デザイン思考入門

デザイン思考でCX・EXを劇的向上

デザイン思考の学びとは? 今回の授業を通じて、デザイン思考のステップを学ぶことができ、ワークを通じてその理解を実践的に深めることができました。特に印象的だったのは、「自分の気分を色で表現する」というアプローチです。この手法は非常に斬新であり、言葉では伝えづらい感情や思考を視覚的に捉えられる点が非常に興味深かったです。 CXやEX向上への活用法とは? デザイン思考の考え方は、普段の業務で扱う顧客体験(CX)や従業員体験(EX)の向上に直接活用できると感じました。例えば、ホテル業界のクライアントが抱える「オンライン上の旅行代理店の評価向上」や「レビュー分析の効率化」といった課題には、ただアンケート結果を分析するだけでなく、実際の宿泊客がどのような体験をしているのかをきちんと理解する必要があります。デザイン思考を応用し、宿泊客のペルソナを作成し、彼らの視点から課題を捉えることが重要です。これには、既存のフィードバックに加え、インタビューや観察を通じた定性的な情報を収集し、体験の課題を明確に定義して創造的なソリューションを検討するアプローチが有効です。これにより、より本質的な改善策を提案できる可能性があると考えています。 ペルソナ作成の重要性とは? デザイン思考のフレームに沿ったソリューション提案を試みたいと思います。まず、顧客のペルソナを作成する段階では、クライアントの現状を整理し、ターゲットとなる顧客層である宿泊客や従業員の特徴を明確にします。そして、過去のアンケートデータやレビューを分析し、代表的なペルソナを作成します。このペルソナをクライアントと共有し、実態とのズレがないか確認します。 定性的情報の収集方法は? 次に、定性的な情報を収集する段階では、クライアントに宿泊客や従業員へのインタビューを提案し、必要ならホテル現場を見学して宿泊客の行動やスタッフの対応を観察します。また、オンラインの口コミやレビューを詳しく調べ、テキスト分析を使ってパターンを把握します。 課題の定義と可視化の仕方は? 顧客体験の課題を明確に定義する段階では、収集した定量データと定性データをもとに、顧客の不満や期待値とのギャップを整理します。課題を「宿泊前」「滞在中」「宿泊後」に分けて可視化し、クライアントと共有します。そして、影響度と実現可能性を基に、クライアントが優先して取り組むべき課題を整理します。 創造的な改善策の検討方法は? 最後に、創造的なソリューションを検討する段階では、他業界の成功事例やデザイン思考のフレームワークを活用し、新しい施策を考案します。クライアントとワークショップを実施し、改善策を一緒にブレインストーミングし、小規模なテスト運用を提案して、データをもとに改善を重ねるアプローチを取ります。 これらのプロセスを通じて、デザイン思考の視点を活かしてクライアントにとってより価値のあるソリューションを提供できるようになりたいと考えています。

