戦略思考入門

IT業界における「範囲の経済」の活用法

経済の言葉をどう活用する? 規模の経済や範囲の経済という言葉は理解していたつもりでしたが、具体的な事例を講義いただくことで、さらに深く理解することができました。IT業界には労働集約的な側面もあり、規模の経済が適用しにくいと感じています。しかし、範囲の経済についてはノウハウや技術の転用が可能であり、IT企業においても適用できると考えるに至りました。 範囲の経済と事業計画の関係は? IT業界は多くの領域をターゲットとし、技術やノウハウの転用を考えながら「範囲の経済」や「範囲の不経済」を常に意識して思索を深めていきたいと思います。 選択と集中の重要性とは? 事業計画を策定する際には、選択と集中が重要だと感じています。成長が鈍化し利益が低下する事業を「捨てる」という選択肢だけでなく、「範囲の経済」を念頭に、技術や経験値、社員のマインドを転用できるかどうかを常に自問していきたいです。「伸ばす」領域においても、将来に備えて転用可能な技術やノウハウを持つことが重要だと考え続けています。 長期的視野での中期計画とは? 3年の中期計画を策定する際には、10年・20年を見据えた事業の検討を意識したいと思います。現在48歳ですが、定年までの残り12年間で、10年・20年・50年と持続可能な会社の礎を築きたいと考えています。10年後には現在の小学校6年生が新入社員として入社する年齢になると思うと、彼らが入社したくなるような会社を作りたいと考えています。 抽象的な行動計画ですが、ご容赦ください。

アカウンティング入門

P/Lから学ぶ!儲けの本質と経営戦略

P/Lの基本はどうなってる? P/Lを読み解こうとする際に、細かなことまで把握しようとしていましたが、売上と5つの利益をざっくり掴むことが重要であると知り、精神的に楽になりました。その理解をスタートにすることで、会社の状態、すなわちどのように儲けたのか(本業かそれ以外か)、何にお金がかかったのか(原価か販管費か、一時的なものか)を把握するのに非常に効果的だと実感しました。 カフェ経費はどう捉える? ミノルさんのカフェ事業を例に考えた時、コーヒー豆の原価や店舗運営にかかる費用はイメージできました。しかし、上質なサービスを提供するために必要な熟練スタッフの人件費まで考えが及びませんでした。贅沢な時間を提供するのか、日常的にリラックスできるひとときを提供するのかによって、雇うスタッフや研修費用が変わることに気づき、これは貴重な学びでした。 来期計画はどう進む? 来期の事業計画を立てるにあたって、今期までの利益構造を理解し、どう進めるべきか考えることに役立てようと思います。原価削減に向けては、何をどれくらい削減すれば効果的かをシミュレーションして把握し、利益を増やすためにどれだけ情報資産を活用すべきか計算し、イメージを持っておきます。 実践のポイントは何? 11月を通して、次の3点を実践します。まず、自社のP/Lを現在から過去10年遡って、売上と5つの利益を比較します。次に、来期の事業計画で削減すべき原価を明確にします。そして、取引先上場企業5社のP/Lを過去3年間遡って比較してみます。

アカウンティング入門

企業財務に秘めた学びの発見

P/LとB/Sはどう見る? 業種によって、P/LおよびB/Sの構造が大きく異なります。売上原価や販管費も、事業が提供する価値に応じて変化します。例えば、ある企業では、従業員が主要な提供価値となるため、人件費が売上原価に含まれています。つまり、どのような資産を保有し、どのような投資を行ったかをB/Sで確認し、その結果P/L上でどれだけのコストがかかり、どれだけの利益が出ているのかを理解することができます。事業内容と財務情報が密接に結びつく点が、非常に興味深いと感じました。 意外な学びはどこ? 自分が関わっている領域ではイメージしやすかったものの、関わりの少ない分野については新たな発見も多く、理解を深める良い機会となりました。AIを活用して主要な事業ごとのビジネスモデルや収益の特徴を整理することで、概念をしっかりと把握できたと感じます。今後は、代表的な企業の財務諸表を実際に見ながら、更なる理解の深化を目指していきたいと思います。 大事な視点は? また、以下のような視点も重要だと考えます。 決算報告は何を示す? まず、第二四半期の決算報告が自社だけでなく他社も発表しているため、これを比較検討することが有意義です。自社のP/Lの変化を、同四半期に実施した施策(提供価値の向上、投資、資産状況など)と照らし合わせて理解を深めることが求められます。 今後の戦略はどうする? 次に、自社の今後のP/L状況を予測し、戦略の変更や追加施策の必要性について検討することが大切だと感じています。

