データ・アナリティクス入門

仮説思考で問題解決力を高めよう

仮説の種類は何? 仮説は大きく2種類に分けられます。まず、結論の仮説はある論点に対する暫定的な答えや予想を示し、一方で問題解決の仮説は具体的な問題を解決するための思考の枠組みとして機能します。このように、まず事実から何が問題かを特定し、次にどこに問題があるかを仮説として立てます。その後、なぜその問題が発生しているのかを仮説に基づいて考察し、最終的にはどうすべきかを明確化します。 仮説思考のメリットは? 仮説思考のメリットは多岐にわたります。内省的な視点を持つことでアウトプットの説得力が増し、課題への意識が高まることで解像度も向上します。また、無闇にデータを探すよりも効率的・迅速に問題を解決する道筋を得られ、アクションの精度も同時に高まるのです。 真因分析って何? アプローチの一例には真因分析やゼロベース思考があります。真因分析は「なぜ」を5回繰り返して根本原因を探る手法で、目的が売上目標の達成であるときには売上の構造を商談数、クローズレート、平均商談単価の掛け算として考えることで、課題を特定します。例えば、クローズレートが低ければ、それは競合に負けているか、あるいは顧客のニーズを十分に捉えていないことが原因として考えられます。それぞれに対策を講じることで、適切な営業活動を促進できます。 真因分析はどう使う? また、真因分析は顧客への業務改善提案にも利用可能です。申請業務に多くの工数がかかる場合、表面的な解決策として人員増加や自動化が考えられがちですが、真因分析をすると記入ミスの修正プロセスの煩雑さや申請者への正しい記入方法の伝達不足といった根本的な原因が明らかになります。 情報整理のポイントは? 現在分かっていることを文章化し状況を整理することが重要です。その後、仮の仮説を立て、それを検証するために不足している情報を洗い出します。追加情報を収集する際は、チェリーピッキングを避け、公平な視点で仮説の有用性を判断していきます。

戦略思考入門

リソースを集中活用するススメ

リソース配分は正しい? 限られたリソースをどのように効果的に活用するかを考えることの重要性を学びました。すべての顧客に均等にリソースを割くのは非効率であるため、時間当たりの利益貢献度を基に優先順位をつける必要があります。このアプローチにより、成果が期待できない部分のリソースを大胆に削り、重要な顧客に集中することで、組織全体のパフォーマンスを向上させる戦略が明らかになりました。 ROIで判断する? また、ROI(投資対効果)という視点を活かして意思決定を行うことが効果的だと気づきました。各顧客の売上や利益率、時間当たりの利益貢献度を分析し、ROIが高い顧客にリソースを集中させることが望ましいです。さらに、顧客特性に応じて最適なアプローチを取ることで、ROIをさらに向上させることも可能です。たとえば、長期関係のある顧客には信頼を高めるサポートを、新規顧客には競合と差別化する対応が求められます。 業務見直しは必要? 日常業務においても、昔からの慣習に流されずに、その業務が本当に必要なのかを常に問い直すことが大切です。FAXや印鑑など、過去の流れで続けている作業が本当に不可欠か見直す必要があります。また、不要な業務は思い切って削減し、削減で生まれた余裕を付加価値の高い業務に振り分けます。 自動化は進んでる? 自動化についても常に考慮し、人手で行う業務をRPAや自動化ツールで代替できるかを検討します。その結果、実施可能な自動化プロジェクトをリスト化し、効果的な実行を目指します。 業務目的は何? さらに、業務の目的を定期的に問い直すことも重要です。「この業務は何のためにあるのか?」を見据え、目的に合致していない業務がないか確認し続けることが、より効率的な働き方につながると考えます。効率化の意識をチーム全体で共有し、改善案や気づきを他のメンバーと積極的に共有することで、全体としての効率化を支える体制を築いていきます。

