デザイン思考入門

デザイン思考で見える未来

デザイン思考の真意は? デザイン思考の基礎を学んだことで、これは始まりに過ぎず、奥深さを実感しました。アイデアはただ待つものではなく、フレームを活用して導き出すことが印象に残りました。また、自分の考えに固執せず、他者の意見を聞くことの大切さを再認識し、さまざまな視点や考え、意思があることに驚かされました。さらに、数多くのツールを学びましたが、漫然と使うのではなく、各ツールから何を得たいのかを明確にしながら活用することが重要だと感じました。各ステップの終わりは、突き詰めた結果がコミュニケーションに繋がったタイミングで終了するという点も印象に残りました。 販促戦略の行方は? 本業の販促支援では、デザイン思考をより意識して取り入れることで、企画がより受け入れられるのではないかと考えています。これは、自分自身のためではなく、クライアントのために活用するという考え方に基づいています。同時に、業務改善やチームビルディングにおいても、共に働く仲間との共感がなければ良いチームワークは生まれないと実感しており、こちらの分野でもデザイン思考を活用する予定です。 評価指標は何を? 販促支援に関しては、コンペ案件を通して受注状況や、業務終了時の評価を指標とします。具体的には、受注で5点、良い評価が得られた場合に3点、アンケート数などのKPIが目標を上回れば2点という10点満点の指標を用います。また、企画段階では幅広い視野を持ち、デザイナーと意見を交わしながらデザイン思考を実践していきます。 効率化の進め方は? 業務改善とチームビルディングでは、業務効率化の指標として残業時間の削減を目指します。チーム全体で会社が求める削減時間に取り組むとともに、メンバーの希望や責任感、働き方に関するヒアリングを通じて共感を得ながら、課題を見つけ出し、アイデアを出していく方針です。不完全な部分は実行後に見直し、成功した事例を積み重ねていく予定です。 副業戦略の秘訣は? 副業でのコンサル活動においては、本講座で学んだ内容と実践を組み合わせ、自分自身のコンテンツとして確立させることを目指します。まずはデザイン思考を実践し、成功パターンを整理してノウハウ化し、それを基にミニマムコンテンツを作成。その上で、複数の事例を集約し、デザイン思考の基本プロセスに乗せたセミナーコンテンツとして発展させていく計画です。参加者の意見を取り入れながら、自身のコンテンツを継続的にブラッシュアップしていきます。

データ・アナリティクス入門

ビジネス分析で得た新たな気づきと学び

分析はどう進める? 演習を通じて、実際のビジネスにおける分析思考を実践することができました。目的を明確にした分析や比較対象の明示、仮説を網羅的に洗い出し、可能性の高いものを検証していくプロセスを学びました。また、数値のばらつきを意識し、代表値に惑わされず、データの適切な見せ方についても考えることができました。 割合の見方は? 実数と割合の両方を把握することの重要性を理解しました。変化が現れる割合の内訳や、それが分析に値するかどうかを見極めることが求められますが、そこに対応が不十分な点に気付きました。無視してもよい場合は早めに切り捨てることで、分析の効率化につながることを学びました。 実績はどう比べる? 実績を比較する際には、既存データの見え方に惑わされないようにし、元データをしっかり把握することが重要です。逆に社内での説明時には、平均や代表値を用いつつ、その根拠となるデータもグラフで示し、データの精度を納得させるように努めたいと思います。平均、中央値、最頻値のどれを用いるか、慎重に考える必要があります。 不要データは除く? 効率化のために、不要な情報を最初に除外する判断が求められます。データの予測精度を上げるために複数の方法を試し、正確性に欠けるものを排除することが必要です。具体的には、当年実績予測を立てる際に、どの予測方法を採用するかを検討します。いくつかの手法を出し、例年の傾向を踏まえて選ぶといった作業が重要です。 課題は何でしょう? 分析における「比較」「目的」「課題」を明確にし続けることが重要であり、学びやインプットの時間を意識的に捻出することを続けたいと思います。特にExcelの実践スキルを高めることが課題であり、データ分析の本質や考え方についての理解を深めることができましたが、実践がまだ不足しています。業務の中でも学びの時間を作り、スキルを磨いていかなければなりません。 効率はどう上げる? データ分析を行う中で、「もっと効率的に行う方法や関数があるだろう」と感じながらも、業務の中では時間がとれないことがあります。学びの時間を構築し、最初は大変でも一度挑戦することが重要です。それを繰り返すことで、最終的な作業の効率化や精度の向上につながります。 多角的視点は? 最後のライブ講義で提示されたクリティカルシンキングのポイントを忘れずに意識しておきたいと思います。多面的に考えることを意識し、様々な人と話し、インプットを続けることが大切です。

