どんな学びが印象的?



今回の学びで特に印象に残ったのは、「標準偏差」と「幾何平均」の2点です。

標準偏差の計算手順は?



まず、標準偏差についてです。計算手順はまず平均を求め、その後、各データと平均の差を求め、差を2乗します。そして、2乗した値の平均(=分散)を算出し、その平方根を取ることで標準偏差が得られます。具体的な例では、データが3, 4, 5, 5, 8の場合、平均は5となり、各データとの差は2, 1, 0, 0, -3です。これらを2乗すると4, 1, 0, 0, 9となり、分散は2.8、標準偏差は√2.8 ≈ 1.673となります。また、Excelでは=STDEV.P(範囲)という関数を用いて計算できます。

幾何平均の計算方法は?



次に、幾何平均についてです。こちらは、最終値を初期値で割った値を計算し、期間に応じた累乗根(平方根や立方根など)を求めます。その値から1を引いたものが平均成長率となります。例として、初期値が100、最終値が209の場合、成長率合計は209 ÷ 100 = 2.09となります。2年間での成長率なので平方根を求めると√2.09 ≈ 1.45となり、1.45 - 1 = 0.45(45%)が幾何平均成長率となります。

中央値だけで評価すべき?



これまでは中央値を代表値として重視してきましたが、今回の学びで、データのばらつきを示す標準偏差の重要性を改めて認識しました。例えば、AIモデルの予測精度の評価において、これまでは絶対誤差率の中央値だけを使っていましたが、標準偏差を加えることで信頼度をより的確に評価できると感じました。

AI評価はどう変わる?



実際、私が担当する不動産評価のAIモデルにおいても、最新のトレンドを反映するため定期的にアップデートを行っています。これまでは精度評価において中央値のみを用いていましたが、今回学んだ標準偏差を活用することで、モデルの精度のばらつきをより正確に把握できると理解しました。今後は、より正確な評価のために、標準偏差も加えた指標で測定していく予定です。
※上記の投稿は、受講生より許可を得て掲載しています。
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ナノ単科とは?

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実践につながる基礎スキルを習得するカリキュラム
グロービス経営大学院 単科生制度の、さらにライトなプログラムが登場。
1週間毎に区切られた6週間のカリキュラムを、他の受講生とともに、オンラインかつ好きな時に自分のペースで学び、仕事で実践・活用する一歩を踏み出せる内容となっております。

ナノ単科受講生の声

この記事と同じ科目を受講したナノ単科受講生のリアルな感想をご紹介します。
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H.N
50代 女性
受講科目
データ・アナリティクス入門
モチベーションが上がる

勉強することを長らく忘れていましたが、
若い受講生の姿を拝見し、
一生勉強だなと感じさせられました

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S.T
30代 男性 係長/主任
受講科目
データ・アナリティクス入門
実践につながる わかりやすい 仲間と学び合える

価格、期間、レベル、とにかくジャストサイズだったように思います。
初心者や我流の限界を感じている人にオススメですね。
異業種異職種の人と受講動機をシェアできたのがよくて、「みんな悩み同じなんだな」「自分だけじゃない」という安心と納得感がモチベーションになりました。

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A.N
50代 女性
受講科目
データ・アナリティクス入門
実践につながる わかりやすい

グループワークがあることで、気づきが多い。オンライン講座はたくさんがあるが、受講生の考えなどを聞くことで理解が深る気がします。
3か月間、週1回であれば、なんとか頑張れるのみ魅力です。
勉強はし続けることも大事ですし、仕事にもすぐに実践できる内容が多いことも、受講してとてもよかったなと思っています。

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