リーダーシップ・キャリアビジョン入門

6W1Hで挑む自律成長の道

組織の自律性って? エンパワメントとは、組織が目標を達成するために、各構成員が自律的に行動できる力を引き出すリーダーシップ技術です。目標は明確に示しながらも、遂行方法はメンバーに委ねることで自主性を促進し、同時に最適な環境を整える姿勢が求められます。実践する際には、育成の観点を忘れず、各メンバーの状況を見極めながら適切に支援していくことが大切です。エンパワメントは、目的やビジョンの共有、対象者の把握、適切な業務の割り振り、コーチング、動機付けといったステップで進め、双方向のコミュニケーションを図る必要があります。 目標の共感はどう? 目標を立て共有するプロセスは、リーダーシップ開発の基盤とも言えます。自分自身が目標の意義に納得し、協力するメンバーも共感できることが重要です。日常の業務においても、目標設定がメンバーにとってどれだけ共感を呼び起こしているのかを常に意識する必要があります。 計画の具体性は? また、計画は具体性が鍵となり、6W1H(WHY、WHO、WHEN、WHAT、WHOM、HOW、WHAT IF)をしっかりと整理することが求められます。目的、担当、期限、内容、対象、手法、リスクと対策の各要素が明確であると、計画実行の際に不足や漏れが少なくなります。特にリスク管理は、今後の業務において意識深く取り組む点だと感じました。 実践の工夫はどう? エンパワメントを実践する際のコツは、何よりも余裕を持つことと、相手の状況をよく理解することです。現場で成果を上げている上司を見ると、これらの点をしっかりと実践している印象を受け、今後のマネジメントに活かしていきたいと思いました。 未達原因は何? 来週の半期振り返りミーティングを前に、現状を振り返ると主要活動における半期の営業予算が未達に終わった原因は、具体的な計画が十分に立てられていなかったことにあると感じています。下期に向けては、6W1Hの各項目をより明確にし、業務遂行のための具体的な目標設定とその進捗管理を徹底したいと思います。特に、課の週次ミーティングの運営を任されている立場から、目標をしっかり追いかけながら、適宜メンバーと情報共有をすることが重要だと実感しています。 意見交換はどう? 普段の週次ミーティングなどで、目標達成に向けた取り組みや工夫されている点について、他の方々の意見も伺いたいと思います。今後も互いの成長を支えるため、双方向のコミュニケーションを大切にしながら、全員で目標に向かって進んでいきたいと考えています。

データ・アナリティクス入門

データ分析の真髄に迫る学びの旅

データ分析の基本とは? まず初めに、データ分析の大前提として「データは分析し結論を導き出すための情報・数値であること」と「分析の本質は比較であること」が言語化されていたことが印象的でした。これにより、分析の目的や方法を再認識することができました。 目的を見失わないためには? 分析の目的を見失わないこと、目的を果たすために適切な仮説を立てることは重要です。しかし、実際には想定結果が出ず、焦ってデータ収集をやり直すことや、仮説が間違っていて最初からやり直すことが多々ありました。これは、深く考えることが不足しているからだと改めて気づきました。 効果的な比較対象の選定法 また、比較の対象を選定する際、分析する要素以外の条件を揃えることができていなかったように思います。さらに、分析結果をもとに意思決定を行うためには、どのようなデータをどう加工すると伝わりやすいかを理解することも欠かせません。データの種類に応じた加工法やグラフの見せ方ができていないケースが多く、自己満足に陥っていたと感じました。 第三者の知識をどう活かす? これからは、まず自らしっかり考え、第三者の知識や知見・知恵を借り、フィードバックを活かすことが重要であると再認識しました。 次期中期計画にどう活かす? 次期中期事業計画の策定時には、現状を振り返り、次期中期計画を「なぜその目標を設定するのか」「なぜそれを独自性(強み)と仮定したのか」「なぜそれをやる/やらないと仮定したのか」「現経営資源を踏まえた場合、なぜその方針が妥当なのか」と問うことで、分析結果を用いて説得力を持たせたいと考えています。「目指すべき目標を明確にする」「独自性(強み)を持ち自覚する」「やることとやらないことを峻別する」「目標までの道のりの妥当性を示す」これらを一つずつ丁寧に進めていくつもりです。 ゴールをどう明確にする? バランススコアカードを用いて現在の中期計画の問題点を再考し、新たなビジョンと戦略を立てるためにゴールを明確にし、その達成策を明示します。戦略マップを作り、戦略の構造化を図ることで、分かりやすいアクションプランを立てたいと考えます。データ分析に基づくことで、より良い意思決定ができると信じています。 初めての取り組みに挑むには? 初めての取り組みが多いですが、「自ら深く考える」「第三者の知識や知見・知恵を借りる」「フィードバックを活かす」ことを繰り返し、関係者全員にとって有益な中期計画にしていきたいと考えています。