データ・アナリティクス入門

小さな仮説、大きな変革

データ分析の効果は? 今週の学びでは、データ分析を活用することで、感覚的な判断から離れ、客観的な事実に基づいた意思決定が可能になると実感しました。特に、仮説を立てた上でデータを収集・検証するA/Bテストや、アンケートの結果を定量的に処理しグラフや数字で確認する技術は、マーケティングやサービス改善に直結する有効な手段であると理解しています。今後は、業務後のアンケート集計やSNS施策において、小規模な仮説検証を取り入れ、データを活かした改善活動を進める必要性を感じました。数字で成果を語る習慣や改善に向けた意識を日々実践し、継続的な取り組みが未来を変える力になると学んだ一週間でした。 講座受講促進の秘訣は? これまでの学びを自分の仕事にあてはめると、講師養成講座受講促進の例として以下のように整理できます。まず、仮説を立てる段階では、「40代女性は講座に興味を持っているものの、日程や価格が申し込みの障壁になっているのではないか」という仮説を設定します。次に、過去の資料請求や問い合わせ、説明会参加者の属性データ、SNS広告やランディングページ(LP)のクリック数、コンバージョン率といったデジタルデータを収集し、申込者と非申込者の属性やアクセスから申し込みまでの動線の違いをグラフで見える化します。年代別、職業別、流入経路別にヒートマップや棒グラフで傾向を把握した上で、例えばLPに掲載するキャッチコピーや導線を2パターン用意してA/Bテストを実施し、効果の高いパターンを検証します。最後に、データの変化を定期的に追い、仮説の修正や新たな施策の追加を繰り返すことで、改善活動を継続していきます。 問題解決の手順は? また、ライブ授業で紹介された問題解決のステップ「What, Where, Why, How」に基づく行動計画も立てました。まず【What】として、講師養成講座の説明会参加者や資料請求者数に対して、受講申込みへの転換率の低さや、特定の層(例:30〜40代女性、地方在住、育児中)の申し込みが伸び悩んでいる現状を整理します。次に【Where】では、SNS広告からLPクリック、説明会参加、申込みへと至る導線の中で、LPでの離脱、説明会後のフォローアップ不足、そして広告のターゲットと実際のコンテンツの連動性不足といった課題があると考えます。【Why】においては、SNS広告の内容がターゲットのニーズ、例えば「副業」や「子育てとの両立」に十分応えられていないこと、LPの構成の不明瞭さ、説明会の内容と申込みへの動線が断絶していることが原因として挙げられます。最後に【How】として、SNS流入データや属性情報をもとに複数の仮説を抽出し、属性別のクリック率、離脱率、申込率をグラフ化して問題箇所を特定、A/Bテストで各施策の効果を検証し、成果の高いアプローチを標準化して他のターゲットにも応用していく、という一連の具体的な対策を検討しています。

マーケティング入門

STPで考えるコンビニの新しい挑戦

STPで何を再認識したのか? マーケティングにおいては、STP(セグメント・ターゲット・ポジショニング)を整理することが重要であることを再認識しました。特にポジショニングについては、自社の製品やサービスの強みを列挙し、それを2つの軸に絞る必要があることを初めて知りました。このポジショニングは、自社と競合との差別化ポイントにもなることが考えられます。差別化ポイントは、しばしば製品やサービスの機能面に偏りがちですが、お客様視点を持つことで、「お客様は誰か」「お客様が求めるものは何か」「どのようにすれば売ることができるのか」といったマーケティングの原則に気づくことができるのではないでしょうか。 コンビニで衣料品が売れるのはなぜ? WEEK02のグループワークでは、コンビニエンスストアでの衣料品販売が議論のテーマになりました。コンビニではこれまで下着やタオルなどの日用品としての衣料品は販売されていましたが、最近ではパーカーなどのウェアも販売されており、好評を得ていると知りました。これは、コンビニが衣料品販売店に比べ店舗数の多さや営業時間の長さを差別化の軸とした事例ではないかと考えます。また、ターゲット設定として、衣料品店に行くほどではないが手軽に少量を購入したいと考える人が増えていることも一因ではないかと思います。 社内マーケティングのポイントは? 経営企画としてバックオフィス業務に従事していますが、事業部や営業部、スタッフ部門を顧客と捉えることで、業務への取り組む意識に変化が生まれるのではないかと考えています。事業部は売上や利益の最大化をミッションとしており、バックオフィスとしてはこのミッションを支援するために、どのようなことを提供できるかを真剣に考えることが重要です。「誰に、何を、どのように売るのか(支援・サポートするのか)」というマーケティングの原則を社内でも意識することで、好循環を生み出すことができるでしょう。この意識を持って、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。 新規事業と人材育成で重要なことは? 新規事業や人材育成の業務は多岐にわたりますが、人材育成の場合、「社員にどのような人材になってほしいのか」を定義し、それに基づいたカリキュラムや方法論を検討する必要があります。研修には外部の有料研修もありますが、業務知識や社内ナレッジは社内で行うべきです。この社内研修には現場部門の協力が不可欠で、「誰に、何を、どのようにして」という軸に基づいて企画し、提案を考えてみたいと思います。新規事業も同様に「誰に、何を、どのようにして売るのか?」という原則を外さずに検討を進めていきたいです。また、新規事業や人材育成においては、差別化を意識することが重要です。強みや特長について、多くの切り口を持てるようになりたいと考えており、その方法は今後の学習で探っていきたいと思います。