マーケティング入門

仮説と実践を学び自己成長へ

マーケティングの基本概念を知る マーケティングとは、広告宣伝や販売促進といった具体的な行動のアウトプットに留まらない、より広い概念です。社会全体にとって価値のある提供物を、「創造」「伝達」「配達」「交換」する活動やプロセスを指します。販売の必要性をなくし、顧客が自然に買いたいと思う仕組みを作ること、これが「顧客志向」です。マーケティングの視点では、製品主体のセリングとは異なり、顧客ニーズを始点に顧客満足をゴールとしています。 顧客に魅力を伝える方法は? 自己の商品や自分自身の魅力を顧客にきちんと伝え、相手が自社の商品に魅力を感じることが重要です。ヒット商品にも注目し、その裏側にある成功要因を学ぶことが大切です。 仮説を立てる重要性を学ぶ 今週の学びを通して感じたことが二つあります。一つ目は「仮説を立てること」です。LIVE授業で「仮説を立てる」という話がありましたが、マーケティングの実践では、初めに正しい理論や数字を元にした仮説を立て、その仮説をしっかりと言語化することが大切だと感じました。 PDCAサイクルをどう活用する? 二つ目は「実践すること」、そして「組織で実践すること」です。これもLIVE授業で触れられた内容ですが、ただ仕組みを作るだけでなく、PDCAサイクルを回して精度やスピードを上げることが重要であると再確認しました。 営業活動にどう反映する? 営業活動では、営業戦略の策定や広告宣伝・販売促進を考える際に活用できます。また、バックオフィスの領域でも、顧客や他部署に業務提案する際に役立ちます。マーケティングに基づき、裏付けされた内容でPDCAを回し、限られたリソースを最適に活用し、結果に結びつけることが求められます。上司や同僚、部下に伝えることも重要です。 学んだ知識を如何に活かすか? このナノ単科を主体的に受講し、学んだ知識を仕事に取り入れて実践することで、自己成長につなげていきたいと考えています。

データ・アナリティクス入門

掘り下げる力が課題解決を変える

問題解決の流れは? 問題解決のプロセスを整理するために、まずは「問題解決の4ステップ」について学びました。基本の流れは、what(問題の明確化)、where(問題箇所の特定)、why(原因の分析)、how(解決策の立案)という順番です。中でもwhereの部分では、どこに原因があるのかを深く掘り下げ、分析対象の範囲を絞ることで、原因を検証しやすくする点が強調されています。 仮説の立て方は? さらに、原因に対する仮説を立てる際には、複数の仮説を出すことや、異なる切り口(ヒト・モノ・カネなど)から考えることが重要です。これにより、一面的な見方に偏らず、網羅的な分析が可能になります。そして、仮説の検証に向けて、どのようなデータを収集するかを意図的に選定し、意味のある対象から適切な方法で情報を得ることが求められます。 データ収集はどう? また、都合の良いデータだけでなく、比較のための情報収集も欠かさず行うことが必要です。反論を排除するために、仮説に反する情報も踏まえた検討が重要で、これにより説得力のある分析が可能になります。ここでは、フレームワークとして3C(市場、競合、自社)や4P(製品、価格、流通、プロモーション)を活用する方法が示されています。 全体評価は? 総評として、問題解決の4ステップがしっかりと整理され、特にwhereの部分を掘り下げる姿勢が評価されています。今後は学んだ理論を実際のビジネスシーンに応用し、複数の仮説の中から優先順位を明確にする方法を検討することが期待されています。 進捗報告はどう? また、メンバーの進捗報告に際しては、各自がこのプロセスに沿っているか確認することが重要です。仮説が複数たてられているか、異なる視点での切り口が取り入れられているか、さらにはデータ収集が適切に行われているかを、リーダーを中心としたレビューの場でしっかりと意見交換を行い、全体の分析精度を高めるよう努めてください。

戦略思考入門

捨てる思考でサービス改善!顧客満足度を再定義

捨てる意味は何? 一番印象に残ったのは、捨てることで顧客のメリットが向上する可能性があるという点でした。なぜなら、これまでは捨てるという行為を、新しい価値を創造するために人や時間を作ることや、コストダウンを目的としたものと捉えていたため、顧客のメリットが上がるという発想はあまりありませんでした。この点から、自分たちの核となるサービスを充実させるために、あくまでお客様のためではなく自分たちのために行っていることがないのかという視点で戦略を再考し、これに活用したいと考えています。また、選択・捨てるときには、定量的な判断基準が必要であり、それによってより客観的な判断ができると感じました。そして、結果を振り返り、さらに必要なアクションをとるためにも、この基準が重要であることを強く認識しました。 対応中止の判断は? 私たちは営業社員向けのコールセンターを運営し、「問合せ対応」と「手続きの受付対応」をサービスの柱としています。これまでは営業社員の満足度を意識して両方を提供していましたが、本当に顧客が望んでいるものを定義し、ROIを考慮した上で「手続きの受付対応」の中止を検討しています。判断基準として、手続き一件当たりの生産性や、顧客の想定通りに手続きが正しく行われるリスク、電話受付以外の代替手段の有無を検討項目としています。 問合せ対応の優先は? さらに、問合せについても待たせることが多いため、つながりやすさを重視して優先順位を設定します。判断基準としては、コンタクトリーズンごとの問合せ量の割合と、営業活動における優先順位の有無を考慮していきます。まずは、優先順位を考える上で基準となる項目を洗い出します。具体的には、サービスの対象者が期待していること、手続き一件当たりのコスト、一回の電話で解決する割合、問合せの応答時間、後処理の時間などです。これらの基準項目を「効果」と「頻度」のマトリクスとして分析し、捨てるべきことを明確にしていきます。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