デザイン思考入門

デザイン思考で本質を見つめる

デザイン思考の目的は? デザイン思考とは、人間中心設計のアプローチを体系化し、どのようなステップを踏んで実践していくかを示すプロセスです。まず、ユーザーの行動や感情を観察し、実際に体験するなどして、彼らが抱える課題やニーズに共感し、本質的な問題を明らかにすることが重要です。その上で、数ある課題の中から、イノベーションに結びつく本質的な問題を見出すことがポイントとなります。 なぜ解決策が重要? また、解決策のためには、アイディアを幅広く発散した後、最適なものを選別、具体化し、ユーザーからのフィードバックを受けながら改善を重ねるプロセスが求められます。こうした試行錯誤や開発者とユーザーとのインタラクションにより、単なる技術やプロダクトアウトの発想ではなく、顧客体験から新しいイノベーションを創出することが可能となります。 調査の本質は何? 私が現在関わっている調査研究業務の支援では、直近で手がける調査企画において、本質的な課題が何かを再確認することが大切だと感じています。関係者へのヒアリングや検証方法の検討を通じ、解決策がどのように次の施策へと反映されるのかを、常に意識しながら作業を進めています。 議論はどこで迷う? 講義を受けた後の振り返りでは、現場で本質的な課題について合意を形成することが難しく、「とりあえず手がけられる解決策」へと流れてしまうことが多いと実感しました。誰に向けた施策を,どのタイムラインで求めるのかによってゴールが大きく変わるため、解決すべき対象を明確にし、本質を見失わないように議論を深めていく難しさを感じています。 行動促進の鍵は? 直近では、勤務している大学の研究室で実施しているプロジェクトに関連し、ある行為を習慣化してもらうための要因や、心情的なプラス効果がどう特定の行動促進につながるかを、デザイン思考の視点で分析することを模索しています。調査企画を進めるにあたり、仮説、調査設計、調査票設計の各段階で、本質的な課題がしっかりと捉えられているか再度検討したいと思います。 知識整理の実践は? さらに、デザイン思考について他書籍や学んだ内容を資料や文章としてアウトプットしながら、知識を整理・定着させたいと考えています。将来的には、医療現場でのインタビューや現場調査の際に、広く不満やニーズを収集し、そこから本質的な課題や心理的なインパクト、行動への制約を理解するためのプロセスにデザイン思考の要素を取り入れることが目標です。

