戦略思考入門

本質を追求する戦略習得の旅

戦略はどう明確に? 戦略立案においては、最初に「誰に対して、どのような価値を提供するか」を明確にすることが重要です。戦略や手法は、その後に検討すべき手段であり、それ自体を目的とするべきではありません。しばしばこの順序が逆転しがちで、手法が先行してしまう傾向があります。 差別化の秘訣は? 差別化に関しては、見かけだけでなく顧客にとって本質的な価値を持つ差別化が必要です。持続的な競争優位を築くには、競合他社が簡単に模倣できない要素を見出すことが不可欠です。差別化戦略は単に「他社との違いを作る」ことではなく、「顧客価値の創造」と「持続可能な競争優位の構築」を目的としています。これには、VRIOフレームワークが実践的なチェックリストとして有効であることを学びました。 ジムの真価は? 実例としては、あるフィットネスジムのように、「他のジムよりも高価格」であることが表面的な差別化です。しかし、その本質的な価値は「確実な結果を得られる安心感」や「マンツーマン指導によるサポート」、「高額投資による強制力」などが挙げられます。そして、それらの価値を持続的に提供するために、組織としてどのような体制を整えるかが重要です。 VRIOの立ち位置は? まずはVRIOフレームワークで自社の立ち位置を明確にしたいと思っています。私たちが提供できる価値や他社と比べての希少性、模倣困難性、組織としての行動を整理し、それを新規営業での提案資料として活用することが目指すところです。 既存客価値はどう? まず既存クライアントへの価値提供を強化し、VRIOフレームワークの各項目を確立します。たとえば、在庫管理システム案件の着実な遂行や生成AIを活用した業務効率化の提案資料作成、データ分析レポートの質的向上に取り組んでいます。 外部資源はどう活かす? さらに、外部リソースの確保も進めています。具体的には協力会社やフリーランスの選定、業務の切り分けの検討、引継ぎドキュメントの準備を行っています。

戦略思考入門

フレームワーク活用で納得の企画を!

フレームワークはどう活かす? 1点目は、フレームワークを活用することで視野を広げ、視座を高めた思考ができることです。特にSWOT分析は、外部環境と内部環境の両面から分析することで、課題を高い解像度で分析できます。ただし、フレームワークの活用が目的化してしまうと、相手に納得されにくい内容になる可能性があります。そのため、自身が整理した内容を相手が納得できるよう、論理的かつ合理的にストーリーを構築し、フレームワークに落とし込む必要があります。フレームワークを適用するだけでなく、それを周囲と共有して納得できる内容かどうかを検証することが重要です。また、必要に応じて周囲を巻き込んで一緒にフレームワークを考えることも重要です。 完璧追求はどう? 2点目は、完璧を追い求めすぎないことも重要です。精緻にまとめることにこだわりすぎるよりも、考えたフレームワークを検証し、実践することが重要といえるでしょう。 組織戦略で考える? 次に、自分の考えを戦略的にまとめるのではなく、「組織」としての考えを戦略的にまとめて実行できるようになりたいと考えています。企画業務を進めるうえで、ただ「自身がやりたいこと」の視点で考えるのではなく、SWOT分析などで外部環境や内部環境を整理し、周りが納得できる企画内容を考える必要があります。考えは多種多様であるため、自分だけで考えることにこだわりすぎず、関係者にヒアリングするなど、周りをうまく巻き込みながら考えることが求められます。そのためには、思考力のほか、リーダーシップ、傾聴力、折衝力に加え、関係者との良好な関係性を築く人間性も重要だと考えています。 意見交換は大切? 最後に、企画内容が自分よがりにならないよう、フレームワークを活用して適切に分析し、関係者との日々のコミュニケーションを積極的に取り、意見交換しやすい環境を作ることが大切です。企画が1回の提案で通るとは限らないため、複数回議論できるようスケジュールに余裕を持たせることも重要です。

