クリティカルシンキング入門

問いが拓く未来への一歩

根本の問題は何? 施策を決めるためには、まず何が問題なのか、その根本となる「イシュー」を明らかにする必要があります。具体的には、課題を分解し、休日と平日、ハンバーガーとサイドメニュー、若者とシニアというように、どの要素に注力するかを明確にすることが大切です。 論点の問いはどう? また、その時々に合わせたイシューを設定し、そのイシューに沿った施策を実行していくことが求められます。論点は「問い」から始め、なんとなくではなく、今自分が何を考えているのかをしっかり問いかけるところからすべてがスタートします。 問いを誰と共有? 問いは決して忘れてはならず、常に認識し続けることが重要です。スタート時の問いから大きく外れないようにするため、仲間の意見を借りて、組織全体でその問いを共有するようにしています。特に、現場での改善活動においては、中心となる考え方を常に意識するよう努めています。 問いからイシューへ? 現状では、答えを出すべき問いは、そのままイシューにつながっています。イシューを特定する際には、問いの形にし、具体的に考え、一貫してその問いに向き合い続けることが大切です。意識を欠くと、議論がずれてしまうためです。 週次報告はどう? 日々の業務では、「問い」から始める習慣が根付いており、現場の課題や改善点を週次レポートにまとめ、情報を共有しています。また、毎月提出する改善報告では、課題の見える化を図り、改善サイクルを確立することを心がけています。店長やチーム全体で課題を共有し、現場主体の改善行動につなげるため、フィードバックを反映した具体的な改善策に結びつけています。 視点の選び方は? 店舗改善においては、どの視点でイシューを決定するかによって、行動や成果が大きく変わってきます。まずは問いから入る習慣を持ち、現場を当たり前とせずに疑問視する視点を身につけることが重要です。問題を定義し、論理的に情報を整理しながら、現状に合った施策かどうかを判断し、仲間と共有することが成功の鍵となります。

データ・アナリティクス入門

振り返りから導く次の一歩

数字で全体像を? まず、業務やレポート作成において、まずは数字を俯瞰して全体像を掴むことが大切です。比較しながらどの部分に差があるのかを見極め、その差が良いのか悪いのかを判断する、この基本的な現状把握のプロセスは非常に重要です。その際、大切なのは数字を正しく読み取り、自分の固定概念や先入観にとらわれずに客観的な視点を保つことです。 改善策は何故必要? 次に、改善策を検討する時は、原因についてできるだけ多角的に洗い出すことが求められます。さまざまな角度から原因や背景に目を向け、徹底的に分析することが、より実効性のある対策につながります。そして、対策を決める際には、目指す「あるべき姿」を明確にする必要があります。一見抽象的に聞こえるこの目標ですが、具体的な数字や例を挙げることで、現状とのギャップや将来への差異がより分かりやすくなると思います。たとえば、ある地域で学生数がトップになる学校を目標とする場合、現状との違いを具体的に示すことで、方針書や会計資料にも説得力が生まれるでしょう。 情報伝達はどうして? また、日常の業務報告資料や案件ディスカッションの際には、相手に理解してもらうための工夫が必要です。例えば、MICEの視点やロジックツリーといった手法は、情報を論理的かつ整理された形で伝えるのに役立ちます。社内で進めている施策の背後には、必ずあるべき姿とのギャップが存在しており、そのギャップを埋めるための取り組みであると考えながら、経営層の視点も取り入れて検討することが重要です。 なぜ意識して整理? 普段の業務—電話、メール、立ち話など—においても、意識して考えを整理する習慣が役立ちます。私自身は、考えを紙に書き出して見える化し、その内容を仲間と共有することで、抜け漏れや重複をチェックしています。一人で行動する限界を感じるときは、複数の視点や他のメンバーからの意見を取り入れることを忘れません。こうすることで、自分の考えに固執せず、より広い視野で状況を捉えることができると実感しています。