データ・アナリティクス入門

ビジネス分析で得た新たな気づきと学び

分析はどう進める? 演習を通じて、実際のビジネスにおける分析思考を実践することができました。目的を明確にした分析や比較対象の明示、仮説を網羅的に洗い出し、可能性の高いものを検証していくプロセスを学びました。また、数値のばらつきを意識し、代表値に惑わされず、データの適切な見せ方についても考えることができました。 割合の見方は? 実数と割合の両方を把握することの重要性を理解しました。変化が現れる割合の内訳や、それが分析に値するかどうかを見極めることが求められますが、そこに対応が不十分な点に気付きました。無視してもよい場合は早めに切り捨てることで、分析の効率化につながることを学びました。 実績はどう比べる? 実績を比較する際には、既存データの見え方に惑わされないようにし、元データをしっかり把握することが重要です。逆に社内での説明時には、平均や代表値を用いつつ、その根拠となるデータもグラフで示し、データの精度を納得させるように努めたいと思います。平均、中央値、最頻値のどれを用いるか、慎重に考える必要があります。 不要データは除く? 効率化のために、不要な情報を最初に除外する判断が求められます。データの予測精度を上げるために複数の方法を試し、正確性に欠けるものを排除することが必要です。具体的には、当年実績予測を立てる際に、どの予測方法を採用するかを検討します。いくつかの手法を出し、例年の傾向を踏まえて選ぶといった作業が重要です。 課題は何でしょう? 分析における「比較」「目的」「課題」を明確にし続けることが重要であり、学びやインプットの時間を意識的に捻出することを続けたいと思います。特にExcelの実践スキルを高めることが課題であり、データ分析の本質や考え方についての理解を深めることができましたが、実践がまだ不足しています。業務の中でも学びの時間を作り、スキルを磨いていかなければなりません。 効率はどう上げる? データ分析を行う中で、「もっと効率的に行う方法や関数があるだろう」と感じながらも、業務の中では時間がとれないことがあります。学びの時間を構築し、最初は大変でも一度挑戦することが重要です。それを繰り返すことで、最終的な作業の効率化や精度の向上につながります。 多角的視点は? 最後のライブ講義で提示されたクリティカルシンキングのポイントを忘れずに意識しておきたいと思います。多面的に考えることを意識し、様々な人と話し、インプットを続けることが大切です。

クリティカルシンキング入門

データ解析で見つけた学びの旅

情報をどう分解する? 情報を解析するためには、その情報を分解する方法を学びました。まず、解析する全体の情報を定義します。このとき、いつからいつまでの情報を扱うのかを確認することが重要です。その上で、単に機械的に分けるのではなく、なぜそのように分ける必要があるのかを考え、複数の視点から情報を分解します。一つの視点での分解では、漏れや重複がないかを確認します。また、時間や場所を考慮したプロセスの分解を行い、比率や分布、変化率などを表計算で工夫することで、情報の正確な分解が可能になります。最初は大まかに分解し、解像度を上げるように進めます。 医療データ分析のポイントは? 医療業界のデータ分析について、二つの要点を実施します。まず、新規紹介患者数の分析です。2018年から2024年を対象にし、この期間には特に2020年から2023年のコロナ禍の影響を考慮する必要があります。データを患者の年齢、性別、疾患別、および病院の診療科や紹介元医療機関の規模(病院、地域クリニック)、さらには緊急性で分解し、変化率を算出します。これにより、患者属性や病院要因が新規紹介患者数に与える影響を明らかにし、コロナ禍による変動を正確に分析します。 外来患者満足度はどう評価? 次に、外来患者満足度調査の分析を行います。毎年実施されるこの調査の結果をもとに、単年度での解析のみならず、経年変化を評価して改善の有無を把握します。回答者を年齢、性別、通院歴(初診、再診)で層別化し、通院プロセスを受付、診察、待ち時間、会計などに分解して感想を解析します。過去3年のデータを用いて変化率を算出し、患者満足度の変化を定量的に把握します。これにより、外来プロセスにおける成果や改善点の特定と評価を行います。 ① 新規紹介患者数の分析では、2018年から2024年のデータを収集します。収集の際には、層別分析ができるように、患者データをリストアップし、疾患分類や医療機関の規模の基準を明確にします。整理されたデータは、解析しやすいように専用シートにまとめ、欠損データの程度を確認して、その分解が有意義であるかどうかを評価します。 ② 外来患者満足度調査の分析では、過去3年のデータを収集し、年齢や性別、通院歴、通院プロセスに基づいて解析できるようデータを整理します。また、来年度以降のアンケート項目や質問順序の見直しを行い、「何を解析するべきか」「なぜ解析するのか」を明確にした上で設計を行います。

クリティカルシンキング入門

視野を広げるナノ単科の魅力発見!