戦略思考入門

効率化と工夫で実現する一石二鳥の業務改革

どう選ぶべき? 物事をすべて取り組むのではなく、時には捨てる選択が重要であるという考え方に気づかされました。このとき、動画で紹介された「1敗9勝」「餅は餅屋」「新参者に意見をきく」といったアイデアを思い浮かべることが大切です。 トレードオフは何? トレードオフの考え方についても学びました。特に、資源が不足している場合や要素が互いに打ち消し合う場合に注意が必要です。しかし、チームメンバーのメンタリティの違いがトレードオフに影響することがあるものの、工夫次第では一石二鳥を狙うことも可能であるという視点も重要です。あきらめることが前提ではありません。 社内と社外はどうする? 業務についても再考すべき点があります。社内においては、慣習的に行っている業務の中で目的がはっきりしないものは効率化のために削除するか、最新ツールで代替できないかを考えることが求められます。社外に対しては、コロナ禍で一般化したオンライン面談の質を向上させることで、出張にかかるリソースを減らすことが可能です。 会議はどう変わる? また、会議の在り方にも変化が見られました。以前は会議室での集合が当たり前でしたが、オンラインで対応可能であることがわかりました。ただし、オンラインでも活発な議論を行うためには工夫が必要で、アジェンダの事前共有や会議開始時のゴール確認、ファシリテーションスキルが求められます。 勉強会はどこへ向かう? さらに勉強会に関しては、情報共有としての勉強会を行ってきましたが、SNSなどを通じて容易に情報が手に入る時代です。そのため、紹介だけでなく、それを基に自分たちがどの方向に進むべきかに時間を費やすべきだと感じました。 オンライン面談の準備は? オンライン面談では、対面を減らしつつ、新規顧客にも同様の質を保つ準備が不可欠です。具体的には、想定質問の準備や顧客のバックグラウンド調査が必要です。また、第一印象も重要であり、カメラの映り方や話し方にも注意が必要です。

クリティカルシンキング入門

成果を最大限引き出す資料作成術

スライド作成に重要なポイントは? スライドを作成する上で、まずは適切なフォントを選び、状況に応じた文字の色やアンダーラインを活用することが大切です。これにより、伝えたい内容がより分かりやすくなります。また、グラフを用いる場合は、読み手が理解しやすいように、文章の内容に合わせた順序や配置を意識し、内容に適したグラフの種類を選びましょう。 読者を引きつける構成とは? 良い文章を作成するためには、タイトルやリードで読者の興味を引くことが重要です。内容そのものが目的を押さえており、冗長にならないようにしつつ、読者が最後まで興味を持って読んでくれる構成にすることが求められます。 プレゼン資料に役立つ工夫とは? 業務改善や提案などのプレゼンテーション資料では、これらの文章の工夫やグラフの活用が有効で、幅広く応用が可能です。また、取引先や社内向けのメールやチャットでも同様の工夫が有用です。特に、相手が読みたくなるようなタイトルやリードを付け、伝えるべき内容や目的を明確かつ端的に表現することがポイントです。相手にわかりやすく伝えることを常に心がけましょう。 明確な伝達のために必要なことは? 何を相手に伝えたいのかをまず明確にし、それを冗長にならないように文章化します。アイキャッチを意識し、タイトルやリードに工夫を加え、端的でわかりやすい内容に整えます。そして、文章だけでなく視覚的にも訴えられるように、グラフを活用します。その際、必要な情報やデータが過不足なく入っているかを確認することも重要です。文字のフォント選びやグラフの選択・配置などにも工夫を凝らし、読み手にとって見やすいものに仕上げます。 読み手の心を掴む資料作成とは? 最後に、相手が最後まで読んでくれる内容になっているか全体を通して確認することが不可欠です。読み手の立場に立って、自分が作成した資料が理解しやすく、興味を持ってもらえるかどうかを考えながら進めることが、良い成果につながるでしょう。

クリティカルシンキング入門

クリティカルシンキングで成長する日々

クリティカルシンキングとは何か? クリティカルシンキングとは、自分の考えを吟味し、目的を明確にすること、そして自分や他者の思考の癖を前提に考えることの2つで成り立っています。これらを実践することで、多角的な視点を持ち、自分自身に問いかけ続けることでイシューの設定が明確になります。 自分を疑うことの重要性 Live授業中のグループワークで「クリティカルシンキングとは○○である」というテーマについてディスカッションした際、多くの参加者が「自分を疑うこと」をキーワードとして挙げていました。その意見を参考にし、私も「自分へ問う/疑う」ことの重要性を再認識し、問いと疑いの精度を上げるよう努めていきたいと考えました。 意識したコミュニケーション方法 また、部署や支店を越えたコミュニケーションにおいては、相手に分かりやすくするために言葉を省略しないよう心掛けています。特にメールやチャット、資料を基に説明する際にはその点を意識しています。会議では、何かを決めるべき事項が明確であるとき、イシューが不明確にならないようにし、議論が脱線しないよう努めています。後輩から業務相談を受けた際には、イシューを一緒に考えることで共に成長できるようにしています。 グラフから紐解く新しい視点 さらに、グラフ作成において前例に従うだけではなく、元データを見直し、異なる視点から新たなグラフを作成できるよう努めています。これは、言いたいことが明確であり、見やすいグラフにするためです。また、公式LINEアカウントのフォロワー増加計画においても、フォロワーの年齢や地域のデータを用い、グラフを作成し分析しています。 日常に活かすクリティカルシンキング 最後に、業務に限らずあらゆる課題に対しても、イシュー設定の際には多角的に考え、自分の思考の癖を意識しながら繰り返し問うことを実践しています。このようにして、クリティカルシンキングを日常的に活用することが大事だと感じています。

