思考のクセ、どう認知する?
クリティカルシンキングを身に着ける上で、今の自分に特に足りていないのは「思考のクセや偏りがあることの認知」だと感じました。課題解決に対する打ち手を考える際、「どうせこれで合っている」「自分の考えは間違っていない」と決めつけてしまうことが多いため、自分の考えには癖があるのです。これを客観的に見つめ直し、時には他者からのフィードバックを通して改善していきたいと思います。
求職者から学んだことは?
具体的に、自身の思考の偏りを実感した場面として、求職者がある企業に入社を決めた理由について「入社後のイメージが湧いたから」と話していたことがあります。私はより給与や休日の多い別の企業を選ぶのが当然だと思い込んでいたため、他の価値観も大切にされることを改めて認識しました。この経験から、求職者からの応募を集める広告作成の際、給与や休日だけではなく別の視点も重要だと気づきました。この学びを活かし、思考の偏りを避けるために、「自分だけの考えで決めつけていないか」「他に方法はないか」を自問自答しながら意思決定を進めたいと思います。
思考の認知がもたらす効果とは?
「思考のクセや偏りの認知」は課題解決の場面や社内外のコミュニケーションで役立つと考えています。各場面での具体的な効果は以下の通りです。
【課題解決のための打ち手立案】
・自分でも気づかなかった課題の要素に気付ける。
・1つの案だけでなく、予備案を用意できることで、課題解決の可能性が高まる。
【社内の別部署とのコミュニケーション】
・相手の立場を考え、必要な情報収集や前提の共有ができ、納得感の高いコミュニケーションが図れる。
【クライアントとの打ち合わせ】
・相手の発言の背景を理解しながら話を進めることで、必要な情報提供ができ、合意に至る可能性が高くなる。
思考の偏りを減らす取り組み
以下の具体的な取り組みを実施したいと考えています。
・課題解決時にはロジックツリーを用いて要素を分解し、「本当にMECE(漏れなく重複なく)か?」と自問自答する。
・自分の考えを上司や同僚に相談する。
・原因を探る際には「なぜ」を少なくとも3回繰り返す。
・結論だけでなく、その結論に至ったプロセスに着目し、相手がいる場合はその内容を共有する。
・コミュニケーションの際は必ず会話の前提を意識し、「相手に正しく伝わる言葉選び」を心がける。
これらを実践することで、思考の偏りを減らし、より効果的な意思決定ができるようになると確信しています。