思考の偏りをどう克服する? 私たちは、自分自身の思考に偏りがあることを自覚しなければなりません。これは、過去の経験などに基づいて、考えやすいことを優先してしまいがちだからです。そのため、より広い視野を持つためには、対象から一歩離れて考える能力が求められます。他者からのフィードバックを積極的に受け入れることが、自分自身の思考をチェックするもう一人の自分を成長させます。振り返りの書き方一つとっても、慣れたやり方にこだわらず、試行錯誤が必要です。 目的を明確にする重要性 考える前に、まず目的を問うことは重要です。目的を明確にすることで、特定の側面にのみ注目したり、無意味な検討を避けることができます。このナノ単科の講座を振り返り、アウトプットを行うことで、受講の目的がより明確になりました。今後も目的を問い続けることで、その重要性を実感し、活用していきたいと考えています。 部門間調整で大切な視点は? 私の業務には、対立する部門間の調整をしながら、会社のIT活用を推進することが含まれています。現在、意思決定が声の大きい人や役職者の意見に流されがちであることを認識しています。クリティカルシンキングを用いて、問題の本質を捉えることで、理想の姿に近づくことができると考えています。 効率的な議論のために必要なこと 上司や同僚に相談する際、ついその場のひらめきをトリガーにしてしまうことがあります。しかし、まずは自身にクリティカルシンキングを適用し、しっかりと考えることが、効率的な議論・検討につながります。これにより、対人関係において多様性を認め、他者理解を深めることができます。 目的意識を持った会議進行法は? 部門間の調整では、常に目的を意識することが重要です。会議をファシリテートする際には、目的を冒頭で共有し、参加者との共通認識を築くことに努めています。また、新しい視点や発想を歓迎し、沈黙を無理に埋めようとしない姿勢を大切にしています。 相談・報告の際の効果的な伝え方とは? 相談や報告をする際には、目的を明確にし、必ず伝えることが重要です。思考を整理するためには、3つの視点やロジックツリーを活用し、「なぜ」「何」「本当に」と自分に問いかけるようにしています。また、「前例」や「昔の方法」に頼らず、客観的に説明できる材料を準備することで、より効果的に他者と時間を共有できるよう心がけています。

クリティカルシンキング入門

切り口で広げる学びの可能性

なぜ着目が大切? ライブ授業で「着目ポイントが大事」と先生がおっしゃっていた言葉が強く印象に残りました。人、時間、物、曜日など、さまざまな切り口で情報を集め、柔軟な分析視点を持つことの重要性を実感しています。 切る基準はどこ? また、「どこで切るかという基準点を持つことで分解の仕方が見える」というお言葉も非常に印象的でした。データアナリティクスの講座で学んだ内容と重なり、より一層理解を深めることができました。今回学んだクリティカル・シンキングとデータ分析の掛け合わせを通して、相手に納得してもらい行動を促すための論理的なプロセスを構築し、プロジェクトを進めていこうと考えています。自社の現状や改善点を明確にし、効果的な広報・採用戦略の構築へと繋げることが狙いです。 戦略はどう整理? 現在、広報業務の中でも特に採用に直結する業務が多いため、自社の強みを活かす事業戦略の検討が重要だと感じています。その第一歩としてSWOT分析を活用し、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの視点から、ピラミッドストラクチャーを用いて会社全体の現状を把握しようと考えています。内部環境と外部環境に分け、「着目ポイント」を常に意識することで、多角的に情報を整理する狙いです。 データはどう見る? さらに、データ・アナリティクス講座で学んだ『比較対象を同じに』という考え方を活かし、主張と根拠の整合性を意識してデータを抽出したいと思います。感覚に頼らず、客観的なデータを根拠に説明や提案を行うことで、戦略に説得力を持たせ、実効性のある広報・採用施策の立案につなげることができると考えています。 方法は本当に良い? また、広報業務の一環として、大手求人サイトへの再掲載や新卒採用向けの展示会出展、自社採用サイトでの情報発信など、複数の施策を同時進行で進めています。その中で、「今取り組んでいる方法で本当に良いのか」と一度立ち止まり、作業や考え方を見直すことの大切さも感じています。そこで、ピラミッドストラクチャーとSWOT分析を組み合わせることで、より論理的かつ実践的なアプローチが可能になるのではないかと試行中です。この考え方が正しいかどうかはまだ不確かですが、スタッフとも共有し、実際の施策に落とし込んで検証していきたいと考えています。