マーケティング入門

顧客視点で競争優位性を再発見

何を学んだの? GAiLや各動画を視聴して、次の4点を学びました。 顧客はなぜ必要? まず、どれだけ優れた商品やサービスを開発しても、それを価値と認めて購入する顧客が必要条件を満たさなければビジネスは成立しません。また、多くの場合、競合他社の商品やサービスが存在する、または将来的に現れることが予想されるため、ビジネスを継続することは容易ではありません。 魅力は何? そのような中、顧客から選ばれ続けるためには、競合他社のものと比較して自社の商品の強みを一層魅力的に見せることが重要です。そのためには、複数の提供価値を組み合わせ、独自性と優位性を持つ価値として再定義し、顧客に訴求することが求められます。このためのツールとしてポジショニングマップが役立ちます。 市場はどう捉える? さらに、ポジショニングの再定義する過程で顧客の使用イメージを想像し、今までにない用途を思いつくことができれば、商品やサービスを改変することなく新たな市場をターゲットにできます。 どのように伝える? ターゲティングとポジショニングが決まれば、ターゲット顧客に自社の商品の強みや価値を最大限に効果的に伝えるために、メッセージの内容や伝達手段、販売チャネル、価格設定を含めた総合的なプロモーション戦略が重要です。この際、提供価値が顧客にとっての魅力として伝わり、認知されて購買につながらなければ意味がありません。 買い手の視点は? WEEK2で学んだこととして、私たちは「売り手」としてだけでなく「買い手」の視点も忘れずに、常に顧客視点で考え、想像力を発揮し、アウトプットすることが習慣となることが大切だと改めて感じました。 計画の秘訣は? 次期中期事業計画の策定時には、この学びを活用したいと思います。「なぜ今顧客から自社のサービスを選んでいただけているのか」、「どうすれば今後も選び続けていただけるか」という点について、ポジショニングマップを使って整理するつもりです。 誰がターゲット? 特定の顧客に向けたサービス展開という観点から、まずセグメンテーションとターゲティングを一旦置くことにしました。自社サービスの強みや提供価値を複数挙げ、それをポジショニングの軸としてポジショニングマップを作成します。そして、なぜ自社サービスが選ばれているのか、顧客視点で顧客ニーズを考え抜きます。 強みの伝え方は? 仮定した顧客ニーズに対して、本当に競争優位性があるのかを明確化するまでポジショニングを再検討します。最終的な自社サービスの競争優位性が固まったら、その強みや提供価値の使用イメージを想像し、他のターゲットが考えられるか検討します。この競争優位性がどのように鮮明にターゲット顧客に伝わるかを考え、総合的なプロモーション戦略を構築します。