デザイン思考入門

量から質へ!アイディア革新の軌跡

なぜ量が質を生む? 今週は、アイディア出しと収束のプロセスについて多角的に学びました。scamper法、kj法、ブレーンストーミング、シナリオ法、ペーパープロトタイピングなど、さまざまな手法がある中で、とにかく量を揃えることが質に結びつくという基本原則を再確認しました。また、製品コンセプトの策定にはバリュープロポジションの考え方が重要であり、具体と抽象の往復を繰り返す過程自体が、開発や事業設計に通じる基礎であるとの気付きがありました。 多視点で選ぶ理由は? 実践面では、生成AIを活用した業務サポートに関するブレーンストーミングの際に、様々な視点からの可能性を踏まえた議論に努めました。scamper法やオズボーンのチェックリストに基づく複数のチェックポイントや質問をすべて網羅するのは難しかったものの、議論を重ねる中で、費用対効果や実現可能性など、判断基準の多角的な整理ができたと感じています。意見を収束させる過程で、再度アンケートを実施することで前向きな意見が多いことが確認でき、説得力のある選択を導き出すことにつながりました。 なぜ視覚化が不可欠? さらに、アイディアをただ出すだけでなく、それを整理し視覚化することの重要性を実感しました。物理的な集まりはできなかったものの、図解したスケジュールやアイディア共有、問題点の明確化を通じてチーム内の意思統一が進み、納得感のあるプロジェクト推進が可能になりました。この方法は、組織内の調整や他の業務にも応用できると感じ、今後も「拡張と収束」を意識して取り組んでいきたいと思います。 具体化のプロセスは? 最終的に、具体的なコンセプトに落とし込むには、拡張と収束、具体と抽象のプロセスを繰り返しながらブラッシュアップすることが不可欠だと確認しました。その時々の状況や課題を見直しながら、「正解に近い」答えを模索する作業は、得られた情報を柔軟に適用するリサーチのアプローチと似ていると感じました。今後もこの手法を意識して、問題解決に取り組んでいきたいと思います。

アカウンティング入門

P/Lで読み解くアキコとミノルのカフェの経営戦略の違い

P/Lから学んだ気づきとは? P/Lについて、ミノルのカフェとコンセプトが全く異なるアキコのカフェをテーマにして読み解いていくことで、事業コンセプトがP/Lのどこに着眼して良し悪し、改善点を考えるかが異なることがよく理解できました。アキコのカフェでは、薄利多売をベースにした事業コンセプトとなるので、売上を上げるためには顧客単価を上げる方向ではなく、購入頻度を上げて売上を増やす仕掛けが重要になります。また、固定費の改善においても、顧客を増やす目的の活動コスト(販管費:クーポン、広告等)は削減すべきではありませんが、それ以外の人件費や店舗費用などを圧縮することで、事業コンセプトと売上を損なわずに利益を増やすことができると理解しました。ミノルのカフェのケースを思い出しながら、同じP/Lを見ても事業コンセプトによって見るポイントや打つ手が変わるということがわかり、面白かったです。 他社と比較して見えたもの ちょうど第1四半期の決算報告のタイミングですので、自社のP/Lと他社のP/Lを比較しながら、事業戦略の違いがP/Lに実際に表れているか考察したいと思います。その上で、自社の現在の事業計画が正しいか(妥当性があるか、順調か)、または新たな改善点が考えられるかを検討してみます。また、実際に決算を見ながら、自部門のメンバーとP/Lから見た業績について話し合い、部門内でもお互いの理解を深め合う場を作り、それをさらに他部門に発信・共有することで理解の輪を広げていきたいと思います。 グループワークを活かすには? 自分自身の理解を深めると共に、周りとも共有することで、本セミナーで行っているグループワークのような活動を自社内で実施したいと思います。具体的には以下のことを考えています: 1. グループミーティングなどで自社の決算報告を共有し、業績について話し合う場を設ける。 2. 同業他社や他業種との比較を行い、レポートとしてまとめ、自社のポイントを把握すると共に、他部門とも共有し意見交換する場を作る。

戦略思考入門

フレームワーク活用で納得の企画を!