信頼と行動で築くリーダー像

自分のリーダー像は? リーダーに正解はなく、自身が目指すリーダー像を明確にすることが大切だと感じました。そのため、行動・能力・意識の3つの要素が鍵となります。特に、行動は能力と意識の掛け合わせの結果であり、他者からはその行動だけが見えるという点も意識しておく必要があります。 スタッフ成長の鍵は? また、スタッフの成長、すなわち人材育成を考える際は、相手の理解度を把握することが非常に重要です。仕事のゴールを共有し、その背景を伝えるとともに、報連相(報告・連絡・相談)の方法を明確にするといった、基本的な取り組みをしっかり遂行することが信頼関係を築く大前提であると再認識しました。 共通理解はどこ? さらに、各地に分散して仕事をしているだけに、共通理解や共通言語が十分に共有できていない可能性があります。私自身の目標はスタッフの成長を促すことですから、以下の点を意識して進めていきたいと考えます。 効果的な伝え方は? まず、相手の立場を理解するためにコミュニケーションを密に取り、各仕事のゴールを明確に伝えます。また、誰もがリーダーになれるという考え方を体系的に共有し、報連相の方法を明確に提示することで、メンバーに考える機会を提供したいと思います。そして、リーダーとして信頼される行動を、意識と能力を高めながら実践していく所存です。 伝達手段の工夫は? 加えて、文字だけのメッセージで伝える場合も、状況や案件に応じて電話やオンラインで直接伝え、相手の理解度を確認しながら仕事を進める工夫を心がけたいです。忙しい時ほど要点のみを伝えがちですが、まずは相手の立場に立って考えて行動することが大切だと感じます。 能力向上の実感は? 最後に、リーダーの3つの要素の中で特に『能力』を強化する必要を改めて実感しました。この学びを通じて、他の受講生や職員、スタッフと情報を共有しながら、実践的なスキルを着実に身につけていきたいと考えています。

クリティカルシンキング入門

思考整理で見つける新たな視点

文章構成はどう考える? 主語と述語を意識し、読み手の立場で文章を組み立てる重要性を学びました。長い文章では、主語が入れ替わることがあるため、注意が必要です。主張を支える理由を考える際には、どの視点や切り口から考えるかが大切です。そのため、言いたいことに対する柱を立て、具体的な理由をしっかり固めた上で、書き進めることが求められます。 図式化で何が明確? 特にピラミッドストラクチャーを活用することで、主張とその理由を明確にできます。思考を図式化して可視化することで、整理され、相手にも順序立てて説明できるのです。 レシピ本の狙いは? 現在、私は「ホリスティックヘルス」をテーマにしたレシピ本を作成しており、人と地球の「健康」を「暮らし」や「食」の視点から伝える際に、学んだことを活用したいと考えています。 説明方法はどう? 課題に感じている点は以下の通りです。まず、ホリスティックヘルスに初めて触れる方にも分かりやすい説明を心がけたいです。また、読者が「食」や暮らしが自然や地球と繋がっていることを意識できるように伝えたいと考えています。さらに、身近な行動や選択が社会に良い影響を及ぼすことを伝えることも重要です。 健康関係はどう? 概念の説明や社会問題、環境問題を扱う際、読者が自身と関連付けなければ興味を持ってもらえないでしょう。ですので、地球の健康と自身の健康がどう関係しているのかを説明することが大切です。そのためには、ピラミッドストラクチャーを活用し、メインメッセージを大きな枠としてカテゴリーに分け、理由づけを具体化していきたいと考えています。 アウトプット意識は? この方法をレシピ本の制作でトピック別に書く際に活用したいと思います。また、仕事以外の場面でも、自分の思考をメタ認知的に認識し、アウトプットの頻度を上げて思考の癖をつけるように心がけます。文章だけでなく、会話でもこの思考を活用できるようにしたいです。