戦略思考入門

伸ばす・残す・捨てる業務判断術

業務廃止は難しい? 業務の追加は容易であっても、既存の業務を廃止するのは非常に難しいと実感しています。業務の目的や効果を再確認し、ただの惰性や習慣で行われていると判断できれば廃止は可能ですが、一定の効果が見込める業務の場合、万が一のトラブル発生時に説明できる根拠と覚悟が求められます。特にお客様対応を廃止する場合、業績低下というリスクも抱えるため、一層慎重になる必要があります。 定量基準の導入は? 今回学んだことは、「伸ばす」「残す」「捨てる」を判断する基準を、できるだけ定量的に設定する重要性です。営業活動であれば投資対効果(ROI)が評価指標となる一方、スタッフ業務においては、時間あたりのアウトプット(業務の重要度、処理量、資料作成量、効果など)に換算して判断することが望ましいと感じました。もちろん定性的な判断も必要ですが、基本的には定量的な基準をできるだけ活用し、有限なリソースから最大のアウトプットを引き出す視点が、不要な業務の廃止に繋がると考えています。 リスク軽減策は? 一方で、廃止によるリスクを最小限に抑えるためには、代替策があることや、最終的に相手にメリットがあることを十分に説明する必要があります。もし相手に直接のメリットが感じられない場合であっても、必要な時の対応策について事前にしっかりと説明し、ケアを怠らないことが重要だと思います。 保険運用を見直す? また、外貨建保険の資産運用においては、ALMの観点から各保険商品ごとに、買い入れる資産の種類や期間を設定し、保険販売に応じた資産の買い入れが行われています。現在は比較的頻繁に買い入れが実施され、丁寧な対応がなされているものの、販売量の少ない保険商品に関しては、頻繁な買い入れを行わずに集約や頻度の低減など省力化が進められていると感じます。今回の学びを活かし、さらに買い入れ頻度の引き下げや保険商品ごとの買い入れ集約を検討することが可能だと思います。その際には、買い入れを省力化する場合のリスク―例えば金利リスク量(買入金額と単位当たりの金利変動リスクの積)など―を定量的に算出し、どれだけ頻度を削減しても安全かを判断する基準を設けることが有効です。あわせて、事前に関連部署へ説明し、合意形成を図ることが重要だと考えます。 反発対応の具体例は? 最後に、業務の廃止に伴い、関連部署から反発が生じた事例について、どのように説明し対処されたのか、具体的な事例があれば教えていただけますと幸いです。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