フレームワークはどう活かす? 1点目は、フレームワークを活用することで視野を広げ、視座を高めた思考ができることです。特にSWOT分析は、外部環境と内部環境の両面から分析することで、課題を高い解像度で分析できます。ただし、フレームワークの活用が目的化してしまうと、相手に納得されにくい内容になる可能性があります。そのため、自身が整理した内容を相手が納得できるよう、論理的かつ合理的にストーリーを構築し、フレームワークに落とし込む必要があります。フレームワークを適用するだけでなく、それを周囲と共有して納得できる内容かどうかを検証することが重要です。また、必要に応じて周囲を巻き込んで一緒にフレームワークを考えることも重要です。 完璧追求はどう? 2点目は、完璧を追い求めすぎないことも重要です。精緻にまとめることにこだわりすぎるよりも、考えたフレームワークを検証し、実践することが重要といえるでしょう。 組織戦略で考える? 次に、自分の考えを戦略的にまとめるのではなく、「組織」としての考えを戦略的にまとめて実行できるようになりたいと考えています。企画業務を進めるうえで、ただ「自身がやりたいこと」の視点で考えるのではなく、SWOT分析などで外部環境や内部環境を整理し、周りが納得できる企画内容を考える必要があります。考えは多種多様であるため、自分だけで考えることにこだわりすぎず、関係者にヒアリングするなど、周りをうまく巻き込みながら考えることが求められます。そのためには、思考力のほか、リーダーシップ、傾聴力、折衝力に加え、関係者との良好な関係性を築く人間性も重要だと考えています。 意見交換は大切? 最後に、企画内容が自分よがりにならないよう、フレームワークを活用して適切に分析し、関係者との日々のコミュニケーションを積極的に取り、意見交換しやすい環境を作ることが大切です。企画が1回の提案で通るとは限らないため、複数回議論できるようスケジュールに余裕を持たせることも重要です。

戦略思考入門

効率化と工夫で実現する一石二鳥の業務改革

どう選ぶべき? 物事をすべて取り組むのではなく、時には捨てる選択が重要であるという考え方に気づかされました。このとき、動画で紹介された「1敗9勝」「餅は餅屋」「新参者に意見をきく」といったアイデアを思い浮かべることが大切です。 トレードオフは何? トレードオフの考え方についても学びました。特に、資源が不足している場合や要素が互いに打ち消し合う場合に注意が必要です。しかし、チームメンバーのメンタリティの違いがトレードオフに影響することがあるものの、工夫次第では一石二鳥を狙うことも可能であるという視点も重要です。あきらめることが前提ではありません。 社内と社外はどうする? 業務についても再考すべき点があります。社内においては、慣習的に行っている業務の中で目的がはっきりしないものは効率化のために削除するか、最新ツールで代替できないかを考えることが求められます。社外に対しては、コロナ禍で一般化したオンライン面談の質を向上させることで、出張にかかるリソースを減らすことが可能です。 会議はどう変わる? また、会議の在り方にも変化が見られました。以前は会議室での集合が当たり前でしたが、オンラインで対応可能であることがわかりました。ただし、オンラインでも活発な議論を行うためには工夫が必要で、アジェンダの事前共有や会議開始時のゴール確認、ファシリテーションスキルが求められます。 勉強会はどこへ向かう? さらに勉強会に関しては、情報共有としての勉強会を行ってきましたが、SNSなどを通じて容易に情報が手に入る時代です。そのため、紹介だけでなく、それを基に自分たちがどの方向に進むべきかに時間を費やすべきだと感じました。 オンライン面談の準備は? オンライン面談では、対面を減らしつつ、新規顧客にも同様の質を保つ準備が不可欠です。具体的には、想定質問の準備や顧客のバックグラウンド調査が必要です。また、第一印象も重要であり、カメラの映り方や話し方にも注意が必要です。