アカウンティング入門

カフェから学ぶP/Lの賢い極意

損益計算書をどう捉える? 損益計算書(P/L)の基本構造や読み方を学び、改めて整理することができました。初めはややこしい印象を受けましたが、シンプルな構造であることが理解でき、すんなり納得できました。 カフェ事例は何を示す? カフェの事例を通して、提供する価値やそれに伴う事業活動が変わると利益構造も変化することを実践的に捉えることができました。売上の増加とコスト削減によって利益を生む方法ですが、どちらの場合も「何を提供価値とするのか」を明確に考えることで、実施すべきことや避けるべきことが見えてきます。そして、その判断はコンセプトや置かれている状況によって変わるということが学びになりました。 自社商品の利益構造は? まず自社商品(飲料)のコンセプトや提供する価値から、どのようなP/L構造になっているかを確認したいと考えています。商品が持つ提供価値やターゲット設定、ビジネスの考え方とP/Lを結びつけ、先に学んだチェーン店の事例のように分析していく予定です。今後の戦略を考える上でも、各ブランドが利益を生む仕組みを理解したうえで、ブランド全体としての事業のP/Lを分解し、読み解くことが重要だと感じました。その成果を組織内で共有する予定です。 販促費は何を左右? 売上増加のために販促費を増やす判断をすることがありますが、結果として利益率が低下する場合も見受けられます。このため、販促費を増やす際の効果の程度や判断基準について、どのように考慮すべきか知りたくなりました。

アカウンティング入門

数字で学ぶ!本気の経営戦略

利益と費用の違いは? カフェのケーススタディを通して、費用がP/Lのどの科目に該当するかや、売上総利益、営業利益、経常利益、税前当期純利益、当期純利益といった5つの利益の違いが明確になりました。 事業準備はどう進む? 事業を始める際は、まずどのようなコンセプトで展開するか、ターゲットとなる顧客を明確にすることが大切です。その上で、どんな準備を行い、どの程度の費用をかけるかというストーリーをしっかり作り込むことが、利益を生み出し事業継続に寄与するという視点を得ました。 価値本質はどう捉える? また、事業の価値の本質を見失わず、同業他社との比較を通じて自分の事業を客観的に把握することの重要性も感じました。これにより、コスト削減などの具体的な改善策を検討する必要性が理解できました。 施設比較はどんな結果? 今後のアプローチとしては、まず複数の施設がある場合、各施設のP/Lを並べて比較し、施設ごとの特徴を把握する方法を取ります。全体的な課題と各施設ごとの課題を抽出し、それぞれに対応するコスト削減案を策定することで、利益改善を目指していきたいと考えています。 どの課題に注目? 具体的には、先月の月次P/Lを確認し、赤字部門の課題を洗い出して対応策を講じるとともに、前年度同月との比較を行い、黒字部門でも利益が低下している理由を分析して改善策を考えました。これらの検討結果を基に、収支改善に向けた次月の行動計画を作成し、メンバーと共有の上、実際に動いていく所存です。

データ・アナリティクス入門

仮説の使い分けが未来を変える

仮説の区別はどう? 仮説の重要性については理解しているつもりでしたが、「結論の仮説」と「問題解決の仮説」を明確に区別して認識していなかったと感じます。結論の仮説とは「何が起きているか」を推測するもので、例えば、当年度の営業利益の予想精度を向上させるためには、今年度の新たな受注高が売上へ変わる金額が重要である、といった考えです。一方、問題解決の仮説は「何をすれば解決するか」を推測するもので、受注高の案件規模や工期の長さから、当年度中に売上へ反映されず翌年度にずれ込む可能性のある案件を抽出する、といった視点で考えます。原因の把握にとどまらず、結論の仮説検証をきちんと行うことが、効果的な問題解決の鍵となります。 検証の進め方は? 業績予想においては、結論の仮説はすでに立てられているため、次は問題解決の仮説検証に取り組む必要があります。検証では、複数の改善策候補の中からインパクトが大きく、実行しやすいものを優先し、検証可能な要素に絞って取り組むことが重要です。また、何をもって「効果あり」と判断するかを事前に決める必要があります。業績予想の精度向上を図るためには、受注から売上への転換、売上拡大、コスト削減、特定事業への注力などさまざまな要素の中から、改善余地が最も大きいものを優先順位を付けて絞り込むことも考えています。特に、当社では案件規模によって納期が大きく異なり、大型案件や工期の長い案件は年度ずれとなる可能性が高いため、その点を踏まえて仮説検証を進めなければなりません。