戦略思考入門

「差別化戦略で競争に勝つ方法」

差別化戦略で気をつけることは? 差別化を図る際の注意点として、ありきたりなアイデアに飛びつかず、自社の強みを意識しつつ必要に応じて外部の力を借りることが挙げられます。また、ライバルを過度に意識せず、全く新しいアイデアを考えることも重要です。この差別化には、ポーターの3つの戦略やVRIOを利用することが効果的です。 ポーターの戦略とは? ポーターの3つの戦略には、以下のものがあります。まず、コスト・リーダーシップ戦略では、同じ商品や価値であれば最も低コストで提供できる企業が勝つという考え方です。次に、差別化戦略では、コストが高くてもそれ以上の価値が提供できれば勝てるというもので、多くの企業がこの戦略を選択します。最後に、集中戦略では、特定の分野でNo.1またはオンリー1を目指し、地域、顧客、製品の3つの軸でターゲットを絞ります。 VRIO分析のポイントは? また、VRIO分析は、Value(経済価値)、Rarity(希少性)、模倣困難性、組織の4つの視点から成り、自社の強みを活かした差別化を考えます。模倣困難性とは、他社が真似することが難しい特徴や、高コストが必要なものを指します。組織は個人のスキル、マネジメントシステム、評価報酬体系などを含みます。市場での競争優位性を築くため、資源をどう活かしていくかという視点が重要です。さらに、差別化の手法が持続可能であり、顧客のニーズに合致しているかも検討する必要があります。 自社の特異性をどう活かす? 自社が大手No.1企業でないため、差別化戦略と集中戦略が適していると考えられます。顧客に認められる特異性とターゲットを明確にし、立地、客層、業態に応じた特異性を持つことが必要です。調剤薬局においては、人のスキル、提供時間、店舗の心地よさ、薬の品揃えなどによって戦略が変わります。他社にはない斬新な戦略の考案は難しいかもしれませんが、自社の強みをVRIOで分析した結果、店舗の立地が模倣困難であり、大きな競争優位性を持つことが分かりました。これにより、出店場所の集中戦略が行いやすくなりました。また、薬品の品揃えにおいても、全店採用メーカーと協力することで安定した供給が可能になり、顧客の信頼を得ることができます。これを活かすことで、近隣の競合店から患者を引き込む可能性があります。 戦略を業績に活かすには? 差別化戦略と集中戦略を明確に分け、自社の強みをバリューチェーンとVRIOで分析することが重要です。差別化戦略は大きな枠組みとして上から指示されるため、個人の裁量では制御しづらい部分があります。しかし、自身が担当するエリアにおいて集中戦略を検討し、来期の業績目標に反映させることも可能です。顧客のニーズを明確化し、その対策を絞って実行することが求められます。

戦略思考入門

規模の経済性を超えて、真の競争力を手に入れる方法

戦略的行動をどう実現する? 戦略的な行動をとるためには、古くから存在しビジネスの定石とされる様々な法則やフレームワークを知り、それらの原理や前提条件、例外パターンを含めた本質をきちんと理解し、適切に用いることが必須であるということを学びました。 ビジネスの定石を再確認 WEEK5で取り上げられた「事業経済性」というメカニズムを例に、自らを振り返ると、規模の経済性がそもそも効かない場合や、効くとしても非常に限定的であることに気づきました。そのため、ターゲットを絞りサービスの価値を高めることでネットワークの経済性を活かし、そこで浮いた経営資源を集中投下して経験曲線を活かす。このように、範囲の経済性へつなげることでコスト低減が実現できそうだと感じました。しかし、これまで私はビジネスの定石を「感覚的」に理解していただけだったことに気づきました。 中期経営計画の重要性 変化の激しい時代と業界において、中期経営計画を立てる意味と重要性を再認識しています。次期中期事業計画の策定に向けて、ビジネスの定石を本質的に理解・整理し直し、一年近くの時間を有効に活用したいと思います。 視座と視野を意識した仮説思考 周囲の協力を得ながら、「高い視座と広い視野」「一貫性と整合性」を意識しつつ、不確実な情報の中でもハイサイクルで仮説検証を行う仮説思考でビジネスの定石を適用します。また、実際に適用した結果について関係者と共有し、複数の視点を基に明確な判断基準を持って投資対効果を意識し、比較検討・取捨選択を行っていきます。 事業計画策定の精査ポイント 事業計画の策定にあたり、次のポイントを精査します: - 目指すべきゴールは何か - 現経営資源に何があるのか - 省エネはどこまで追求するのか - ゴールに到達するために「やるべきこと」「やらないこと」は何か - ターゲット顧客は誰か - 自社はターゲット顧客にどのような価値を提供するか - それは本当に顧客が求めているものか - 独自性(強み、差別化ポイント)は何か - 独自性で本当に差別化できているか - 独自性は実現可能か、長期的に競争優位性を持続可能か - 事業経済性で効くものは何か、なぜ効くのか - 他社事例で適用できるものはないか 定石を駆使した事業計画 今回の講座を通じて、3C分析、SWOT分析、バリューチェーン分析、PEST分析、5Forces分析、ポーターの基本戦略、シナリオ・プランニング、VRIO分析、ジョン・コッターの8段階のプロセス、事業経済性など、10個以上の定石を学びました。事業計画を策定するにあたっては、これらの定石を意識しながら一つずつ理解し直し、他社事例を集めて研究しながら適用を進めていきたいと思います。