クリティカルシンキング入門

深掘り思考で見える新たな道

論理的思考はどう考える? 論理的思考とは、一度立ち止まり、様々な視点から物事を考え、問題の本質を捉えることです。ビジネスにおいては、思考の基礎や土台の質が成果につながるといえます。 クリティカルシンキングは? 一方、クリティカルシンキングとは、物事を適切な方法で、適切なレベルまで考えることを指します。この考え方を実践することで、これまで思いつかなかった新たな発想が生まれ、見落とされがちな機会や脅威に気づくことができます。また、相手の意図やその前提を的確に理解し、会議や議論を効果的に進めることが可能となります。結果として、よりよい意思決定ができ、説得や交渉、部下のコーチングにも役立ちます。 多様な意見はどう向き合う? 実際、チェーン展開を行う飲食業界の新事業部でSVを務める中、バックグラウンドの異なる同僚との意見対立が頻繁に起こりました。振り返ってみると、自他の思考の癖に気づかず、ただ自分の主張を通そうとしてしまったこと、また、適切な方法で適切なレベルまで物事を考えていなかったことが大きな欠点でした。サービス経験とキッチン出身という異なる視点から、問題への着眼点が正反対であったため、今後はお互いの思考の癖を把握し、問題の本質を共有しながら、ゴールを定め、適切なレベルまで議論を深め、より良い意思決定を目指していきたいと感じます。 自身の癖は見えてる? そのための具体的な取り組みとして、まずは自分自身の思考の癖に気づくことが重要です。問題を分解し、ロジックツリーにして可視化する中で、MECEの原則を意識し、「漏れなく・ダブりなく」考え抜くことが求められます。常に“もう一人の自分”を意識し、「だから何?」「なぜ?」「本当に?」と問い続ける姿勢を持ち、この作業から逃げず、丁寧に取り組むことが大切です。 アウトプットできるか? そして、アウトプットとして、紙に書き出すことや、他者に伝えることにより、フィードバックを得て思考を定着させていくことが効果的です。

デザイン思考入門

できなくてもまずは見せる力

プロトタイプの意義は? 今週の学びは、プロトタイプを作り共有する力を実感した点にあります。頭の中で考えているだけでは見えてこなかった課題や視点も、形にして見せることで他者からのフィードバックが得られ、自分ひとりでは気づけなかった点や改善につながる方向性が浮かび上がりました。特に、「完成していなくてもいい」、「とにかく見せて意見をもらう」というスタンスが、新しい価値や学びを生み出すことに大きく寄与していると感じました。デザイン思考の「つくって考える、対話して深める」姿勢は、変化が激しく正解が一概に決まらない現代の仕事において、大きな武器になると実感しています。 提案の伝え方は? 私の仕事では、データ活用やDXを推進する中で、提案内容の伝え方が常に課題となっています。例えば、勉強会の構成やダッシュボードの設計、展示会のコンテンツなどを一人で考え抜くのではなく、早い段階で仮の構成やプロトタイプをチームや対象者に見せ、反応を確認することで、よりニーズに沿った形に近づけることができると感じました。このプロセスは、関係者との共創を促すきっかけともなり、プロトタイピングが単なる手法以上の意味を持つことを教えてくれました。 改善の具体策は? 今後は、以下の3点を意識して実践していきたいと思います。まず①「たたき台」を意図的に作ることです。提案資料やイベント構成は、一人で完成させる前にドラフトを共有し、意見を募る仕組みを取り入れます。次に②フィードバックをもらう文化を育てる点。同僚や他部署とプロトタイプを見せ合い、意見交換をすることで、互いにアイデアを磨き合う習慣を作りたいです。そして③受けた反応をもとに柔軟に変更すること。まず出してから修正するといった循環を業務の進め方に定着させ、迅速な改善を図ります。 これらの取り組みを通じ、完璧なものを最初から求めるのではなく、共により良いものにしていくというマインドセットをチーム全体に広げていきたいと考えています。