戦略思考入門

視野広げる!実践で磨く戦略術

戦略の真意は何? 戦略とは、効率よく目的を達成するために何を行い、何を控えるかを選択することですが、現状では日々の業務をただ繰り返すだけになっており、広い視野で全体を見据えた判断や、長期的な視点に基づいた判断ができていないと感じています。 講座のポイントは? 今回の戦略思考入門の講座では、ビジネスフレームワーク、基本戦略、事業経済性などについて学びました。単に各理論を知っているだけでは十分な戦略には結びつかないため、自分の業務に具体的な状況として適用できるよう、理論の考え方を深化させたいと思います。 売場戦略はどう? また、売場作りにおいては、POSデータに現れる数字だけでなく、その背景にある顧客の状況や自社の状態も重視し、自店舗の戦略に生かしていきたいと考えています。従来は、売れている商品=お客様に支持される商品という結論に至っていましたが、この方法では現状のニーズは把握できるものの、長期的には同じ手法に固執して停滞する恐れがあると同時に、会社全体の経済性も十分に考慮されていませんでした。 地域経営の今後は? 今後は、より広い視野で地域社会にとって必要とされる店舗運営や、会社全体の利益向上に寄与する戦略を構築していくことが重要だと認識しています。自店舗や地域の状況をフレームワークを用いて分析し、その結果を基に各行動に反映させることで、POSデータの数値も長期的な視点や地域のお客様、会社全体の利益につながるかという観点で再評価して取り組んでいきたいです。

アカウンティング入門

数字で切り拓く経営の未来

利益の種類は何? 利益には大きく分けて、営業利益、経常利益、当期純利益の3種類があり、売上総利益も押さえておくとよいという点は基本中の基本です。 P/Lの全体像は? P/L(損益計算書)を読むときは、大きな数字―売上高、営業利益、経常利益、当期純利益―を軸にして、全体の概況を掴むことがポイントです。また、分析は比較や対比を行うことで、傾向の変化や相違点を見つけ出す方法が有効です。 異なるP/Lの違いは? さらに、異なるP/Lを比較することで、その構造の違いを確認できます。例えば、業種によっては収益向上の度合いが大きく異なり、業界ごとの特徴が浮き彫りになることもあります。 事業計画の評価は? 事業計画においては、企業コンセプトに沿った施策が展開されているか、投入費用が適正かを総合的に判断する必要があります。効果を上げるためには、アウトプットを増やすか費用を削減するどちらかを選ぶかといった視点も大切です。同業他社のP/Lと比較・対比することで、傾向の相違点を見つけ、新たなアイデアや施策を模索する取り組みも求められます。 皆様の意見は? なお、今回の設問2「原価比率の高い理由」では、個人的な思い込みから適正とは言えない回答をしてしまいました。そこで、皆様はどのように回答されたのか、また、直接利益に結びつかない仕事の性質上、この講習内容をどのように自身の業務に定着させていこうと考えているのか、ぜひ意見交換できればと思います。

アカウンティング入門

数字の裏側で輝く経営戦略

利益の意味を探る? 利益という観点から考察する際に、5つの側面それぞれが持つ意味や違いについて理解を深めることができました。単に売上や費用といった数値を追うのではなく、顧客にどのような価値を提供しているかを分析する重要性を改めて実感しました。 数字で見える特徴? また、利益を軸としてその根底にある数字から事業の特徴を捉える方法は、非常に興味深いものでした。各数値の妥当性を検証するために、同業他社との比較を通じた客観的な視点が大切であると感じました。自社での状況と照らし合わせながら、数値の背後にある意味を具体的に想像することが、経営判断において重要なプロセスだと学びました。 環境要因で差が出る? さらに、顧客から実際にお金を支払ってもらえる基盤として、立地などの環境要因が果たす役割にも気付かされました。例えば、ある業態においては、単に基本的な品質や高級感を提供するだけでなく、特定の差別化要因を取り入れることで、付加価値を高めることが利益向上に繋がることが印象に残りました。 価格設定はどうすべき? また、売価設定の難しさについても考えさせられました。利益管理の観点から、どのような価格設定が適切なのか、その根拠となる数値をどのように仮定し、検証するのかが経営の一大課題であると感じました。さらに、業績連動型の制度を取り入れている企業において、どの指標を業績評価に用いるのか、そしてその理由を明確にすることで、組織全体の意識改革にもつながると考えています。

