戦略思考入門

規模の経済性を超えて、真の競争力を手に入れる方法

戦略的行動をどう実現する? 戦略的な行動をとるためには、古くから存在しビジネスの定石とされる様々な法則やフレームワークを知り、それらの原理や前提条件、例外パターンを含めた本質をきちんと理解し、適切に用いることが必須であるということを学びました。 ビジネスの定石を再確認 WEEK5で取り上げられた「事業経済性」というメカニズムを例に、自らを振り返ると、規模の経済性がそもそも効かない場合や、効くとしても非常に限定的であることに気づきました。そのため、ターゲットを絞りサービスの価値を高めることでネットワークの経済性を活かし、そこで浮いた経営資源を集中投下して経験曲線を活かす。このように、範囲の経済性へつなげることでコスト低減が実現できそうだと感じました。しかし、これまで私はビジネスの定石を「感覚的」に理解していただけだったことに気づきました。 中期経営計画の重要性 変化の激しい時代と業界において、中期経営計画を立てる意味と重要性を再認識しています。次期中期事業計画の策定に向けて、ビジネスの定石を本質的に理解・整理し直し、一年近くの時間を有効に活用したいと思います。 視座と視野を意識した仮説思考 周囲の協力を得ながら、「高い視座と広い視野」「一貫性と整合性」を意識しつつ、不確実な情報の中でもハイサイクルで仮説検証を行う仮説思考でビジネスの定石を適用します。また、実際に適用した結果について関係者と共有し、複数の視点を基に明確な判断基準を持って投資対効果を意識し、比較検討・取捨選択を行っていきます。 事業計画策定の精査ポイント 事業計画の策定にあたり、次のポイントを精査します: - 目指すべきゴールは何か - 現経営資源に何があるのか - 省エネはどこまで追求するのか - ゴールに到達するために「やるべきこと」「やらないこと」は何か - ターゲット顧客は誰か - 自社はターゲット顧客にどのような価値を提供するか - それは本当に顧客が求めているものか - 独自性(強み、差別化ポイント)は何か - 独自性で本当に差別化できているか - 独自性は実現可能か、長期的に競争優位性を持続可能か - 事業経済性で効くものは何か、なぜ効くのか - 他社事例で適用できるものはないか 定石を駆使した事業計画 今回の講座を通じて、3C分析、SWOT分析、バリューチェーン分析、PEST分析、5Forces分析、ポーターの基本戦略、シナリオ・プランニング、VRIO分析、ジョン・コッターの8段階のプロセス、事業経済性など、10個以上の定石を学びました。事業計画を策定するにあたっては、これらの定石を意識しながら一つずつ理解し直し、他社事例を集めて研究しながら適用を進めていきたいと思います。

データ・アナリティクス入門

仮説で読み解くデータの裏側

仮説の意義は? 今週の学習では、どんな状況においても仮説を立てることの重要性を再認識しました。仮説はデータ分析や問題解決の道しるべとなり、何を調べ、どんな情報を収集すべきかを明確に示してくれます。また、代表値だけでデータの全体像を把握するのではなく、その背後にあるばらつきにも目を向ける必要があることを学びました。平均値は全体を簡潔に表す指標ではありますが、ばらつきを加味することでデータの実情をより深く理解できるという点が印象的でした。 データ把握はどう? データの分布を視覚的に把握するためにはグラフを活用することが有効です。ヒストグラムを用いれば分布の様子が、散布図を用いれば2つのデータ間の関係性が直感的に読み取れます。また、標準偏差を理解し算出することで、データのばらつきを定量的に捉え、より正確な分析が可能になるという点も学びました。これらの学びは、特に患者の受診動向分析の現場で大いに役立つと感じています。 具体計画は? 具体的な行動計画としては、以下のステップを実施する予定です。 1. データ収集と整理  ・受診データの抽出:電子カルテシステムから必要な情報を取り出す。  ・データクリーニング:欠損値や誤りがないか確認する。  ・データ加工:分析しやすい形に整える。 2. 仮説構築と検証  ・仮説リストを作成:過去のデータや経験を踏まえ、受診動向に関する仮説を立てる。  ・データ分析:収集データを基に仮説の正否を検証する。 3. 代表値の吟味  ・複数の代表値の算出:単純な受診者数だけでなく、年齢層別、性別、居住地別に平均値や中央値、最頻値などを計算する。  ・代表値の比較:異なる代表値を比較し、データの傾向を把握する。 4. 可視化  ・グラフ作成:受診者数の推移やデータ分布をグラフで表現する。  ・グラフ分析:作成した図表から季節変動やパターンを読み解く。 5. 標準偏差の活用  ・各診療科ごとに受診者数のばらつきを標準偏差で算出する。  ・科ごとの差異を比較し、正確な分析に役立てる。 6. 分析結果の活用  ・傾向の把握:得られたデータから受診動向の傾向を明確にする。  ・対策の検討:把握した傾向を元に、より良い医療サービスを提供するための対策を議論する。  ・情報共有:分析結果や検討内容を関係部署で共有する。 7. 行動の継続と改善  ・定期的な分析:定期的な受診動向の確認により、新たな傾向や変化を捉える。  ・行動計画の見直し:状況の変化に合わせ、計画を適宜更新する。 各ステップを着実に実行することで、学んだ分析手法を実務に効果的に活かしていきたいと考えています。