戦略思考入門

学びの視点を広げる経済性の理解

規模と範囲はどう違う? ■学び 「規模の経済性」と「範囲の経済性」について学びました。規模の経済性に関しては、初めは「大きければ良い」という認識がありましたが、実際にはコスト単価が上がることや、固定費や変動費を含めたより包括的な理解が必要であることに気づきました。 範囲の経済性については、複数の事業を運営することで経済性を高めることができるという概念は理解していたものの、「範囲の不経済」になる可能性も考慮しなければならないという新しい視点を得られました。その結果、範囲の経済性が競争優位性となるかどうかを十分に検討する重要性を認識しました。また、範囲の経済性を追求する場合、安易な多角化には注意が必要です。 業務効率は上がるの? ■規模の経済性を活かすために 業務の標準化と集約により、同じ業務を一つの部署やチームに集約することで、専門性を高め効率的な処理が可能になります。たとえば、経理業務や人事総務業務を一つの部門に集約し、共通のシステムやツールを導入することで、処理時間を短縮できます。 また、複数の部署で共通して利用できるツールを導入することで初期費用を分散し、学習コストを削減することが可能です。例として、クラウド型のグループウェアや会計ソフトを導入することで、情報共有を円滑にし、業務の可視化を図ることができます。 意見共有は役立つ? ■学びの復習と意見収集 学んだことを継続して活用するために、反復して経験することが重要です。具体的には、学んだフレームワークを用いて自分の会社や周辺環境に当てはめてみると良いでしょう。耳慣れない単語を調査し、一度口にしたりすることも有効です。頭を動かし、手を動かし、口を動かすことで学びを深めていきたいと思います。 さらに、自分が収集した情報をもとに徹底的に話し合い、意見を集めることで様々な発見があります。ナノ単科を共に学んだ同僚たちと意見を共有し合うことで、新たなシナジーを生み出すのも面白いと考えます。

クリティカルシンキング入門

情報リテラシーと本質を問う力で未来を拓く

学びを再確認するには? 今週は振り返りの時間でした。 ■講座を通して学んだこと 情報を疑問視し、分析し、論理的に評価することで、信頼性を見極め、正しい判断を行うことが可能になるということを改めて学びました。 考え方を研ぎ澄ますには? ■常に頭においておき、反復練習すること 人は「自分が考えやすい方向に考えてしまう」傾向があります。そのため、思考が偏らないよう、本当にそれでいいのかを自問自答し続ける訓練が必要です。本質に迫るために「なぜ」を繰り返し、問題の根幹に到達することが重要です。 問題解決にはまず「イシューを特定する」ことが必要です。それから「問いを残し」意識し続け、「問いを共有する」ことで組織全体に浸透させます。また、信頼できるデータや根拠を用意し、論理に一貫性を持たせることが求められます。そして、異なる視点や意見を考慮してバランスを保ち、感情に流されず冷静に判断することが重要です。背景や文脈を理解し、公正で倫理的な判断を心がけることも必要です。 プロジェクトに活かすには? ■実際のプロジェクトでの適用 システム導入プロジェクトでは、毎回のワークショップでベンダーの提案について議論します。この際、ベンダーの資料を読み解き、疑問点や言葉の定義の違い、目線が合っているかの確認を行います。前提条件の確認や、トリガーとなった事実の裏にある本質を見極めることは重要です。結論を出すに当たっては、軽率な判断を避けるべきです。 自身が運営するプロジェクトでも、本質的な目的を見据えた方向性を決定し、その目的に基づいた運営内容を構想します。対象となる役員や経営層、一般社員などに応じて適したスライドの作成や見せ方、言葉の選び方に工夫を凝らします。メッセージを明確にし、ピラミッドストラクチャーで根拠を整理することで、スライドの内容が大きく変わります。慣れるまでには時間がかかりますが、毎回対象ごとにピラミッドストラクチャーを作成することが重要です。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