データ・アナリティクス入門

数字から見える問題の本質と解決策への道程

分析の本質とは何か? Week1のポイントを復習しました。分析の本質は比較であり、比較する際に注意すべき点は、比較対象を揃えることです。問題解決のプロセスには、What、Where、Why、Howの4つがあります。 問題解決の4ステップとは? まずWhatでは、何が問題なのかを定めます。次にWhereで、問題がどこにあるのかを特定し、あるべき姿と現状のギャップを数字を用いて比較します。この段階ではフレームワークが有効です。Whyでは、なぜ問題が発生しているのかを探ります。そしてHowでは、どのように対処するかを考えますが、すぐにHowに飛びつかないことが重要です。 データ分析の注意点は? さらに、単純な平均値に惑わされず、データのばらつきに留意することが必要です。代表値として平均値、中央値、最頻値をチェックし、ヒストグラムを用いてデータにばらつきがないかを確認します。 仮説の検証方法は? 仮説を立て、その仮説が成り立つかを検証するためにデータを集めます。問題の原因を明らかにするためには、プロセスに分解する方法が有効です。解決策を見つける際には、複数の選択肢を洗い出し、それぞれの根拠をもとに絞り込みます。 チームでのデータ分析をどう進める? こうした復習を行った上で、実践問題に取り組んだところ、数値を見ることや問題の箇所を特定することがかなりスムーズになったと感じました。しかし、複数の回答を絞り出そうとすると視野が狭くなることがありました。データ分析を行う上では、一人で考えるだけでなく、チームメンバーの多角的な視点が必要であると感じました。そのためには、チームメンバーにもデータ分析の考え方を共有し、共通のプロセスを踏むことが必要だと感じました。 お客さまアンケートの分析は? 現在、上半期の施策などの振り返りを行っています。その中で、お客さまアンケートの分析業務が現在のメインの仕事となっています。この分析を通じて、お客さまからの評価のボトルネックとなっている部分を発見し、対策を講じる必要があります。 問題発見と仮説の共有方法は? まずは、問題がどこにあるのかを明らかにするために、関連するデータをビジネスプロセスごとに並べてチーム全員で意見交換を行います。問題の所在が見えてきたら、その原因について仮説を立て、チームメンバーでその仮説を共通認識にします。