マーケティング入門

顧客ニーズを見抜く!ビジネス成功の鍵

顧客ニーズをどう把握する? 商品を何にするかを決める際に最も大切なのは、やはり顧客のニーズを把握することです。「それは当然だ」と思われるかもしれませんが、いくつか重要なポイントがあります。 まず、顧客自身がなぜその商品を購入したのか、あるいは欲しいと思ったのかを自覚していないケースが多いということを理解する必要があります。次に、ウォンツとニーズの違いを正確に理解することも重要です。ウォンツとは、ある特定のものを欲しいと思う状態で、顧客自身が自認しているため、競合による価格競争が起きやすくなります。一方、ニーズは満たされていない状態があり、それを解決したいと思っているものの、顧客自身が認識していないことが多いです。ニーズを捉えることができれば、それがビジネスチャンスにつながる可能性が高まります。 ペインポイントをどう見つける? このための手法も理解する必要があります。ウォンツを捉えるには、アンケート調査や購買データの分析が有効です。一方でニーズを捉える手法としては、顧客にインタビューを行い、様々な視点からの質問を通じて心理を掘り下げる方法や、顧客の行動を観察して商品の利用状況を見る方法があります。また、カスタマージャーニーを描くことも有効です。 事業を成功させるためには、顧客が困っているポイント、つまりペインポイントを見つけ出すことが第一歩です。しかし、それは容易ではありません。そのため、手法については理解を深め、実践の中で改善していくことが重要です。 顧客との信頼構築法とは? 顧客のペインポイントを探る手段として、定期的なコミュニケーションが欠かせません。顧客の困りごとは時の流れとともに変わっていくため、常に新しい情報をキャッチアップし、変化を把握するように努めます。 さらに、会社の強みとして柔軟に企画化できる点を活かし、見つけたペインポイントに対して企画に昇華できるものがあれば、すぐに素案を作成し、顧客に提示して反応を見ます。好反応が得られれば、迅速に実行することを繰り返していきます。 効果的なチームコラボの秘訣は? また、営業やマーケティングメンバーとの定期的なミーティングを通じて、各メンバーが顧客から引き出した困りごとをシェアします。この中で、具体的なアクションプランについてもアイデアを出し合い、すぐに実行に移していきます。 デプスインタビューの極意 最後に、インタビューのスキルを高めることも重要です。デプスインタビューは難しいものですが、それをこなすにはどの情報を広げ、どの深さで掘り下げるかといったガイドラインが必要です。このスキルは自分自身で率先して学び、その知見をメンバーに共有することでチーム全体のスキル向上につなげます。