戦略思考入門

業務改善への学びを深める新たな視点

複雑性の原因は? 現在、私の所属する会社では、複数の事業が並立し、複雑化しています。この状況を「範囲の不経済」として再認識する機会となりました。新規事業を立ち上げるにあたって、社内資源を最大限に活用しようと心掛けていましたが、それがかえって事業の複雑性を増す原因になっていたように感じます。今後は、「既存ビジネスとの資源の共通部分が本当に強みを生むのか」を再度考える必要があると感じています。 業務思考の向上は? 総合演習を通じて、普段の業務に当てはめて考えることのできる観点を学びましたが、実際には業務中に立ち止まって考える余裕が足りませんでした。今後は、自分自身で立ち止まり、思考を深めるべきポイントを明確にすることから始めたいと思います。また、演習時に思い付きで意見を列挙した場合と、フレームワークを活用して検討した場合とでは、回答の整理や網羅性に大きな違いがありました。この違いは業務にも大きく影響するため、情報の整理や思考を深めることを習慣化したいと考えています。 部門調整はどう? また、現在は事業が多様化しており、範囲の不経済が生じている状況です。業務においては、本部間の調整や組織の運営に対処する必要があります。これに対し、まずは個々の本部の意向を一旦脇に置き、会社全体のあるべき姿を客観的に見据えて、他部門との対話や調整を進めていきたいと思います。 ターゲット明確化は? 演習を通じて、ターゲットの明確化が不可欠であることを改めて認識しました。現在、事業全体で共通のターゲット像が描けていないことが課題です。これまでこの問題に対して提言できずにいましたが、学習によって外部環境や内部環境の整理が不足していたことが原因であると理解しました。今後は、行動計画に従って具体的な対策を講じたいと思います。 資源活用を見直す? まず、自部門に限らず他部門も含めたバリューチェーン分析やVRIO分析を行い、会社全体の構造と資源を再評価したいと考えています。これまでの「自社資源を何が何でも活用する」という考えを見直し、共通の資源が本当に強みとなるかを検討することで、真にシナジーが期待できる部分のみを利用するようにして、経済的な効果を生み出す状態を目指します. 議論で成長できる? 加えて、3C分析やSWOT分析を用いて一切の漏れがないよう情報を整理し、ターゲットをどこに設定すべきか、自分の言葉で繰り返し言語化していきます。この学び全体を通じて、言語化の重要性とそれに伴う能力の鍛錬が必要であることに気づきました。したがって、今後のアウトプットについては、必ず上司や同僚と議論し、終わりではなく改善を繰り返す姿勢で取り組んでいきたいと思っています。