デザイン思考入門

デザイン思考で生まれる祭りの奇跡

なぜ夏祭りに魅かれる? 私が参加している地域活動の中で、毎年9月に自治会主催で開催される公園での夏祭りに、デザイン思考の手法を応用できる可能性を感じました。地域住民が自ら作り上げ、参加する祭りは、住民間の一体感を醸成し、地域コミュニティの維持に大変意義があると考えています。 情報の集め方は? まずは、地域の動態データや歴史、地形・自然環境といった定量情報の収集に加え、住民の意識や興味を探るため、街並みの観察や各種団体、学校、飲食店での会話など、幅広い交流を実施しました。そして、夏祭りに特化し、過去の祭りの感想やアイデア、場合によってはネット上のコメントなどを収集し、さらには他地域の事例も参考にすることで、多角的な視点から祭りのあり方を見直しました。 住民の反応は? 収集した情報をもとに、地域住民をいくつかのパターンに分類し、ペルソナを設定して共感マップを作成しました。参加意欲の高い層、興味はあるが一歩踏み出せない層、自分には関係ないと感じる層など、複数の視点からユーザー体験を明確にし、夏祭りへの参加インサイトを浮き彫りに、カスタマージャーニーを設計しました。 意見のまとめ方は? その後、地域住民を対象としたワークショップを複数回開催し、参加者全員でビジョンやミッションを共有しながら、様々な課題の抽出とアイデア出しを行いました。実行グループには自治会の担当者も加わり、ブレインストーミングやシミュレーションを経て、評価を得ながら具体的な実施計画を策定しました。全員で高め合うために、意見の偏りが生じないよう付箋などを用いてアイデアを平等に扱う工夫も取り入れました。 計画実行の秘訣は? 実行計画は、予算やスケジュール、人的資源、リスクなどの各要素を評価し、必要なパフォーマンスの確保方法も検討しながら、効率的に進めるためのプロジェクトマネジメント手法を取り入れました。基本的にはウォーターフォール方式を採用しつつ、進捗に合わせて新たなアイデアも取り入れ、柔軟に対応しました。 デザイン思考の本質は? この一連のプロセスを通して、デザイン思考は単なる定型のプロセス消化ではなく、課題を深く掘り下げ、考え、アイデアを創出する反復作業であることを実感しました。各分野の知見や専門家の協働、また異なる視点を持つ作業者同士の意見調整が、最終的な成果に大きく影響すると感じています。

クリティカルシンキング入門

ロジックツリーでシステム開発の要件定義に挑む

思考の偏りを防ぐには? 考えが偏りやすいことと、その防ぐ手段があるという2点が大きな学びでした。 防ぐ手段として、まずロジックツリーについて述べます。以前からロジックツリーという言葉は知っていましたが、「いかにMECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)に分けるか」が大切だと考えていました。しかし、実際にはMECEはあくまで付随事項であり、自分の思考を見える化するのが一番の目的だと感じました。 切り口を考える重要性 次に、「切り口を考える」についてです。目的に応じた切り口を考え、それに沿って思考を進めることの重要性を理解しました。この方法はロジックツリーの上位に位置する考え方で、常に意識する必要があると理解しました。「切り口を考える」は知的体力が必要となる内容だと思うので、これをどのように習慣化し、忌避感をなくすかがポイントだと考えます。 設計前の手法の重要性とは? 証券会社のシステム開発を担当していますが、特に具体的な設計・開発に入る前の「要件定義、プロジェクト計画時」にこの手法を利用したいと考えています。具体的には、以下の点について検討・実行に活用したいです。 - 具体的な要件を引き出す前に、開発対象の業務で一番重要なものは何か - プロジェクト計画を行う上で、一番重要視するファクター(お金なのか、時間なのか、等) - 要件を引き出すにあたり、どのようなコミュニケーション方法や準備が必要か - ステークホルダーの中でどのようなコンクリフトが発生し、それをいかに解決するか 明確化をどう習慣化する? 現在は過去の経験に頼って進めていますが、WEEK1の講義を受け、「目的の明確化」「考えの偏り」「その防止策」の3点を学びました。今後はこれらの点を意識しながら、具体的な作業に着手する前に確認し、学ぶ内容を活用していきたいと思います。 まずは「目的の明確化」を習慣化します。そこから考えるべき論点を洗い出すことが必要です。これまでは思いついたものを無批判に受け入れ、最終成果物の作成まで進めていましたが、今後は立ち止まり、他に論点がないか、どのような視点・視野で論点を洗い出したかを確認し、その後の作業内容を決定していきます。将来的には、上記の作業の中でロジックツリーを活用し、精度を上げられるようにしたいです。