戦略思考入門

経済性の本質を深堀りして学ぶ方法

ビジネス法則の理解を深めよう ビジネスの法則を正しく理解し、それを武器にすることは重要だと感じました。「規模の経済」はよく用いられる法則のひとつですが、大量に生産や発注をすれば、一つ当たりのコストが下がるという単純な理解しかしていませんでした。どんな場合でも規模の経済が適用できるわけではなく、固定費と変動費に分解したり、時点を広げて考えたりすることが大切だと学びました。 経済性の種類に注目する 事業経済性とは、何かをするほどコストが下がることを指します。規模の経済、経験効果、範囲の経済、ネットワークの経済、連結の経済などがあります。差別化を理想としていますが、すべての領域でそれを実現するのは難しいため、経済性にも注目する必要があると感じました。この点で、経済性といえば規模の経済とほぼ同義と考えてしまっていましたが、さまざまな経済性に着目することで思考の幅を広げていきたいと思います。 範囲の経済性を活かす方法は? 範囲の経済性については、すでに持っている資源を他の事業や領域でも活用し、コスト削減を図ることが大切です。 習熟効果においては、ナレッジの蓄積や学習に熱心な組織は習熟効果が高いことが分かりました。市場成長期に高いシェアを獲得し、競合より早く多くの経験を積むことで、先行して習熟効果が得られます。しかし、自社ではマーケティング部門ではナレッジ蓄積の意識がまだまだ低い状態です。他企業の話を聞くと、習熟効果を意識している企業も多く、自社の改善点を見つけるきっかけになりました。 経済性と差別化のバランスとは? 経済性の追求(特に規模の経済)は差別化できない企業の逃げのアクションという印象が強かったですが、差別化は理想的なものではあるものの、すべてを実現するのは難しいと理解しました。そのため、経済性との両立が必要であると再認識しました。 特に範囲の経済については、すでに持っている資源を他の事業や領域でも活用することが重要です。例えば、組織内でのナレッジ共有や連携を強化することによって、範囲の経済メカニズムを働かせることができます。最近、事業部制を導入したところで範囲の不経済が生じていますが、商品部門との人事異動や情報連携強化により、範囲の経済が実現できています。 組織内での法則の活用法は? チーム内に法則を用いて説明する機会がよくありますが、改めて本質を調べてから活用し、自分に都合よく説明しないように気をつけます。 また、来週の議論に向けて、範囲の経済について深く考え、自チームのみならず部門全体にとってのメリットを追求していきたいです。習熟効果についても他企業のナレッジ蓄積や学習の情報収集を行い、あるべき姿を考えていきます。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

心つながる共創リーダーの軌跡

自分に余裕はあるか? エンパワメント型リーダーシップを発揮するには、まず自分自身に時間的・精神的余裕を持つことが大切です。その上で、部下のスキルや経験はもちろん、価値観や性格を深く理解し、部下のモチベーションを引き出して自律的な行動を促す必要があります。 委任時のポイントは? また、業務を委任する際には、部下が「分からない」「できない」「やりたくない」といった状態にあるかどうかを見極め、論理面だけでなく感情面にも配慮することが求められます。具体的かつ明確な目標や計画は、6W1Hなどの手法を用いて提示することで、効果的に伝えることができます。 仕事の適材適所は? さらに、全ての仕事が誰にでも適しているわけではありません。遂行レベル、目標の難易度、不確実性、緊急度などを踏まえ、適材適所の配置を心がけることが重要です。 新制度で期待は? 今年から人事制度が変更され、各メンバーにはより高い役割が期待されています。従来のように個々に役割と業務目標を示すだけでなく、個人ごとの期待役割に応じた目標設定と目線合わせが重視されるようになりました。このプロセスを通じて、メンバー間の相互理解を深めるとともに、主体性やモチベーションの向上が期待されています。 共創の時間は確保? 目標設定では、管理者が一方的に指示するのではなく、方向性を示しながらメンバーと共に考える時間を確保することが鍵となります。この共創的なプロセスにより、メンバーは支援されている実感を得るとともに、不安や懸念も具体的に共有できるため、より実効性の高い目標設定とチーム全体のパフォーマンス向上につながります。 期待役割はどう? 【第1段階:期待役割の明確化と共有】 各メンバーの期待役割を明確に定義し、個別面談を通じて組織の方向性と求める役割を丁寧に説明します。メンバーからのフィードバックを受けながら、初期の理解を確認することがポイントです。 共創目標は? 【第2段階:共創的な目標設定】 期待役割に基づき、マネージャーが目標設定の方向性を提示し、メンバーと共に具体的な業務目標を検討するワークショップを実施します。メンバーの意見や懸念を反映し、6W1Hを意識した具体的かつ測定可能な目標を共に設定します。 合意形成はどう? 【第3段階:目標の合意形成とフォローアップ計画】 設定された目標について最終確認と合意を行い、目標達成に必要なリソースや支援体制を整えます。また、定期的な進捗確認のためのミーティングスケジュールを組み、目標達成の過程で成長機会を明確にして継続的な対話を行う仕組みを整備します。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