柔軟な指導で組織を動かす秘訣

リーダーは何を意識? 人や組織を動かすためには、組織全体の仕組みと個人の取り組みという二つの柱が必要だと実感しました。一人の努力だけで人を動かすことは不可能であり、「自分が頑張れば人が動く」という考えは傲慢になりかねません。リーダーシップを発揮する際は、組織の仕組みを十分に理解し、周囲に依存しすぎないように心がける必要があると感じています。 どう使い分ける? また、パス・ゴール理論においては、リーダーはその時々の状況や環境、メンバーの適合性に応じた行動を取らなければならないと学びました。指示型、支援型、参加型、達成思考型といった行動タイプはあくまで参考にとどめ、状況に合わせて柔軟に使い分けることが大切です。一つのタイプに執着せず、適宜ミックスして対応することで、リーダーシップの効果を最大限に引き出すことができると考えています。 状況はどう評価? そのためには、まず自分自身が状況を的確に把握することが求められます。自分がどんな仕事を行っているのか、そしてメンバーそれぞれの特性や理解度、達成度を定期的に振り返ることが必要です。雑談を含めた日々のコミュニケーションを通じ、相手の状況をしっかりと確認し、会話のキャッチボールを意識するようにしています。 振り返りのポイントは? もし、進捗が悪いメンバーや報連相が不足しているメンバー、ミスが目立つメンバーがいた場合は、まず自らのリーダー行動が適切であったか、またそのメンバーの状況を正しく把握できていたかを振り返るようにしています。 適正な対応は? たとえば、経験はあるがこだわりが強いために抜け漏れが見られるメンバーには、参加型のアプローチで自立性を尊重しつつも、明確にできていない点については感情を抑えて指示型の対応を行うよう心がけています。一方、経験が浅くやる気が感じられないメンバーには、まずは指示型の行動をベースに、できることを増やし自信を持ってもらうためのフォローを実施しています。間違いを恐れずに成長できる環境づくりを意識し、出来るようになればさらに良くなるという前向きなフィードバックを心がけています。 環境整備はどうする? また、環境要因を把握するためには、担当しているプロジェクトの背景や位置づけ、クライアントの特性を整理し、どのメンバーにも分かりやすい言葉で説明できるよう努めています。これにより、全員が同じ理解のもとで動けるような環境作りを目指しています。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

部下を活かす!エンパワーメントの実践術

部下の権限は機能してる? これまで、エンパワーメントについて書籍などで学び、実践してきましたが、今回の学びを通じてもっと丁寧に取り組む必要があることに気づきました。特に反省したのは、部下の権限が時折十分に機能していない可能性を考慮せず、目標やビジョンの意義を押し付けていないか自分を疑う姿勢が不足していた点です。 計画はなぜ苦手? また、計画立てに関しても反省がありました。メンバーと共に目標達成のための計画を立てることが苦手で、目的や方法、スケジュールの確認程度しかできていなかったことを振り返りました。この根底には、「わからなければ聞いてくるだろう」という考えがありましたが、実際には聞きにくいと感じるメンバーもいるかもしれません。また、業務量が多すぎてスケジュールに無理があると感じながらも、それを伝えられない場合もあるでしょう。さらに、最終的な成果物のイメージが異なる場合もあると考えました。 今後の改善策は? そのため今後は、以下の点を重視していきたいと考えています。まず、普段から話しやすいコミュニケーションを心がけ、メンバーの性格や業務内容の理解を深めること。そして、6W1Hに基づいて計画立案や目標設定の漏れをチェックし、質疑応答を通じて相手の理解度を把握し、本音を察知することです。 目標共有はどう? 普段からメンバーに仕事やポジションを割り振る機会が多いため、まずは目標を共有する時間をしっかりと取ることが重要です。また、その際のミーティングでは、相手が考え自ら話す時間を8割に設定しようと思います。普段のコミュニケーションも非常に重要で、私自身フレンドリーな対話を心がけていますが、人見知りがちな部分もあり、ランチや会食に誘うことが難しいこともあります。それでも、非公式な場での会話が打ち解けやすい面を持つと意識し、勇気を持って始めようとしています。 頭合わせの意味は? 仕事を割り振る際には必ず「頭合わせミーティング」を設定し、目標設定や計画立案がしっかりと行われるよう心掛けます。また、この際は押し付けとならないよう、壁打ち役に徹することも大切です。 実行ステップはどう? さらに、エンパワーメントの考え方については、同じ事業部内のミドルマネージャー陣と勉強会を繰り返し行ってきましたが、未だ扱えていなかった「具体的なエンパワーメントの実行ステップ」や「目標設定、計画立案のポイント」を1か月以内に学ぶ場を設けようと考えています。