戦略思考入門

目的を見失わず視野を広げる戦略

目的はどう定める? 今回の学びを通じて、目的の重要性と視野を広げることの大切さを改めて認識しました。目的を明確にすることは、戦略的思考の基盤であると強く感じます。日常の業務では「何をやるか」に意識が向きがちで、「何のために行うのか」が見失われがちです。このため、チーム内で建設的な議論ができないこともあります。まずは目的を明確にし、常にその目的を意識することを継続的に実践していこうと考えています。 視野はどう広げる? 次に、視野を広げることの重要性です。自分の業務に専念するあまり、自社や自部門の課題に意識が集中してしまうことがあります。そこで、フレームワークを活用して視野を広げることを心掛けたいと思います。この視点は、チームの長期計画を考える際のゴール設定にも役立ちます。 方向性はどう見極める? これまで、経営からのメッセージを咀嚼し、アクションプランを設定していましたが、これからは3C分析の注意点を活かし、「市場と顧客」「業界と競合」を分けて考えます。顧客の特定自社とのギャップから、どのようなKSFを設定するかを考えることで、自分たちの目指す方向を明確にします。目標設定の際は進捗が測れるように、定量的な指標を用いることにします。また、これらの方法論やゴール設定は、自分ひとりではなく、チームメンバーと一緒に考え、思い込みをなくして最短距離で目標に到達できるように進めていきます。 具体策はどう実現する? ゴールを具体的に設定するために以下を実践します。まず、顧客とサービス領域を明確にすることです。顧客は単に社員ではなく、どのような社員なのかをペルソナを使って明確化します。そして、その顧客のニーズや課題を浮き彫りにし、提供するサービスを具体的にしておくことが重要です。また、そのサービス提供の究極の姿を明確にします。次に、3C分析を行い、KSFを設定します。そして設定したKSFに基づき、あるべき姿を数値で表現するように心掛けます。

戦略思考入門

リソースを集中活用するススメ

リソース配分は正しい? 限られたリソースをどのように効果的に活用するかを考えることの重要性を学びました。すべての顧客に均等にリソースを割くのは非効率であるため、時間当たりの利益貢献度を基に優先順位をつける必要があります。このアプローチにより、成果が期待できない部分のリソースを大胆に削り、重要な顧客に集中することで、組織全体のパフォーマンスを向上させる戦略が明らかになりました。 ROIで判断する? また、ROI(投資対効果)という視点を活かして意思決定を行うことが効果的だと気づきました。各顧客の売上や利益率、時間当たりの利益貢献度を分析し、ROIが高い顧客にリソースを集中させることが望ましいです。さらに、顧客特性に応じて最適なアプローチを取ることで、ROIをさらに向上させることも可能です。たとえば、長期関係のある顧客には信頼を高めるサポートを、新規顧客には競合と差別化する対応が求められます。 業務見直しは必要? 日常業務においても、昔からの慣習に流されずに、その業務が本当に必要なのかを常に問い直すことが大切です。FAXや印鑑など、過去の流れで続けている作業が本当に不可欠か見直す必要があります。また、不要な業務は思い切って削減し、削減で生まれた余裕を付加価値の高い業務に振り分けます。 自動化は進んでる? 自動化についても常に考慮し、人手で行う業務をRPAや自動化ツールで代替できるかを検討します。その結果、実施可能な自動化プロジェクトをリスト化し、効果的な実行を目指します。 業務目的は何? さらに、業務の目的を定期的に問い直すことも重要です。「この業務は何のためにあるのか?」を見据え、目的に合致していない業務がないか確認し続けることが、より効率的な働き方につながると考えます。効率化の意識をチーム全体で共有し、改善案や気づきを他のメンバーと積極的に共有することで、全体としての効率化を支える体制を築いていきます。