対話で育む信頼のフレームワーク

対話と傾聴の意味は? これまで、対話や傾聴、心理的安全性について、会社のメッセージとして発信されてから約5年になります。皆が感覚的に実践しており、一人ひとりが真摯に相手と向き合っていると感じていました。今回、マズローの欲求5段階やハーズバーグの動機付け理論を組み合わせて学ぶことで、感覚で把握していた他者のモチベーションの動きや、デモチベーションの要因がより具体的に理解できるようになりました。また、多様な属性のメンバーが在籍する職場では、衛生要因に注目しがちですが、社会的欲求や動機付け要因にも目を向ける必要があることが事例を通して明らかになりました。 面談では何を確認? 面談の際、何を聞いて何を伝えるのか分からなくなってしまうことがありましたが、フレームワークを用いると、話が散漫になることなく、論点を整理しながら進められると感じました。具体的な経験をもとに振り返り、その共通項や特徴を一般化しつつ相手と認識を確認する。そして、個別の案件での学びや反省点を言語化し、次の仕事や役割にどのように活かすか議論する、という一連の経験学習サイクルは非常に有用です。 信頼はどのように築く? 直近では、とあるメンバーから「〇〇さんから信頼されていないと感じる」「自分に悪いところはないか」「なぜ信頼されないのか」といった相談を受けました。信頼されていないと感じる場面について問いながら、同じ景色を共有しようと努める中で、動機付け要因が十分に満たされていないことが伺えました。話があちこちに飛んだ場面もありましたが、フレームワークがあることで大切なポイントを見失わずに済みました。 組織の欲求を感じる? また、先日、退職した元派遣社員とのランチでは、「以前所属していた会社では感謝された経験がなく、歓迎会や懇親会もなかった」との意見があり、中途入社の社員も同様の意見を持っていました。外部の目を持つ二人の強い違和感とストレスを聞く中で、組織として、社会的欲求や承認、尊厳欲求が十分に満たされていないことがデモチベーションの一因になっているのではないかと実感しました。 相手をどう理解する? 私は直接評価対象の部下はいませんが、相談を受ける機会は確かにあります。その際、フレームワークを意識し、相手の考えや状況をしっかりと理解するよう努めたいと考えています。また、さまざまな属性のメンバーと会話する際には、表情なども含めて真摯に向き合うことが重要だと感じています。すぐにすべての欲求を満たすのは難しいかもしれませんが、相手を正しく理解し合意形成を行うことで信頼関係が構築され、その上で改善行動へとつながると信じ、今後も対話に努めたいと思います。

データ・アナリティクス入門

再発見!数字が語る学びのヒント

講義内容は何を学んだ? 必須部分の講義を受ける中で、これまで一部しか活用できていなかった知識に改めて気づくことができました。グループワークの準備で実践した際にも、新たに把握すべき点があるように感じました。 関連動画はどう見る? 関連動画が充実しているため、改めて視聴して理解を深めたいと思います。 代表値の多様性は? 代表値については、単純平均だけでなく、加重平均や幾何平均、中央値が存在することを学びました。また、全体感を把握するための円グラフや、構成要素の割合とばらつきを見るヒストグラム(標準偏差を用いる)の活用も理解できました。 散布図の意義は? 散布図は、2つの変数の関係性を探るグラフとして有効であると実感しました。相関関係と因果関係は切り離して考える必要があり、関係性は相関係数など数式で表現できる点も印象的でした。 度数分析のコツは? 度数分析では、ヒストグラムを用いて集団の特性を把握する方法について学びました。正規分布だけでなく、必ずしも正規にならないケースや、階級幅の取り方(スタージュの公式など)にも触れることができました。 時系列の変化は? 時系列分析では、過去のデータから将来の予測を試みる手法として、横軸に時間、縦軸にデータをとることでトレンドの変化や予測外の出来事の影響を確認する方法を学びました。傾向変動、循環変動、季節変動、不規則変動に注目し、直近と長期のデータ双方に着目する重要性も理解しました。 パレート効果は何か? パレート分析では、20/80や30/70の法則を棒グラフと累積量を示す折れ線グラフで確認する方法を学び、場合によっては10/90となることもあると知りました。 ウォーターフォールは? ウォーターフォールチャートについては、複数の構成要素を階段状に表現し、正負の要素を分けて時系列での変化を詳細に読み取る手法が紹介されました。ただし、場合によっては円グラフや棒グラフの方がシンプルで分かりやすいこともあるため、状況に応じた使い分けが大切だと感じました。 知識活用の方法は? 今後は、単純平均だけに頼らず、円グラフやヒストグラム以外の表現方法も意識して活用していくとともに、学んだ知識を実務に取り入れ、部下や仲間と共有しながら継続的にアウトプットしていきたいと思います。 計算苦手を克服する? 数字や計算式に苦手意識があるため、今後は復習を重ね、参考図書を活用して学びを深めるとともに、グループワークや他の受講生の振り返りを参考にしながら、データの読み取り方を改善し、最終的には実践的な分析を通して意思決定につなげていきたいと思います。