データ・アナリティクス入門

論理で解く!現場課題の4ステップ

問題解決の手順は? 「問題解決の4ステップ」と「ロジックツリーを使った分解思考」が今週の学びの中で特に印象に残りました。まず「問題解決の4ステップ」では、「何が問題か?(What)」を明確にし、「どこに問題があるか?(Where)」でその範囲を絞り込みます。さらに、「なぜ起きているのか?(Why)」で原因を深堀りし、「どうするか?(How)」で具体的な対策を検討する流れを学びました。このフレームワークを用いることで、感覚や経験だけに頼らず、論理的に課題を捉えられると実感しました。 ロジックの整理は? また、ロジックツリーの手法では「モレなく・ダブリなく(MECE)」を意識しながら、問題やテーマを枝分かれさせ、整理する方法が紹介されました。例えば、現場で発生する遅延という問題に対して「人」「資材」「天候」などのカテゴリーに分解し、それぞれを詳細に検討することで、原因の見落としを防ぐことが可能となります。さらに、各要素を深掘りすることで、より具体的な解決策に結び付けられる点が非常に実践的だと感じました。 再現性は保たれる? これらの思考法を現場の課題整理に活用することで、感覚や経験に頼らず、再現性のある改善が実現できると考えています。たとえば、工期が予定よりも遅れている場合には、まず「What:何が問題か?」で遅延の事実を明確にし、「Where:どこに問題があるか?」で特定の工程に絞ります。そして、「Why:なぜ起きているのか?」で人員不足や資材納品の遅れ、天候の影響など原因をロジックツリーで分解し、それぞれに対して「How:どうするか?」の具体策を検討します。 トラブル対応は? 実際に現場で問題やトラブルが発生した際には、まず「何が問題か?」を関係者と共有し、事実を明確にします。その上で、問題のある工程や範囲を「どこに問題があるか?」の観点から洗い出し、ロジックツリーを活用して「なぜ起きているか?」を検証します。原因が複数考えられる場合には、MECEを意識して整理し、各要素に対して「どう対応するか?」という具体策を検討することが重要です。 習慣化は可能? 今後は、毎日の朝礼後など短いミーティングを通してこの4ステップを活用し、現場の問題を見える化・言語化する習慣を身につけたいと考えています。個人としても、業務日報にこのフレームワークを取り入れることで、思考力と実践力をさらに高めていきたいと思います。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

状況に合わせたリーダーの挑戦

部下評価の背景は? これまでは、部下のスキルや経験、自立性といった適合要因のみに着目し、一人ひとりを固定的に捉えていました。業務の難易度や新規性にかかわらず、ある種の型に当てはめていたため、パス・ゴール理論についても十分に理解できていなかったと感じています。 リーダーの柔軟性は? 同じメンバーに対しても、状況―環境要因と適合要因―に応じてリーダーとしての行動を柔軟に使い分ける必要があることを実感しました。状況によっては、異なるスタイルを組み合わせることが有効であると学んだのです。過去には、異動や担当変更、組織・チームの変化により急に仕事がうまく進まなくなった経験があります。当時は知識や経験の不足が原因だと捉えていましたが、今回の学びを通じ、リーダーの関わり方が結果に大きく影響する要因であると改めて気づかされました。 経験不足はどう? 現在の担当業務はルーティンワークがなく、チーム全員が初めて取り組む内容のため、試行錯誤を前提とした協働が求められます。振り返ってみると、指示型、支援型、参加型の振る舞いが多く、その中でも参加型が最も多かったと感じています。 期待効果は何? 今回学んだことを踏まえ、期待したい効果は以下の通りです。まず参加型については、チーム内に年上のベテランが多く、各自が豊富な社会人経験を持っています。意思決定の過程で各人の意見を出し合う場を設けることで、チームとしての納得感と主体性の向上を狙います。支援型に関しては、基本的に自立して仕事を進められる中堅メンバーに対し、必要に応じて障害の除去や軌道修正などのサポートを行い、今後の成長を促進させたいと考えています。そして指示型は、ほぼ新入社員に近い位置づけの年下の若手に対し、小さな成功体験を積めるよう具体的な指示を心がけ、自信をもってアウトプットできる土台づくりをサポートするものです。 環境と適合の関係は? また、Q3の割り振りにあたっては環境要因を一定とし、主に個々の適合要因を基に検討しました。場合によっては環境要因も加味し、リーダーとしての行動を変える必要があるかどうかを見極めています。 自分らしさはどう? 行動を変える際には、本来の自分らしさを大切にする一方で、状況に応じて『演じる』意識を持つことも重要だと感じました。今回のワークを通じ、職位が上がるにつれて場面に応じた振る舞いがより求められると実感しています。