クリティカルシンキング入門

視点を変える力で夢を実現する

なぜ認識が変わった? 受講前は、クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いがよくわかっていませんでした。しかし、学ぶ中で、ロジカルシンキングはモレやダブりが無いように論理的に話すことを指し、クリティカルシンキングは視点や視座を変え、視野を広く持ち、疑いの目を持って思い込みをできるだけ排除することを指していることが理解できました。また、自分には無意識の思考の偏りがあることも明らかになり、考える前には効率的な考え方をしっかり構築することの重要性を感じました。 どこへ向かうの? 私は、世界中の人々が人生の終わりまでしっかりと視力を保てる社会を目指したいと思っています。そのために自分が何をすべきかを考え、新しい事業の提案を試みています。多くの課題があり、その中から進めるべき事業を選び出す必要があります。さらに、その解決方法について仮説を立てて検証を進めていきたいです。クリティカルシンキングを身につけ、客観的かつ多角的に物事を見て、進むべき方向を決定したいと思います。そして、決定後には承認を得て、計画書を作成し報告することが求められます。立場や視座が異なる人々にも納得してもらい、支持を得られるようにしたいです。 どう改善する? 私自身、無意識に思考が偏ることがあります。何かを考える際、一度良い案だと思い込むと、視野が狭くなり他の可能性に気づけなくなることがあります。そこで、意識的に「本当にそうなのか?視点を変えるとどうなるのか?立場が変わるとどうなるのか?他の可能性は?」と考える癖をつけたいと思います。論理的に考えまとめ、それを言語化することに対して苦手意識があり、時折逃げたくなることがあります。しかし、少しでもその苦手意識を減らし、夢の実現に向けて効率的に動けるよう努力したいと思っています。そのために、クリティカルシンキングのワークを通じて、これまでできていなかった考え方を発見し、日常の思考に取り入れていきます。

クリティカルシンキング入門

データで見つける思考の新発見

データ分解で何が見える? 与えられたデータをどのように分解するかによって、見えてくるものが大きく変わることを体感しました。また、グラフに可視化することで、数字だけでは見えない傾向が明確に浮き彫りになることも理解できました。 思考癖に気づく理由は? データを要素別に分解した際、関連しそうなものを安易に結びつけて一つの傾向として捉えてしまう自分の思考の癖に気づきました。本当にその傾向が正しいのかを確認せず、安直に結論を出して解決策を立てるのではなく、その仮説をもとにさらに分解し、複数の切り口から丁寧に検討することが必要だと感じました。具体的には、「who」「when」「where」「how」といった視点から考えることを学びました。 ターゲット分析はどう進む? また、あるホテルでの活動において、ゲストが楽しみながら地球環境や社会に貢献できるようなサービスを考案する際には、ターゲットを定めるだけでなく、既存の客を分析するために今回学んだ切り口が役立つと感じました。例えば、「who」年代別、属性、「where」出身国、「what」目的、「when」時間帯、「why」選択理由、「how」交通手段や情報源などです。 サービス評価のタイミングは? さらに、カスタマーサービスを分析する際にはプロセスの分解を行い、滞在のどのタイミングで満足度が高いのか、また低いのかを理解し、サービス改善に努めたいと思いました。 根拠をもとに提案は? このような視点から考慮することで、事象の解像度が上がり、思いつきでなく根拠をもとにアイディアを提案できると感じます。日々の業務でアイディアを提案する際には、データをどのように分解して仮説を立てたかを説明することが重要だと思いました。また、「事象分解」「変数分解」「プロセス分解」のいずれかの方法が適しているのか、また切り口を5W1Hから考慮するなど、丁寧に思考する癖をつけることが大切だと考えます。

戦略思考入門

事業経済性の本質を捉えた学びの実践

事業経済性を深めるには? 事業経済性について、規模の経済性、習熟効果、範囲の経済性それぞれの角度から理解を深めることができました。これまで学習してきた各種のフレームワークと同様、言葉だけが独り歩きしないよう、きちんと本質を捉え、事業分析に当てはめることが重要だと感じました。また、ケースに応じて意味のないことを見極め、捨てるという判断をすることで情報を整理していくことも大切です。 周囲の変化にどう対応する? 以下に、動画内でのまとめが役立ちそうだったのでメモしておきます。 1. 実際に自分で手を動かして試してみる 2. 時代やビジネス環境変化の影響を考慮する 3. 指数関数的に急激な環境変化が起こる時代である 自動車に関連する複数の事業会社を管理する立場にあるため、規模の経済性やシナジー効果、範囲の経済性は非常に重要な視点です。 値決めにどう取り組むか? サプリや化粧品は価格が高い方が逆に売れることがあるというのはとても納得がいきました。高級車を主に手掛ける洗車事業においても、値決めには苦労しています。創業当初は一般的な相場観でスタートしましたが、現在の物価やブランディング的にそぐわなくなってきており、事業経済性を考慮して値上げが必須となっています。しかし、長く務めるスタッフの値上げに対する理解が追い付かないため、小さな会社では現場スタッフの意見も無視するわけにはいかず、時間をかけて意見の擦り合わせを行っています。 客観的視点をどう維持する? 総合演習でも取り上げられていましたが、定性的な判断や慣習・慣例、伝統などに固執するのは人としての常なのだと考えるようにしています。そのため、日常に埋もれてしまわないよう、客観的な事実と定量的な評価、データをもって自社の現在地や状況を定期的に把握する必要があります。全社の経営企画に携わる私は、すべてにおいてやや批判的・批評的な立ち位置でいることがちょうど良いと考えています。