心に余裕、未来に輝くリーダーへ

自分に余裕はある? エンパワメント型のリーダーシップを実践するためには、まず自分自身に余裕(時間や心の余裕)を持つことが基本です。その上で、相手のスキルや経験、さらには価値観や性格といった側面もしっかり理解し、やる気を引き出す工夫が必要です。 計画はどう見える? 目標や計画を共有する際は、相手が「分からないのか」「出来ないのか」「やりたくないのか」といった状態を見極め、合理性だけでなく感情面にも配慮します。具体的に6W1Hなどを用いて目標や計画を明示し、遂行レベルや目標設定の難易度、不確実性や緊急度など、取り組みに向かない仕事の特性も認識するようにしましょう。 役割はどう変わる? 4月の期替えに伴い、メンバーには昨年度より高いレベルの役割が求められるようになりました。これまでは一方的に役割やテーマを与えていましたが、今後は各自が目標を立て共有することで相互理解を図り、計画策定時の理解度や自立性、やる気を高めたいと考えています。計画を立てる際には、方向性を示しながら一緒に検討する時間を取り、支援されている実感を持ってもらえれば、こちらの伝えたいことだけでなく相手の不安要素も具体的に明らかになると感じています。 信頼関係はどう築く? また、相手を深く知ることが何よりも重要です。1on1の時間を充実させ、まずは相手の想いをしっかりと聞くことから始めましょう。そして、相手のやりたいこととこちらの期待を持ち寄り、両者のギャップを埋める作業を行います。このギャップ解消を明確な目標として合意形成し、そこから出てくる取り組むテーマについては、メンバーから意見を募りながら、経験や状況に応じて計画の立案レベルを調整していきます。経験の浅いメンバーや不安が見受けられるメンバーには、こちらから複数の案を提示して選択してもらい、ある程度経験があり不安が少ないメンバーには方向性の検算を行って基本的に自主性に任せるといった使い分けを行っています。

クリティカルシンキング入門

学びを仕事に活かすクリティカルシンキング感想

クリティカルシンキングとは? クリティカルシンキングの講座で何を学んだのか。クリティカルシンキングの「クリティカル」とは批判を意味し、自分に対して批判的な視点を持つことです。直観的、主観的、経験値に基づいて発想し判断することはスピーディーで簡単ですが、客観的、論理的に考えることで、相手に伝わりやすく説得力のある答えを導き出すことができます。この講座で学んだ頭の使い方を身につけるには、反復が必要であり、習得までには時間がかかります。グループワークなどのアウトプットもとても良い場でした。 問題解決の新たな視点 ある具体的な事例を見て、課題解決のために段階的に問題を解決していく経営的な視点に気づきを得ました。現状に対する問いを立てることが重要であり、良い結果を出すためには良い問いを立てることが必須です。また、イシューを共有化し、それを意識し続けることも大切です。 効果的なコミュニケーション方法は? 営業部門から製造部門への申し伝えの際には、販売実績の根拠を示したうえで生産の見込みを立ててもらうようにお願いしました。また、製品プレゼン資料の作成時には、項目を分類し何を伝えたいのか分かりやすい資料を作成しました。さらに、グラフを用いて視覚的に分かりやすい資料づくりを心掛けました。チームミーティングでは、イシューを共有化し論点をずらさず、ゴールを共有しました。 学びの習慣をどう続ける? この6週間の学びの習慣を継続するため、通勤時間の他にも時間を作り、学習する時間を設けるようにしています。現状の自分に必要な課題を見つめ直し、考えるべきことを考えます。私は直観的、主観的に考え、発言してしまうことが多いので、クリティカルシンキングの講座で学んだピラミッドストラクチャーやロジカルツリーといった手法を踏まえて、考えたうえでアウトプットする習慣をつけています。また、ディスカッションを通して他者の意見を聞き、自分の考えに広がりを持たせていきます。

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