クリティカルシンキング入門

本質に迫る!自問自答で見つけた答え

自問自答の価値は? 物事を考える際に、目先のことから手を付けるだけでは本質にたどり着けず、迷走してしまうことがあります。しかし、「何をしたい?なぜしたい?本当に?」と自問自答を繰り返すことで、本質が見えてくることがあります。このようにして、本当に必要なものを見つけることができます。 多角的な視点の重要性とは? また、自分の思考には偏りがあることを自覚することが重要です。経験や現職場の影響で視点が偏り、答えが浅くなりがちです。そのため、色々な視点や視座から物事を考える必要があります。例えば、自分・他人・社会・若者・年寄・男性・女性・外国人・障碍者など、多くの視点があります。多くのことに着目することで、新たな発想や気づき、リスクを知ることができます。 もう一人の自分を育てるには? 偏りを無くすためには、もう一人の自分を育てる必要があります。このもう一人の自分とは、「その答えで本当に良いのか?」「本当にそれがやりたいことなのか?」などを問い続ける存在です。結論を出す際に、十分に考えたかどうかや、考えが適切だったのかを確認するために必要です。 クリティカルシンキングの効果は? 職場で意見が分かれたり、目的が明確でない場合、クリティカルシンキングを用いたディスカッションが非常に効果的です。自分や他者の意見をディスカッションすることで、本当の目的や問題点、思考の偏りなどが明らかになります。見えてきたことを自分目線・他者目線・もの目線で深堀りすることで、より良い解決に繋がります。このようなディスカッションは、目的の整理、手法の選択、共通認識のすり合わせなど、さまざまな効果を期待できます。また、学習の面でも非常に効果的です。視野が狭い同僚や部下、自分自身も含め、繰り返し教え合うことで偏った見方を回避し、お互いに成長できます。これにより、業務の効率化や高品質化に繋がると考えます。 目的を考えることの意義は? 仕事や遊びなど、何事にも目的を考えることが重要です。自身だけでなく、関係者とディスカッションすることで目的を明確にできます。 三つの視を意識する意義は? 「自分・他人・もの」の三つの視を常に意識し、あらゆる角度から物事を考えることが求められます。頭で考えるだけでなく、他者に伝えるアウトプットトレーニングを行い、フィードバックをもらうことで更に視点を増やし、もう一人の自分を成長させることができます。

データ・アナリティクス入門

比較が拓くデータの新常識

データ比較はどう進める? 分析の基本原則は「比較」であり、まずはデータを比較する目的に立ち返ることが大切だと感じました。データ収集の前に仮説を設定し、その仮説を検証していくプロセスの中で、データをどのように加工して示すかという点が今回の学びのポイントでした。加工の視点としては、大きく代表値と散らばりの2つに分けられ、代表値には単純平均、加重平均、幾何平均、中央値があること、そして散らばりについては標準偏差で表現されることを学びました。 外れ値の対応はどうする? 今までは単純平均しか扱ったことがなく、重みを考慮した平均やべき乗を利用した手法は初めて触れる内容でした。また、平均値だけでは捉えきれない外れ値に対しては中央値を用いることで対応する方法がある点も新鮮でした。標準偏差については、なぜルートがつくのかという計算過程が理解でき、正規分布の場合にデータの約95%が±2個分の範囲に収まるという納得感を得ることができました。これまで平均を取るだけで思考が止まってしまっていた部分を、散らばりの視点からデータ活用の具体的なイメージに結び付けることができました。 移住データで何が見える? また、人口減少対策において活用される移住者データを分析することへの関心が高まりました。各市町村の移住者データを様々な属性で分析し、特に年齢や家族構成の散らばりを調べることで、どの施策に注力すべきかを推測するひとつの手法となり得ると感じています。現状、移住促進施策はUターン促進とIターン促進の大別がなされており、例えばUターンでは地元を想う集まりの取り組みを強化し、Iターンではボランティアや副業などにより継続的な関わりを持つ関係人口への支援を強化するという方針です。こうした大まかな区分に加え、より具体的な属性の分析が進むことで、移住理由を数値的に捉え、具体的な施策検討に役立てることができそうです。 今後の分析計画は? 今後は、所管部署に対して詳細な個別データの入手が可能かどうか問い合わせる予定です。データが手に入れば、エクセルを用いた分析に取り組みたいと思っています。特に県全体と沿岸地域の違いを明らかにすることで、一緒に施策を進める市町村の担当者や移住コーディネーターの方々の取り組みにも影響を与えられるのではないかと感じています。5月20日(火)に、所管部署の担当者が意見交換に来訪する予定のため、その際にデータ入手の依頼を進めるつもりです。