デザイン思考入門

顧客に寄り添う心に響く学び

顧客中心の真意は? デザイン思考の根本は「どこまでも顧客に関わろうとする人間中心」であることを理解しました。その特性から、仮説検証や分析に偏ったアプローチと比べると、ビジネスシーンでは特定の顧客に限定されたサービスや商品に偏りがちになるのではないかという懸念もあります。しかし、市場環境を考えると、初めから万人ウケするものを作るのはほぼ不可能であり、結果として「当たり障りのない、誰にもハマらないもの」に陥ってしまう恐れがあります。データや数値だけでは本当に解決すべき課題にたどり着くことはできず、市場拡大の基本としてアーリーアダプターを捉えることが重要だと考えています。 本質課題は何か? このような背景から、ヒット商品やヒットサービスを生み出すためには、まず具体的なペルソナを設定し、相手を深く知り、共感することから顧客の本質課題を発掘する必要があると考えました。さらに、課題解決に向けた柔軟な発想へとつなげられるのではないかという見方を得ました。 どこで成長する? この講座を通しては、①顧客の本質課題を引き出す手法、②相手への共感とその伝え方、③プロダクトの具体化に向けたビジュアル化の手法という3点を重点的に学んでいきたいと思っています。担当している商品の拡販戦略を検討する際には、顧客課題をより深く理解し、それをメッセージ作りに反映させること、そして顧客に寄り添い共感を伝えるコミュニケーションを心掛けたいと考えています。「当たり障りない」から脱却し、具体的なペルソナを通じて本質課題を引き出すことを目指します。 直近の実践は如何に? また、学んだスキルやフレームワークは、現状担当している社内研修の企画にも積極的に取り入れ、実践していく予定です。直近では顧客ヒアリングの機会があるため、講座で学んだことをすぐに生かし、次年度の実行計画策定の際にもデザイン思考のアプローチを意識して活用していきたいと思います。

クリティカルシンキング入門

思考のバランスを育てて、新たな視点を得る

偏った考えは何故起こる? 考えには偏りや制約があることを学びました。人は無意識のうちに自分の好きな考え方に偏りがちで、情報を集めたり思考を巡らせたりしています。このため、重要な情報を見落としてしまい、結果として結論が変わることもあります。また、演習を通じて、制約がないと逆にアイディアが広がりにくい特性があることに驚かされました。 どうして自問自答する? 「もう1人の自分を育てる」ことの重要性を感じました。結論を導き出す際には自問自答を繰り返すことが大切です。業務においては、様々な情報を幅広く浅く得ることが求められますが、それらの中から何が重要なのか、どこまで深掘りすべきかを自問しないと表面的な情報だけで結論を下してしまいます。講義で学んだ視点、視野、視座といった多角的な視点を通じて、手元の情報が十分かどうか、なぜそのように考えたのかを問い続けることが重要だと理解しました。 情報をどう活かす? 私の所属する部門では、日々膨大なデータや事象が発生し、担当者から報告を受けていますが、私はそれらの情報を点で捉えがちです。学んだ「もう1人の自分を育てる」方法を通じて自問自答を繰り返し、思考の偏りをなくしてフラットに物事を捉えられるよう努力しています。これにより重要なポイントに気付け、本質を捉えられるようになると考えています。 目的は何から整理する? 目的を整理する際には、何が目的で、誰に何をどう伝えるのか、必要な情報をフラットな目線で整理します。情報収集が終わった後で、その情報が十分か、様々な視点で再確認することが重要です。最終的な結論に際しては、自分が正しいと考えるだけでなく、もう1人の自分を作り出し、なぜそう考えるのかと問い続け思考を深めていきます。 他者の意見は役立つ? こうしたプロセスを進めるにあたり、他者の意見も取り入れながら、自分の思考の偏りや浅さを確認し、より良いアウトプットを目指しています。

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