アカウンティング入門

数字が映す企業戦略の秘密

企業戦略は何が鍵? 今週の学習で印象に残ったのは、企業のビジネスモデルや戦略がP/LやB/Sといった財務諸表に如実に表れるという点です。これまで財務諸表は経理や専門職が扱うものと考えていましたが、複数社の比較を通じ、数字が企業の意思決定や事業構造を映し出す鏡の役割を果たしていることに気づかされました。 軽やかな利益構造は? たとえば、ある企業はシステム提供型のスケーラブルなビジネスを展開し、インフラや開発費に重きを置いた軽やかなコスト構造を持つため、売上原価比率が低く抑えられています。一方、別の企業は自社でコンテンツを制作・調達することで競争優位を築いており、その結果、売上原価の比率が高く、P/Lから企業が何に価値を置いているかが読み取れました。 資産構成はどう映る? また、B/Sの観点から資産構成を比較すると、ある企業は高額な有形固定資産を多く保有し、長期安定運航を支える重厚な資産構成であるのに対し、別の企業は現金・在庫・システム関連など流動性の高い資産が中心で、柔軟な運営体制を実現していることが数字に表れていました。 数字は何を語る? このように、数字を通して「企業の戦い方」や「どこに強みを置いているか」を読み解ける点は、今までにない気づきでした。アカウンティングがビジネスの理解に直結する力を持つことを実感できた1週間でした。 業務改善の視点は? さらに、B/Sからビジネス構造や戦略を読み取る視点は、社内業務の棚卸しや改善提案の場面で大いに活用できると感じています。従来、請求や検収、支払などの処理業務の改善優先度は、作業量や負荷感といった感覚的な基準で検討していましたが、今後は資産の流動性・固定性に着目することで、業務が財務面に与える影響や重要性をより定量的に把握できると考えています。 改善提案はどう進む? 実際、月次業務の改善会議では、部門ごとに資産の動きや処理負担を整理し、改善優先度を明確に提案する機会が増えると予想しています。また、経理AIサービスの開発支援に携わる中で、各業種の資産構成に応じたレポートやアラート設計を、財務的視点から企画チームに提案するシーンも想定しています。 具体策で未来を問う? そのための具体的アクションとしては、まず自社の主要業務に関わる資産・負債の構造を部門ごとに可視化するマッピング資料を作成します。そして、現場担当者との対話を重ねながら、「この業務がどの財務項目と関係しているか」「流動性の高い資産を扱う業務はどこか」といった視点を共有し、B/Sの構造を共通の改善指標として浸透させていきたいと考えています。

戦略思考入門

3大要素で磨く戦略の心意気

ゴールの明確化とは? 今週の学びを通して、「ゴールの明確化」「取捨選択」「独自性」という3つの要素が、戦略思考においてどれほど重要な役割を果たすかを改めて実感しました。これらの要素は単独で存在するのではなく、互いに連携することで大きな成果へと結びつくという視点が特に印象に残っています。 独自性の本質は? また、「独自性」については、単なる差別化の手段としてではなく、我々の強みを可視化し、組織が社会にどのような価値を提供しているのかを示す本質的な要素であると理解するに至りました。戦略は単なる計画ではなく、組織の進むべき方向を示す道しるべであり、意思決定の基盤となる考え方であると実感しています。この視点を持つことで、日々の業務にも一層の意味と目的が感じられるようになりました。 現場の混乱は何? 私の部門では複数のプロジェクトを同時進行していますが、現場では割り込み作業や短期的な対応に追われるため、戦略的な視点を十分に持つ余裕がありません。その結果、プロジェクトごとの方向性にばらつきが生じ、経営方針との整合性が損なわれるリスクがあると感じています。 方向性をどう統一? この状況を改善するため、まずは各プロジェクトのゴールを経営戦略と照らし合わせて明確にし、その内容をチーム内で共有することから始めています。これにより、プロジェクトの方向性を統一し、チーム間の連携を円滑にすることで成果の最大化を図ろうとしています。 優先順位は明確? さらに、限られたリソースの中で成果を最大化するためには、「やるべきこと」と「やらないこと」を明確に区別し、優先順位を整理することが不可欠です。情報の解像度を高め、判断の精度を向上させることで、プロジェクト運営の効率化を図りたいと考えています。 競争力の根拠は? また、部門の強みである業務知識の蓄積、人材育成への取り組み、顧客との信頼関係を基盤としたコミュニケーションを活かし、独自性を競争力へと転換する戦略を構築することも目指しています。戦略実行にあたっては、個人の理解にとどまらず、チーム全体での共通認識と協働体制の構築が不可欠です。 戦略の浸透方法は? 今後は、対話の機会や仕組みづくりを通じて、チーム内に戦略的な視点を浸透させ、組織の持続的な成長に貢献していく所存です。戦略が単なる計画ではなく、意思決定の基準として機能する状態を目指し、組織全体の一体感と推進力の向上に取り組んでいきたいと考えています。 現場活用の工夫は? 戦略を現場で活用するにあたり、どのような工夫をされているのか、ぜひお伺いしたいです。

