暗黙知が示す問題は?
既存業務では、表面的には問題が見受けられなくても、暗黙知により不便さが隠れている可能性があります。そのため、ユーザーが大雑把に抱える課題を観察しつつ、定性分析を使って解決策を見出す必要があると感じています。まずは、現場をしっかり確認し、困りごとを持つ人がいないか探すことを心がけたいと思います。
仮説は有効か?
また、自分自身が業務に追われ、常に周囲を見る余裕がなかったことも実感しています。そのため、あらかじめある程度の仮説を立てることが重要だと考えています。チームメンバーからは、偶然の会話の中で困っている点が見つかる場合があると聞いており、日常的にいろいろな人と話をするよう努めるつもりです。
分析手法はどう変わる?
今回の学びでは、暗黙知と定量分析の双方が大きなポイントとなりました。さらに、コーティングの手法を習得できたことで、これからはアンケートやインタビューで得た情報をコーティングする習慣を身につけたいと考えています。現在は生成AIの活用により、簡単にコーティングが可能となっているため、その点を意識しながらアンケート結果の分析にも取り組んでいきたいと思います。
デザイン思考については独学だったので、順次だてて学びなおせたことは全体像を整理して把握できたのでとても価値がありました。
他の方の話を伺い自分が観ているのとは異なった視座に接することができたのは、同意できるか否かは別としてとても良かったと思います。また参加した方の異なった環境での仕事のありかたもとても興味深いものがありました。
試作は現実ではアイデアを形にして社会の中で成立させなければ意味がありませんが、そればかりだとどうしても思考の幅が狭くなるので、妄想であってもアイデアを膨らませて試作まで行うことはとても大切だと思います。
授業については、やはり各テーマごとに疑問点はあり質問はしたかったと思っています。自分で解釈するだけでは独学と変わらないので。
またグループワークは同じ方と続けて一緒になったのでできるだけいろいろな方の意見を伺いたいと思いました。
何にせよ良い学びの場であったと思っています。