戦略思考入門

差別化戦略で業務を革新するヒント

戦略はどう選ぶ? 競合に対してどのような戦略を取るかという状況に対し、GAiLを通じて体系的な差別化戦略の立案方法を学びました。まず、施策を講じる前には「顧客」を正確に捉えることが重要であり、そのためには市場の詳細な分析が必要であることを理解しました。この分析の正確さが、その後の施策の対象や効果性に影響を及ぼすことになります。 施策は何を重視? 施策を考える際には特に以下の3点を重視する必要があります。まず、顧客にとって価値があるかどうか、そして顧客の設定について考えること。また、顧客視点から見た競合を意識し、誰が差別化の対象となるのか(競合の定義)も検討します。最後に、施策の実現可能性や持続可能性を考慮し、差別化の鍵となる視点を持つことが重要です。 差別化とはどう見る? さらに、差別化を実践するためのポイントについても学びました。ありきたりのアイデアにとらわれず、執拗に考え抜くことや、チームの集合知を活用することが提示されました。また、自社の強みを意識し、外部の力を必要に応じて借りることや、ライバルを過度に意識しすぎないことも大切です。 戦略の基本は何? ポーターの3つの基本戦略も学びました。コスト・リーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略の各戦略は、市場の変化に応じた柔軟な対応が求められることを理解しました。自社の経営資源を正しく分析して活用する能力が不可欠です。 部署はどう活かす? 現在、私の部署は営業店や間接部署のバックオフィス業務を中心に行っており、直接の競合や顧客は存在しません。しかし、営業店や他の間接部署を「顧客」と見立てることで、自部署の存在意義や価値を高める戦略の策定に役立てられると感じました。既存業務の実績と課題を洗い出し、顧客ニーズや潜在ニーズをさらに探る必要があります。その上で、自部署の強みや経営資源を明確にし、それをどのように活用するかを部署内で議論することが、効率化や高品質化につながると感じています。 活用法を探る? 直接的な活用が難しい中でも、部分的に活用できる方法を模索していきます。業務提案や会議の際に丁寧な下準備を行い、提案の目的や整合性を意識すること、ターゲットを明確にすること、課題抽出の際には周囲の意見を取り入れること、自部署の経営資源を考え、それをどのように活用するかを検討することが重要です。

データ・アナリティクス入門

目的を導くデータの羅針盤

最初に何を明確に? 分析に着手する際、何から手をつけてよいのかわからない状態でしたが、まずは「目的」を明確にし、何を知りたいのか、また改善点につなげるにはどうすればよいのかを意識しながらデータと向き合うことが大切だと実感しました。その上で、データ分析の前段階として、比較対象となる条件を整理し、どの条件や項目を設定するかを精査することが、結果の精度を高める鍵であると理解できました。 整理方法はどうする? 授業からは、細かい点まで明確に比較できるように各要素を分けて整理する方法や、項目を一覧化して理路整然と進める手法を学びました。また、その調査結果の意味や期待される効果について問いかけながら項目を設定する重要性、そして各データ項目ごとの感覚の違いを補うために他のデータを参照する必要性についても示唆を得ました。さらに、数字を加工して割合を算出しグラフ化する際は、情報の性質に応じたグラフ(要素間の割合には円グラフ、上下の数値比較には縦棒グラフ、要素間の比較には横棒グラフなど)を効果的に用いる工夫が求められると学びました。場合によっては、実数そのままで比較したほうが効果的なケースもあるという点も印象的でした。 ビッグデータをどう見る? また、スモールデータとビッグデータの違いに触れ、ビッグデータを扱う際には「クレンジング」に注意し、類似性の高いデータを抽出することで、過去のデータを新たな価値に変えていくプロセスの重要性も認識しました。データ分析は、目的と仮説に基づいた切り口の設定、データ収集、加工、発見、そして結論へのプロセスを着実に踏むことが不可欠で、見えている加工データと状況や根拠に基づいた解釈とを組み合わせることで、より説得力のある分析結果が得られると感じました。 広報戦略はどう考える? 具体的な広報戦略を考える際には、施策を大項目から小項目へと段階的に設定し、戦略の目的に沿ってPRのアイディアを複数仮定しました。その上で、各ツールの選択肢や条件を一覧化し、データを当てはめて比較検討することが効果的であるという実践的なアプローチも印象深かったです。 グループ作業はどう? グループワークでは、見えている加工データに状況や他の根拠・解釈を加えて分析する手法が強調され、その具体的な組み合わせ方や実例について、さらに深掘りして聞いてみたいと感じました。

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