戦略思考入門

フレームワークで見える新たな経営視点

Week1の学びは何だった? 改めてWeek1から学んだことを振り返る機会がありました。フレームワークにはさまざまな種類が存在しますが、その活用方法は場面によって異なります。これからも、「自分が明らかにしたいことは何か」「それを明らかにするためにはどのフレームワークが適しているのか」を判断し、定期的に振り返りを行っていきたいと思います。 フレームワークで整理できる? 1つ目の学びは、フレームワークを用いて散乱した情報を整理することです。目的(ゴール)だけを設定しても、戦略をどう立てるべきか、最短経路はどこかを示すのにフレームワークは役立ちます。例えば、3C分析などは、自社にとどまらず、他社や顧客を取り巻く環境を整理するのに有益です。これらの方法は、自分だけでなく関係者も巻き込んで精度を高める必要があります。 差別化はうまくできている? 次に重要なのは、差別化ができているかどうかです。ターゲットとなる顧客像が明確でなければ、自社の強みをどのように活かせるか、また他社に模倣されやすいかどうかの判断が難しくなります。 定量的な判断は可能? また、捨てる基準を定量的に説明できるかも重要です。過去にはざっくりとした工数や手間で取捨選択していましたが、これは良い判断とはいえません。投入時間に対してどれだけ利益が生まれるか、費用対効果を考慮すべきです。また、自分の不要な美学で行っている定常業務を改め、自分自身が行う必要があるかを見直す必要も感じました。 市場原理について理解できる? さらに、市場原理の理解も必要です。例えば、多く発注すれば単価が下がるという表面的理解だけでなく、規模の不経済といった基本的メカニズムも学びました。これにより、施策を行う際の説得材料やリスク管理に大いに役立ちます。 新規・既存事業はどう活かす? これらは新規および既存の事業に広く活用できると感じています。新規事業においては、ゴール設定やターゲットの明確化、他社環境の把握といった具体的な施策の基本設計に役立ちます。そして、既存事業においては、費用対効果の検討や捨てるべき基準を定量的に判断することで、より合理的な経営判断が可能になります。 どのように実行する? 具体的には、新規事業の提案を受けた際には、具体的なゴール設計を自分の言葉で説明できるレベルで共有し、もし詰められていない場合は一緒に策定まで伴走していきます。また、既存事業については、月に一度取捨選択を行い、工数と売上を算出し、割に合わない場合は決断をもって捨てるとともに、空いた工数で何を行うかアクションプランを決定することを心がけています。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