データ・アナリティクス入門

仮説思考で問題解決力を高めよう

仮説の種類は何? 仮説は大きく2種類に分けられます。まず、結論の仮説はある論点に対する暫定的な答えや予想を示し、一方で問題解決の仮説は具体的な問題を解決するための思考の枠組みとして機能します。このように、まず事実から何が問題かを特定し、次にどこに問題があるかを仮説として立てます。その後、なぜその問題が発生しているのかを仮説に基づいて考察し、最終的にはどうすべきかを明確化します。 仮説思考のメリットは? 仮説思考のメリットは多岐にわたります。内省的な視点を持つことでアウトプットの説得力が増し、課題への意識が高まることで解像度も向上します。また、無闇にデータを探すよりも効率的・迅速に問題を解決する道筋を得られ、アクションの精度も同時に高まるのです。 真因分析って何? アプローチの一例には真因分析やゼロベース思考があります。真因分析は「なぜ」を5回繰り返して根本原因を探る手法で、目的が売上目標の達成であるときには売上の構造を商談数、クローズレート、平均商談単価の掛け算として考えることで、課題を特定します。例えば、クローズレートが低ければ、それは競合に負けているか、あるいは顧客のニーズを十分に捉えていないことが原因として考えられます。それぞれに対策を講じることで、適切な営業活動を促進できます。 真因分析はどう使う? また、真因分析は顧客への業務改善提案にも利用可能です。申請業務に多くの工数がかかる場合、表面的な解決策として人員増加や自動化が考えられがちですが、真因分析をすると記入ミスの修正プロセスの煩雑さや申請者への正しい記入方法の伝達不足といった根本的な原因が明らかになります。 情報整理のポイントは? 現在分かっていることを文章化し状況を整理することが重要です。その後、仮の仮説を立て、それを検証するために不足している情報を洗い出します。追加情報を収集する際は、チェリーピッキングを避け、公平な視点で仮説の有用性を判断していきます。

クリティカルシンキング入門

プロジェクト管理に活かせるイシュー整理術発見!

イシュー整理の重要性 イシューについて整理しました。 まず、いきなり考え始めるのではなく、目的を明確にすることが重要です。問いや課題に対しては、その本質や解決の道筋を考え、可能な解決策をいくつかカテゴライズします。そして、本質に対しての裏付けや根拠を数値を用いて行うことが必要です。 プロジェクト管理への応用は? 私はSIerでプロジェクトマネージャーをしています。そこで、この方法をプロジェクト管理やチームの問題解決の場面で活用したいと考えています。新製品開発やソフトウェアプロジェクト、業務改善プロジェクトなどで、リスクや課題を効果的に管理し、進捗を安定させるために用いるつもりです。 イシューの特定と優先順位付けとは? イシューの特定と優先順位付けについては、プロジェクト開始時に潜在的な問題やリスクを洗い出し、イシューとして登録します。各イシューについては、影響度と緊急度に基づき優先順位を設定し、重要な問題から対処していきます。 進捗管理のシステムは? 次に、イシュー管理のプロセス設計です。イシューの進捗を継続的に監視するために、専用のツールやシステムを使用します。また、各イシューには責任者を明確にし、対応策を実行する担当者を決定します。 効果的なコミュニケーション方法は? コミュニケーションと報告の部分では、プロジェクトの進行に合わせて定期的にイシューのステータスをレビューし、必要な対策を講じます。そして、進捗状況や解決策について関係者に適切に報告し、情報共有を行います。 問題解決後の改善策は? 最後に、問題解決のプロセス改善です。イシューの解決後には、対応策の効果やプロセスを評価し、フィードバックを収集して改善点を明らかにします。さらに、解決したイシューの事例を文書化し、将来的なプロジェクトで活用できるようにします。 これらの方法を通じて、プロジェクト管理がより効果的に行えるようになると期待しています。

クリティカルシンキング入門

データの切り口を見直して発見した新たな視点

切り口を考える意義とは? 分解する前に切り口を考えることの重要性を再認識しました。切り口を考える際には、仮説を持って臨むことが大切だということを学びました。 データ分析に仮説は必要? 今回の講義の演習には、「切り口を考える」場面が多く含まれていました。これはデータ分析を行う際、多様な視点が必要であることを示しています。そして、「切り口を考える」ためには、現時点での仮説を持つことが重要だと感じました。過去にデータを分析しようとした経験があり、当初はデータの傾向を捉えようとしていましたが、進捗が思わしくありませんでした。しかし、過去の経験から推測を立て、それに基づいてデータを精査すると傾向が見えてきました。この経験は、今回学んだ内容そのものであると改めて感じました。 正誤判断で新たな発見を? 仮説を持ち、切り口を考えてデータを見ることで、自分の仮説の正誤を判断するだけでなく、仮説が誤っていた場合でも、その仮説と実際の結果を比較検討できます。これにより、新たな解釈や仮説が生まれ、データに対する理解が深まるのです。 業務への具体的な応用は? このアプローチは、ソフトウェアの期限切れ対応のコスト分析や障害発生時のデータ分析など、直接的な業務にも応用できます。また、プロジェクト立ち上げ時には、コスト評価や対応内容の妥当性を説明する資料の作成が必要ですが、その際には票だけでなくグラフも加えて分かりやすくしたいと考えています。 仮説を立てることの効果とは? これまで、コスト分析というと、ただ数字をマトリックスやグラフにまとめるだけでしたが、それは単なる事実の整理に過ぎませんでした。今後はデータを整理・解析する前に目的を明確にし、その目的と過去の経験から仮説を立て、その仮説に応じた切り口でデータを整理していきたいと考えています。これにより、わかりやすい資料作成だけでなく、コストダウンの端緒を見つけることができるかもしれません。