戦略思考入門

フレームワークで見える新たな経営視点

Week1の学びは何だった? 改めてWeek1から学んだことを振り返る機会がありました。フレームワークにはさまざまな種類が存在しますが、その活用方法は場面によって異なります。これからも、「自分が明らかにしたいことは何か」「それを明らかにするためにはどのフレームワークが適しているのか」を判断し、定期的に振り返りを行っていきたいと思います。 フレームワークで整理できる? 1つ目の学びは、フレームワークを用いて散乱した情報を整理することです。目的(ゴール)だけを設定しても、戦略をどう立てるべきか、最短経路はどこかを示すのにフレームワークは役立ちます。例えば、3C分析などは、自社にとどまらず、他社や顧客を取り巻く環境を整理するのに有益です。これらの方法は、自分だけでなく関係者も巻き込んで精度を高める必要があります。 差別化はうまくできている? 次に重要なのは、差別化ができているかどうかです。ターゲットとなる顧客像が明確でなければ、自社の強みをどのように活かせるか、また他社に模倣されやすいかどうかの判断が難しくなります。 定量的な判断は可能? また、捨てる基準を定量的に説明できるかも重要です。過去にはざっくりとした工数や手間で取捨選択していましたが、これは良い判断とはいえません。投入時間に対してどれだけ利益が生まれるか、費用対効果を考慮すべきです。また、自分の不要な美学で行っている定常業務を改め、自分自身が行う必要があるかを見直す必要も感じました。 市場原理について理解できる? さらに、市場原理の理解も必要です。例えば、多く発注すれば単価が下がるという表面的理解だけでなく、規模の不経済といった基本的メカニズムも学びました。これにより、施策を行う際の説得材料やリスク管理に大いに役立ちます。 新規・既存事業はどう活かす? これらは新規および既存の事業に広く活用できると感じています。新規事業においては、ゴール設定やターゲットの明確化、他社環境の把握といった具体的な施策の基本設計に役立ちます。そして、既存事業においては、費用対効果の検討や捨てるべき基準を定量的に判断することで、より合理的な経営判断が可能になります。 どのように実行する? 具体的には、新規事業の提案を受けた際には、具体的なゴール設計を自分の言葉で説明できるレベルで共有し、もし詰められていない場合は一緒に策定まで伴走していきます。また、既存事業については、月に一度取捨選択を行い、工数と売上を算出し、割に合わない場合は決断をもって捨てるとともに、空いた工数で何を行うかアクションプランを決定することを心がけています。

マーケティング入門

マーケティングの魅力を探る:日常から学ぶ旅

マーケティングの基本とは? 「マーケティング」とは、「顧客に買ってもらえる仕組み」を考えることです。これは「自社の商品の魅力を顧客にきちんと伝えること」と「顧客が自社の商品に魅力を感じてもらうこと」の両方が成り立たなければなりません。 顧客訴求の工夫をどうする? 商品が顧客に選ばれない場合、商品そのものを変えたり価格を下げるのではなく、適切なターゲット顧客にシフトチェンジしたり、商品の魅せ方(商品名やパッケージなど)の工夫で顧客に訴求することが重要です。これがマーケティングの面白さです。 顧客の真のニーズは? また、マーケティングのポイントは、顧客の真のニーズ・欲求をしっかり見極めることです。それを身につけるためには、日常的に身の回りにある商品やサービスに注意を払う癖をつけることが大切です。 旅がもたらす学びとは? 「争いの多くが自分と異なるものへの理解不足や偏見、拒絶など、多様性がないことが原因で起こる」と言われています。そのため、「旅」を通じて異文化を理解・体験することは、争いの抑制に役立ちます。私は、平和産業である「旅」を通じて、世界という壮大な学びの場で多くの人が楽しみながら世界を知り、平和について考えるきっかけを創り続けたいと考えています。 資本主義と社会貢献を両立 現在、訪日旅行の営業に従事しており、オーバーツーリズムや地方創生、震災復興といった持続可能な観光に関する課題解決に取り組んでいます。しかし、会社としては社会貢献だけでなく、売上や送客などのビジネス成果も求められます。そのため、社会貢献とビジネスを両立させ、顧客にとって魅力的なツアー商品を企画する必要があります。それには、旅行業界の現状や課題を分析し、周囲を納得させて共に行動することが求められます。 私の学習方法とは? 日々の業務がイレギュラーが多いため、休みの日にまとめて学習しています。動画を視聴し全体の流れを把握した後、何度も繰り返し視聴しながら内容を自分なりに要約・まとめることで知識を定着させています。これは、自分に最も合った学習方法です。 GLOBIS学び放題の活用 以前からGLOBIS学び放題にも加入しており、期限が決められている方が集中して取り組めます。毎月視聴する動画を計画し、学んだ内容を自社や業界に当てはめるようにしています。日常から「この商品にはどのようなマーケティング戦略があるのか」を考える習慣を持ち続けています。 新たなスキルを学ぶために 現在はGLOBIS学び放題の継続に加え、データ・アナリティクスとアカウンティングのナノ単科を受講しています。