アカウンティング入門

資金計画とB/Sで描く未来への道筋

貸借対照表とは何か? 貸借対照表(B/S)について学びました。B/Sは左右に分かれており、左側が資産の部、右側が負債の部です。この両者は必ず一致してバランスしています。資産には流動資産と固定資産があり、負債には流動負債と固定負債があります。それぞれを区別するポイントは、1年以内に現金化または返済されるかどうかです。 事業資金の準備はどう進める? 次に、事業開始にあたって必要となる資金の準備について考えました。具体的にどのくらいの資金が必要なのかイメージし、その資金を自己資金で賄えるのか、それとも借入が必要なのかを判断します。また、借金することのリスクや、無借金経営の可能性についても考察しました。 B/S分析から何が見える? 自社のB/S確認と分析も行ってみました。様々な業種や会社のB/Sを確認することは有益で、特に流動資産、固定資産、流動負債、固定負債に実務でどう当たるのかを具体的に考えることが重要です。例えば、支社のリフォーム費用や備品の購入はどの項目に該当するのかを検討しました。また、自社の無形固定資産であるソフトウェア製品が利益を生む仕組みにも関心を持ちました。 公開情報から何を学ぶ? 自社の財務諸表はすべて公開されているわけではありませんが、過去に開示された情報を確認しました。これにより、公開された情報や金額がB/Sのどの項目に該当するのかを分析しました。役員に確認し、過去分で開示可能な決算書があるかどうかを調査することも行いました。

戦略思考入門

選択と集中が生む、企業変革の鍵

慣例を捨てる意識を再確認 事業や業務において「捨てる」ことは、「慣例」や「定型」に拘らないことだと意識していましたが、今回の学習を通じて無意識のうちに「慣例」や「定型」に捉われていたと気づかされました。個人で「捨てる」ことは容易ですが、組織として「捨てる」ことは意識的に取り組む必要があり、論理的なストーリーを立てて進める必要があると再認識しました。「ムダじゃない?」や「意味はない」では他の社員は納得してくれず、腹に落ちないことを肝に銘じておきたいと思います。 プロジェクトへの想いと捨てる決断 IT業界では参画したプロジェクトに長期間携わることが多く、顧客やプロジェクトに対する想いが強くなりがちです。事業領域を選択と集中(捨てる)する際には、参画メンバーの心情も考慮する必要がありますが、メンバーの意識や想いを重視することはできません。トレードオフを念頭に置きながら、検討・計画・実行していきたいと思います。また、客観的な判断を行うために数値をベースにして取り組んでいく必要があります。 トレードオフの検討にどう向き合う? トレードオフを検討するにあたり、売上高や利益、一人当たりの売上高や利益、投下コストなどの生産性指標を把握し、社員にも示せるように準備を進めます。数値をベースに社員の意見も取り入れた上で判断し、上層部への提案を行っていくつもりです。現在、中期計画や短期事業計画の策定に携わっており、事業領域の検討にこれらを取り入れて進めていきます。

アカウンティング入門

価値を見極める購買戦略の秘訣

価値提供の明確化が重要 事業を進める上での目的や価値提供の具体的な内容を明確にし、それを維持するための施策を考えることは重要です。特に高い利益率の追求ばかりに目が行くと、提供する価値を削ることになりかねません。そのため、常に「提供したい価値とは何か」を明確にし、ぶれないように心がけることが求められます。 コスト削減と品質の両立は可能か? 現在、自動車部品の購買担当として、使用する部品や材料のコストをどれだけ抑えられるかが、自社の収益に大きく影響します。しかし、ただ安価なものを追い求めることは、サービスの質の低下につながる可能性があります。安価な調達方法を検討する際には、その選択が提供価値の低下につながっていないかも視点に加えて、慎重に検討する必要があります。 日本製と中国製の選択基準は? 例えば、ある商材において、質の高い日本製の材料と同一素材の廉価版である中国製の材料の適用を検討することがあります。価格面で中国材が有利であっても、『耐久性』やその他製品の品質が損なわれないかどうかを、十分に検討しなければなりません。 提供価値と価格のバランスをどう考える? 顧客に対して提供したい「価値」を明確にすることの重要性に気づき、それを深堀り検討してみます。それに対し、自社目線とサプライヤー目線の双方から考えることが必要です。さらに、自社や関連するサプライヤー、競合他社との価格と価値のバランスを考慮しつつ検討してみることが大切です。

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