を並べるだけでは、説得力に欠けることに気づかされました。相手が求めるのは、もっと具体的な判断材料であるため、理由を階層構造で整理し、具体例を示す必要があると学びました。 ピラミッドはなぜ重要? この課題を通して、私は「ピラミッドストラクチャー」という思考法の重要性を実感しました。結論を最初に提示し、その後に具体的な理由や根拠を階層的に整理するこの方法は、相手にとって非常に分かりやすく、説得力のある説明が可能となります。具体例として、中心の問い「英会話スクールに通うべきか?」を軸に、「講師の質」や「生徒の質」といった中項目を設け、それぞれに「経験が豊富」「教え方が上手い」「意欲が高い」「多様性がある」といった具体的な基準を積み上げることで、論理の骨格が明確になることを実感しました。 実務への活用法は? さらに、ピラミッドストラクチャーは資料作成やプレゼンテーションにおいても非常に有用です。家庭用酒類の営業を担当する私の日常業務では、取引先への提案や社内報告が多く、結論とその根拠を明確に示すことが求められます。この手法を用いれば、「結論→理由→具体例」という構成を徹底することで、要点を迅速かつ分かりやすく伝えることができ、商談や会議、提案書の作成において大きな効果を発揮します。 得たスキルはどれ? 今回の学びからは、「論理的に理由を整理する力」「相手の視点で考える力」「具体例を挙げて説得力を高める技術」の3つの重要なスキルを体得できたと感じています。今後は、このピラミッドストラクチャーの考え方を業務や日常のコミュニケーションに積極的に取り入れ、より効果的な提案や報告を行い、信頼の構築につなげていきたいと考えています。

戦略思考入門

事業経済性の本質を捉えた学びの実践

事業経済性を深めるには? 事業経済性について、規模の経済性、習熟効果、範囲の経済性それぞれの角度から理解を深めることができました。これまで学習してきた各種のフレームワークと同様、言葉だけが独り歩きしないよう、きちんと本質を捉え、事業分析に当てはめることが重要だと感じました。また、ケースに応じて意味のないことを見極め、捨てるという判断をすることで情報を整理していくことも大切です。 周囲の変化にどう対応する? 以下に、動画内でのまとめが役立ちそうだったのでメモしておきます。 1. 実際に自分で手を動かして試してみる 2. 時代やビジネス環境変化の影響を考慮する 3. 指数関数的に急激な環境変化が起こる時代である 自動車に関連する複数の事業会社を管理する立場にあるため、規模の経済性やシナジー効果、範囲の経済性は非常に重要な視点です。 値決めにどう取り組むか? サプリや化粧品は価格が高い方が逆に売れることがあるというのはとても納得がいきました。高級車を主に手掛ける洗車事業においても、値決めには苦労しています。創業当初は一般的な相場観でスタートしましたが、現在の物価やブランディング的にそぐわなくなってきており、事業経済性を考慮して値上げが必須となっています。しかし、長く務めるスタッフの値上げに対する理解が追い付かないため、小さな会社では現場スタッフの意見も無視するわけにはいかず、時間をかけて意見の擦り合わせを行っています。 客観的視点をどう維持する? 総合演習でも取り上げられていましたが、定性的な判断や慣習・慣例、伝統などに固執するのは人としての常なのだと考えるようにしています。そのため、日常に埋もれてしまわないよう、客観的な事実と定量的な評価、データをもって自社の現在地や状況を定期的に把握する必要があります。全社の経営企画に携わる私は、すべてにおいてやや批判的・批評的な立ち位置でいることがちょうど良いと考えています。

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