データ・アナリティクス入門

比較で見える、成長の瞬間

分析の基本は? 分析の本質は「比較」にあります。まず、分析は①プロセス、②視点、③アプローチの3つの軸で進めることが基本です。プロセスは大きく4つのSTEPに分かれます。まず目的や問いを明確にし、その問いに対する仮説を立てます。次に、既にあるデータや新たに収集する情報(見る、聞く、行う)を活用してデータを集め、最後に分析によって仮説やストーリーを検証していきます。データ収集時は、サンプリングバイアスや設問設計の影響に注意し、適切なA/Bテストの実施も視野に入れます。 重要視点は何? 次に、分析を行う際に重要な視点は5点あります。まず、インパクト:どの程度の影響があるかを把握し、優先順位をつけること。次に、ギャップ:比較対象や軸を明確にし、どの部分が異なるのかを確認すること。さらに、トレンド:時間の経過による変化の傾向を把握し、異常な部分を見つけること。加えて、ばらつき:全体の分布がどれだけ偏っているかを平均値や中央値などで見ること。そしてパターン:全体や変曲点から法則性を読み取ることが大切です。 グラフの工夫は? また、アプローチとしては、グラフや数字、数式を用いてデータを視覚化する手順があります。まず仮説と伝えたいメッセージ、次に比較対象を明確にし、どのグラフを使用するかを検討します。一般的な項目の比較では横棒グラフやウォーターフォールチャート、時系列の変化を示す場合は折れ線グラフや縦棒グラフ、構成や分布を表すにはヒストグラムや円グラフ、相関関係を示すには散布図が有効です。横棒グラフは特に多用されますが、加工に手間をかけることでより分かりやすくなります。 日常の見直しは? また、日常の業務や振り返り、目標設定・計画立案において、MECEや層別分解といった手法を使いながら、固定観念や偏った思考を見直し、仮説思考を鍛えることも重視しています。社内では、数字や思い付きだけで次を考えるのではなく、定量・定性データ分析の手法を共有し、分析は「比較」に基づくという前提と、意思決定を目的とするという考えを全員で理解しています。この目線合わせのもと、各種フレームワーク(たとえば3C、クロスSWOT、セグメンテーション/ターゲティング/ポジショニング、4Pなど)を取り入れながら、What/Where/Why/Howのステップを踏んで分かりやすいビジュアル資料を作成し、あるべき姿を説得力ある形で提案できるよう学び続けています。

