クリティカルシンキングの重要性とは?
クリティカルシンキングにおいて、自分自身を批判的に考えることがまず印象的でした。本講座を受講する中で、業務において客観的に物事を考え、説得力のある説明や実効性のある施策を目指して取り組みました。以下の3点が特に学びとして強調されました。
1. 考え方: 課題を検討するゴール(イシュー)から必ず考えること。
2. 施策検討: ロジックツリーを用いた分析。
- データ分析でイシューの場所を特定(Where)
- 原因究明(Why)
- 施策検討(How)
- 施策による副作用検討
- 実行
このプロセスでは、既存のフレームワーク(MECE、SWOT、3C、4Pなど)を使い、偏らないようにします。
3. 伝え方: ピラミッドストラクチャー(主張と根拠)とスライドの工夫(1スライド1メッセージ、効果的な可視化)。
新卒採用に潜む課題は?
現在、私は人事担当として、要員計画、能力開発、人事制度、エンゲージメントなどの施策を検討しています。例えば、要員計画の一環として新卒採用施策を検討する際、多くの学生に応募してもらうためのイベントの拡充に取り組んできましたが、本講座を通じて「取り組みやすい施策に飛びつく」傾向があることに気付きました。
新卒採用における課題を「会社になじめず早期退職やメンタル不調になる若手」と「売り手市場での質・量の確保が難しい点」の2つに設定した場合、イベントの拡充は有効ですが、前者への取り組みが不足していると感じました。
より良い施策実現に向けてどう進めるべきか?
今後は、具体的施策を検討する前に全体のイシューをロジックツリーで整理し、原因(Where、Why)および具体策(How)を検討します。そして、同僚や上司からのフィードバックを反映し、より良い施策を実施します。
最近受講したWeek5では、以下の点に取り組んでおり、継続して進めたいと思っています。
1. 現在取り組んでいる人事施策のイシューの洗い出しと優先順位の設定。
2. 自分が実務を担当する業務では、原因の特定と施策の検討。
3. 部下が実務を担当する業務では、クリティカルシンキングの考え方を紹介。
例えば、各人事施策に対して、「取り組みやすさ」に逃げず、本質的な課題に正面から向き合って解決していきたいと考えています。