自分改革!挑戦と成長の軌跡

相手のやる気はどう引き出す? 仕事を依頼する際は、相手がやる気になれるよう、相手の関心やモチベーションについて事前に把握し、任せる仕事がどのように自身の成長や目標実現に役立つかを明確に伝えることが大切です。大きなプロジェクトの一部を依頼する場合でも、その作業が全体の中でどのような位置づけにあるのか、目的が何であるのか、そして仕事を通してどのようなスキルが身につくのかを説明し、意味付けをするよう努めます。また、仕事の成果がどのように活かされたかというフィードバックや、プロジェクト終了時の感謝や労いの言葉は、相手にとって大きな励みとなります。 任せた後はどう見守る? 仕事を任せた後は、責任感を持たせる一方で、丸投げにせず定期的に進捗や成果をフォローすることが求められます。問題が発生した際は、まず事態の収拾に努め、その後、なぜ問題が起こったのか、どのような行動が原因となったのかを多角的に分析します。この分析では「誰が」ではなく、「何が」「どのように」うまくいかなかったのかに着目し、具体的な改善策を一緒に考えることが重要です。振り返りを定期的に実施し、出来たこと・できなかったことの両面を本人自らの言葉で語ってもらい、次に活かせる気づきを得る機会とします。 リーダー経験はどう育つ? 部署MBOプロジェクトにおいては、4~8年目のスタッフにリーダー経験を積んでもらうことが目的です。グループリーダーが主体となり、計画の立案から実行、評価、修正までを自ら行うことで、計画を自分の問題として捉え、仕事に対する責任を持つよう促します。定期的な振り返りの場では、計画通りに進んでいるか、逸脱している部分はないかを本人の言葉で確認し、必要に応じてどのように修正すべきかを一緒に考えます。また、経験を積んだスタッフをサポートメンバーとして配置し、相互に振り返りを行うことで、全体の成長を支援しています。 他部署連携はどう築く? 一方、部署横断長期計画では、9年以上の経験を持つスタッフが他部署との協働プログラムに参加し、モチベーション向上を図っています。参加メンバーには、短い時間でも構わないので、他部署での経験や困難、工夫した点について語ってもらい、そこで感じたことや必要なサポートを共有してもらいます。これにより、相手が大切にしている考えや、どんな環境で力を発揮できるかを理解し、衛生要因や動機づけに基づいて、必要なインセンティブや支援の方法を考えます。普段の業務での様子や他者との関わり方を観察することで、一人ひとりの目標やモチベーションの源泉を見極め、次回以降の活動に活かせるようサポート体制を整えることも重要です。

戦略思考入門

抽象が現実に!自己成長の軌跡

変化はどこで感じた? week1からweek6を振り返ると、自身のありたい姿がより具体的に明確になっていることに気づきました。初めは抽象的に掲げた目標が、学びと実践を重ねる中で、より具体的な行動指針へと変化していったのです。 進化の具体例は? 例えば、week1では「研修講師としてプレゼンスキルを習得する」と記していましたが、week6には「スライドを見ずに、自分の言葉で受講者の目を見て話すことを心がける」と、より具体的な表現になりました。同様に、「ストーリーを見せるリーダーになるためにわかりやすく説明するスキルが必要」との記述が、最終的には「自分の言葉で語る」という、自身の解釈を伴った表現に変化しています。 戦略の意識は? この変化は、戦略思考でいうゴールを明確に意識し、日常的に具体的な行動を自問自答する習慣が根付いたためだと思います。短期間ながら、学習記録を通じて自己成長を実感できたことが大変嬉しく感じられます。 新たな学びは何? また、講座内で初めて学んだフレームワークや基本戦略、戦略における選択(捨てる)、経済性といった概念は、今後の小さな判断や日々の意思決定にも活用できると感じています。同じく、「捨てる」学びは、優先順位を明確にするという点で、日常生活や業務に直結するものとなりました。 仕事の優先順位は? 仕事の現場では、業務の優先順位付けが適切でないと、自分だけでなく周囲にも影響を及ぼすため、タスクの期限を明確にし、必要な時間をあらかじめ設定することが大切だと感じました。さらに、予期せぬタスクに対応できる余力を持つことや、業務の優先順位が異なる場合には、部下としっかり擦り合わせることが不可欠だと思います。 運用計画の実践は? 出店後の運用や経営計画を立てる際にも、フレームワークを活用して環境や情勢を踏まえた分析を行い、将来の経営や売上の拡大に向けた仮説を立てるという実践が、とても役立つと実感しました。 管理はどう進化? 日々のスケジュール管理についても、タスクの優先順位を可視化し、常にスケジュールを見直して必要に応じた優先順位の変更を行うこと、また、ROIを意識して客観的な判断を心がけることが重要だと学びました。自分一人ではなく、周囲とも積極的に情報を共有し、スムーズな業務遂行を目指していきたいと考えています。 現状把握の秘訣は? 最後に、現状分析にはPESTやSWOTを活用し、自社の強みや弱みを正確に把握することが必要です。その上で、戦えるフィールドを明確にし、今後の戦略に繋げていく姿勢が大切だと感じています。

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