クリティカルシンキング入門

問いが導く成長の旅

「問い」から始まる重要性は? 特に下記の3点が学びとなりました。 まず、「問いから始めること」の重要性です。人間は「なんとなく」から始めがちなので、「問い」は何かを意識することがスタート地点となります。 問いの共有がもたらす効果は? 次に、「問いを残すこと」の大切さを学びました。問いを意識しても忘れてしまったり、その内容を忘れてしまうことがあります。したがって、問いを常に意識し続けることが重要です。 さらに、「問いを共有すること」も理解しました。仲間内で問いを共有することで、自分一人ではなく、組織全体の力で解決に導くことができるというところが大切です。 データ視覚化の新たな気付き ★課題についての学び まず、データの分解と視覚化の重要性です。データを単に表示するだけでなく、課題の本質を明確にするためには、データの適切な分解と視覚化が不可欠であることが分かりました。特に、データを複数の視点から分析することで、隠れた問題を浮き彫りにすることができます。 明確な課題設定の重要性を再認識 次に、課題設定の明確化の必要性を学びました。課題を適切に設定し、具体的に表現することで、問題解決に向けた取り組みがより効果的になることを認識しました。曖昧な問題設定ではなく、具体的な課題を明示することが解決策の提案や実行を促進します。 ターゲットに応じた戦略はどう構築する? さらに、ターゲットに応じた戦略の必要性についても理解しました。特定のターゲット層に焦点を当てた戦略が有効であり、ターゲットを絞り、そのニーズに合った商品やサービスを提供することが課題解決につながるという学びです。 柔軟なマーケティング戦略の意義とは? マーケティング戦略の柔軟性も重要だと学びました。市場の変化に対応し、季節ごとに異なるニーズに応じた柔軟な戦略を展開することで、持続的な成長が可能になるという洞察を得ました。 システム導入で重要なサポートとは? システム導入のサポートに関しては、タスクを細分化しそれぞれに役割を持たせ、最終的にゴールに導く予定です。以下の2点を重視します。 1. チームで動くとき、ミーティング時などには常に最初にイシューを明確にして目線を整えること。人は意識しても忘れてしまうものだからです。 2. 議論の方向性がズレそうなとき、イシューは何かを考えて素早く軌道修正できる思考を持ち続けること。悪意がなくともズレてしまうことが多いためです。今後は問いを続け、本質や核心に迫る議論ができるよう行動していきます。