戦略思考入門

時間を最大限に活かす秘訣を学ぶ

優先順位はどう決める? 限りある資源、特に時間をどのように活用するかを考える際には、優先順位を定めて取捨選択を行うことの重要性を再認識しました。これは常に上司からも指摘されることであり、またその上司もさらに上から同じことを指摘されています。「言うは易し行うは難し」と感じる瞬間です。実践演習でも、重要な要素を感じ取ることはできても、実際に各社へのアプローチ方法を考える際にどの切り口が効果的かを考えるのは難しかったです。動画学習で「効用が最大化するポイントを見つける」「重視するスタンスを考える」と説明があったように、模範解答を追求するだけでなく、まずは切り口を決めて考えてみて、そこから修正を繰り返す「トライ&エラー」の方が良いのではないかと感じました。 研修企画はどう活かす? この学びを研修体系の企画業務に活用したいと思います。研修企画では、教育目的、内容、コスト、運用方法など、さまざまな要素があります。事業や職種、拠点によって考え方や優先事項が異なるため、どこを落としどころにするかを考える際に活用できると感じました。例えば、事業別に検討する際、「教育目的・内容・コスト・運用方法」の要素ごとに各事業が何を優先するかをまとめ、全体最適となる案を導き出すことができるのではと考えます。しかし、事業によって考え方が正反対になる場合もあるため、一つの解に限定せず、複数の解決策を模索することも重要だと感じました。 企画はどう進める? 企画を検討する際には、懸念される要素を漏れなく抜き出し、要素ごとに整理する必要があります。まとめた情報をもとに、全体に共通する優先度の高い要素を軸に施策を考えていきます。一方で、優先する要素がまとまらない場合もあるため、検討の際には「妥協できるポイント」を整理することも重要です。譲れない点と、重要だが柔軟に考えられる点を整理しておけば、解が一つにまとまらなくても、より絞り込んだ選択が可能になります。

クリティカルシンキング入門

データで見つける思考の新発見

データ分解で何が見える? 与えられたデータをどのように分解するかによって、見えてくるものが大きく変わることを体感しました。また、グラフに可視化することで、数字だけでは見えない傾向が明確に浮き彫りになることも理解できました。 思考癖に気づく理由は? データを要素別に分解した際、関連しそうなものを安易に結びつけて一つの傾向として捉えてしまう自分の思考の癖に気づきました。本当にその傾向が正しいのかを確認せず、安直に結論を出して解決策を立てるのではなく、その仮説をもとにさらに分解し、複数の切り口から丁寧に検討することが必要だと感じました。具体的には、「who」「when」「where」「how」といった視点から考えることを学びました。 ターゲット分析はどう進む? また、あるホテルでの活動において、ゲストが楽しみながら地球環境や社会に貢献できるようなサービスを考案する際には、ターゲットを定めるだけでなく、既存の客を分析するために今回学んだ切り口が役立つと感じました。例えば、「who」年代別、属性、「where」出身国、「what」目的、「when」時間帯、「why」選択理由、「how」交通手段や情報源などです。 サービス評価のタイミングは? さらに、カスタマーサービスを分析する際にはプロセスの分解を行い、滞在のどのタイミングで満足度が高いのか、また低いのかを理解し、サービス改善に努めたいと思いました。 根拠をもとに提案は? このような視点から考慮することで、事象の解像度が上がり、思いつきでなく根拠をもとにアイディアを提案できると感じます。日々の業務でアイディアを提案する際には、データをどのように分解して仮説を立てたかを説明することが重要だと思いました。また、「事象分解」「変数分解」「プロセス分解」のいずれかの方法が適しているのか、また切り口を5W1Hから考慮するなど、丁寧に思考する癖をつけることが大切だと考えます。

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