データ・アナリティクス入門

問題解決力を鍛える!仮説思考の体験談

仮説思考をどう実践する? ライブ授業を通じて仮説思考や問題解決のプロセスを実践した結果、自分がどの部分を理解しておらず、どのような思考のクセがあるかを把握できました。知識や情報が頭に入っていても、実際にそれを使ってみると、自分の理解が甘い部分や、学んだことを目の前の課題にどう適用するかの難しさに気づかされます。したがって、学んだ内容は業務内外で積極的に使ってみることが大切だと感じました。 思考のクセをどう克服する? 特に自分の思考のクセでは、仮説立案の際に目の前のことにとらわれすぎて、要因を広げすぎる傾向があることが分かりました。ライブ授業の課題においても、例えば「8月の売上が昨対80%」という現状を経営者の立場で考える際、一昨年対比では大差がなく、昨年が特需だったのではないか、時系列に見た時期のずれがあり、年間で見れば問題ないのではないか、と考えてしまうことがあります。このような状況では、もともと課題なのか課題ではないのか、という判断が必要になることも学びました。目の前の課題が「8月単月の売上減少」なのか「長期的視点での経営インパクト」なのか、それ以外の課題も考慮し、分析の目的を明確に定義することの重要性を感じました。 データ分析はどう進める? 様々な部署のデータ分析案件においては、まず最初に課題を明確にすることを心がけています。誰にどんなアクションを求めているのかを明確にして取り組むことが大切です。例えば、「商品Aのリピート率が課題で分析したい」という依頼があった場合、新規とリピートを比較し、なぜリピート率を上げたいのかという「なぜなぜ分析」を依頼者と一緒に考えるようにしています。その答えが売上アップだった場合、新規とリピートに分解した際に新規のインパクトが大きい可能性もあることに気づけるようにします。依頼された時点で依頼者が既に課題を分解して要因を特定している場合、特に注意が必要です。分析結果をもとに誰にどのようなアクションを起こしてほしいのか、共通認識を持って進めています。 課題擦り合わせの重要性とは? 事業伴走においても、まず最初に課題の擦り合わせを行います。自身で仮説を広げることはもちろん、「なぜ」を臆せずに聞くことを大事にしています。また、各部門の事業理解が深ければ筋の良い仮説を立案する上で役立つため、各部門の経営会議資料を読み込み、事業の収益構造や現状課題への理解を深めるようにしています。

クリティカルシンキング入門

自己流を見直す気づきの瞬間

なぜ自己流だった? 1か月を振り返ると、これまで自己流で仕事を進めていた自分に気づかされました。講座の中で、自らの行動や考え方を見直す必要性を実感しました。 広い視点が足りない? 実際の演習で、ファストフードチェーンの事例をもとに考察した際、自分に当てはめるだけで他の視点を捉えることができず、十分な多角的アプローチができませんでした。 根拠の曖昧さは? 自分を振り返ると、これまで考えの根拠を明確にせずに行動していたことや、問いを明確にしないまま解決策に着手していたため、説得力に欠け、振り返りや原因分析ができていなかったと感じました。講座で多くの気付きを得たものの、理解したつもりでいた内容をすぐに忘れてしまうことも実感しました。 評価と気づきは? AIコーチングの総評では、自己の行動や思考に対する認識があり、改善の必要性を感じ取っている点を評価されました。また、具体的な行動計画を立て、異なる視点を活用することがさらなる成長につながると示唆されました。 他視点はどう使う? 現時点では、会議中などで即座に自分以外の視点を提示するのは難しいですが、予定がある場合は事前に別の視点も考慮するように努めます。案内作成など時間に余裕がある際には、試案の後に一定の時間を置いて見直すことを実践し、全体的に相手が理解しやすい文章を意識するようにしています。 メールは分かりやすく? また、メールの文章については、主題、根拠、理由を正確に伝え、誤解を生まない表現になっているかを確認してから送信することを心掛けています。現時点では見直しに時間がかかる状況ですが、短時間で効率よく確認できるように改善していきたいと考えています。 会話の脱線はどう? 会話においては、思いつきで本題から逸れることが多く、不要な情報を伝えることで自分の意識がそれるだけでなく、他者にも迷惑をかけていると感じています。そのため、脱線した発言は慎むように努めています。 聞く姿勢は整ってる? 話を聞く際には、つい偏った見方をしていないかを意識し、発言する際は伝えるべき内容が何であるかを明確にして、論理的に組み立てるよう心がけています。文章や資料作成においては、主題、問い、根拠など伝えるべきポイントを整理し、相手にスムーズに理解してもらえるよう努めています。

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