戦略思考入門

ポーター×VRIO視点で戦略を紐解く

戦略とVRIOをどう読む? ポーターの3つの戦略とVRIOについて学びました。差別化という概念は、単に他社と異なる点を作るだけでは不十分であり、より深い戦略的視点が求められると感じました。そこで、これら二つの視点を軸に検討を進めていくことにしました。 低コスト戦略は? まず、ポーターの3つの戦略について整理します。第一に、コストリーダーシップ戦略は、業界全体を対象にしながら他社よりも低いコストで商品やサービスを提供するアプローチです。低コストでの提供を徹底することで、多くの業界リーダーが採用している戦略です。 差別化の意味は? 第二に、差別化戦略は、幅広いターゲットに対して顧客が認める特異性―たとえば、品質、独自技術、顧客サービス、流通チャネル、品揃えなど―を追求する方法です。たとえコストが高くなっても、その付加価値が顧客に認められれば勝利に導く戦略です。 集中戦略とは? 第三に、集中戦略は、狭いターゲットを定める方法です。ここでは、限られた市場に対して低コストを実現する「コスト集中」または、特異な価値を提供して市場でオンリー・ナンバーワンを目指す「差別化集中」のいずれかのアプローチがとられます。 VRIOの基本は? 次に、VRIOフレームワークについてです。VRIOは、企業が持つ内部資源の有効活用可能性を評価するためのフレームワークであり、以下の4つの要素から構成されます。 VRIOの要素は? まずは「経済価値」です。これは、保有する資源が経済的な価値を生むかどうかを検討します。次に「希少性」ですが、その資源が他社に比べてどれほど珍しいかを評価します。続いて「模倣困難性」です。これは、他社が模倣する際に、多大な投資やコストが必要となるかを判断する点です。具体的には、独自の歴史的条件や暗黙の文化、内部のコミュニケーションの複雑さなどが挙げられます。最後に「組織」があり、これは持つ資源を十分に活用できる組織体制が整っているかどうかを評価します。 組織力はどう? 自社を例にとると、基本的には差別化戦略を採用していると考えられます。しかし、VRIOの観点から見ると、個々のスキルや能力は高いものの、それを組織全体で効果的に活かす仕組みが十分には整っていません。今後は、この組織能力の向上に力を入れる必要があると実感しています。 実務にどう活かす? 多くのフレームワークを学ぶと、どのタイミングでどれを用いればよいのか迷うこともありますが、皆さんはどのように整理され、実務に取り入れているのでしょうか。

マーケティング入門

ポジショニングマップで自分を知る旅

今週特に印象に残ったのは、以下の3点です。 どうしてポジショニングが難しい? まず、ポジショニングの難しさについてです。狙いを定めても、市場の顧客がその提供価値を認めなければ、ポジショニングは成功とはなりません。「顧客を知ること」、すなわちKYC(Know Your Client)という概念が重要で、顧客がどのような用途で商品を使い、どのような価値を求めているかを深堀りする必要があると学びました。 どうやって差別化する? 次に、競合他社との差別化についてです。同じ成分の製品でも、視点を変えることで新たな差別化が可能です。自分が提供したい魅力にとらわれず、顧客が何を魅力と感じるかを重要視することが大切です。「顧客視点」を忘れないようにすることが、非常に有益であると感じました。 なぜ認識がずれる? 最後に、パーセプションマップについてです。ポジショニングマップで顧客や競合との違いを明確にしても、実際の顧客認識(パーセプションマップ)とは異なる場合があります。このギャップを埋めるには、顧客の声を聴くことが大切で、多くの人に手に取ってもらい、実際に購入してもらう努力が必要だという点が勉強になりました。 具体例として、ある商品がターゲットにうまく刺さらなかった理由としてのパーセプションマップのずれを、特定のエピソードを通じて考察しました。同じように、私自身もコンサル業界で上司との認識のズレを是正し、自分の提供価値を伝える際には新しい切り口で挑戦しようと感じています。例えば、自分の現状やスキルを具体的に伝えることで、上司にどのように役立てるかという視点を持つことができるのではないかと考えています。そのために、ポジショニングマップを活用していきたいです。 これからも顧客ごとに異なる要望を理解し、それに応じたポジショニングを図るため、ポジショニングマップを作成し、上司や同僚と共有する計画を立てています。この作業を通じて、両者の意見を取り入れ、ブラッシュアップしていくことが目標です。さらに、ジュニアメンバーにも役立つようなものにしたいと思っています。 また、自社のポジショニングマップに基づき、自分自身のポジショニングマップも作成することを考えています。これによって、自分の強みや差別化ポイントを再確認し、将来的に伸ばすべき部分や補完すべき部分を明確化したいと思います。これは難しい作業ですが、自分を客観視する良いトレーニングになると考えています。様々なケースに応じた能力を養うためにも、ポジショニングマップを描けるよう努力していきたいです。

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