自分の頭、どう使う?
クリティカルシンキングにおいて重要なのは、自分自身の思考を客観的に見つめ、「もう一人の自分」を育てることです。人は無意識のうちに「制約」や「偏り」に誘導されやすいため、物事を俯瞰的に捉える力が求められます。これには、視点・視座・視野の広さが必要です。「頭の使い方を知る」ということが大切であり、これがクリティカルシンキングの本質です。
過去の選択は?
以前の私は、顧客から提示された「課題」に対して深堀をし、本質的な問題を見つけ出せることもありました。しかし、過去の経験や「従来の対応方法」に縛られていた場面が多々あったことを反省しています。これに対処するために、多くの関係者とコミュニケーションを取り、全体を把握するよう努めていました。しかし、今回学んだことから、「課題」を解決すべき問題として捉える前に、まず全体を俯瞰的に見渡し、真の課題を把握することが重要であると再認識しました。このようなアプローチを習得するのは時間がかかるかもしれませんが、より効率的な解決策を見つけるために、物事を客観的に見る姿勢を身につけたいと思います。
本当の問いは?
初めの一歩として、自分自身への問いかけを意識していきたいです。
1. 常に客観的に物事を見るよう心がけること
- 提示された課題は本当に解決すべきものか?
- これを検討する目的は何か?それを明確にした上で考える。
- 全体を見渡せているかを確認する(視点・視座・視野)。
- 自分の意見の根拠は何か?偏りや制約がないか検証する。
- その考えは直感や経験値に依存していないか、証明できるか?
2. 具体的でわかりやすい表現を心がける
- 専門用語を多用しない
- 誰にでも理解しやすい表現か
- 必要以上に抽象的でないか
- 問題がすり替わっていないか
このように、自分自身への問いかけと具体的でわかりやすいコミュニケーションを通じて、より効果的なクリティカルシンキングを磨いていきたいと思います。