戦略思考入門

ROIで学ぶ!経営資源の効果的活用法

何を学んだ? 今週は、これまでの学びを整理し、各週の要点を再確認することに集中しました。以下は、特に自分にとって重要だと感じた部分をまとめたものです。 どう活用する? まず、自社や自身の優れた経営資源を分析し、理解することは重要であり、状況に応じてそれらをどのように活用するかを考える視点が不可欠です。また、個人のリソースには限りがあるため、やることと捨てることの優先順位をつける必要があると再認識しました。惰性で業務を進めるのではなく、判断基準を持ちながら考えることが求められます。そのためには、定量的なエビデンスに基づき、さらにROI(投資対効果)を考慮する重要性に気づきました。 視野を広げるには? さらに、自身の視野狭窄や見落としを防ぐためには、集合知を意識して他者と相談し、意見をすり合わせることが大切です。 現部署の取組みは? 現部署では、既存業務の効率化・高品質化を目的としています。また、新規業務の構築やフロー作成にも関わる機会があり、それぞれに適切な目的や目標設定が必要です。日々のMTや資料作成時にはFWを活用できます。 助けを求めるには? 個人での業務には限界があるため、大きな成果を達成するには周囲の助けが必須です。その際、伝えるべき情報を正確に伝え、納得感や理解を得るには、FWを活用した情報整理やKSF(重要成功要因)や課題の特定、戦略立案が不可欠だと感じました。 新知識の収集は? 新規業務の担当窓口に任命されましたが、未知の業界であるため、新たな知識・スキルを収集し続け、現状の業務フローを理解する必要があります。3C分析を中心に使用して理解度を深め、顧客の潜在ニーズや課題を抽出することを目指します。 習慣化はどうする? 活用方法やタイミングについてはまだ慣れていないため、自分のスタイルを見つけるべく、地道に繰り返し実践して習慣化する努力を続けます。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

リーダーシップで育む自立と共感

リーダーシップは何が肝心? リーダーシップのスタイルについて学びました。命令管理型のアプローチは一見すると楽に感じられがちですが、エンパワーメント型は最初に手間がかかるものの、メンバーの自主性を育み、長期的な効果は圧倒的に高いと実感しています。メンバーの自立性を促進することが重要です。 目的やビジョンは? 目的やビジョンの提示は極めて重要で、一度だけ伝えるのではなく、継続的に発信し続けることが必要だと考えます。リーダーの意思や思いがメンバーにしっかりと伝わり共感を得られれば、組織は自然に成長し、動き続けると感じます。 目標はどう決める? 目標設定と計画、実行後の振り返りのサイクルをしっかりと回していきたいです。これは組織全体に対しても、メンバー個人に対しても同様に重要です。手間がかかると思われるかもしれませんが、長期的に見ると省力化につながると信じています。 声掛けは十分かな? メンバーへの問いかけや声掛けも継続的に行っていきたいと考えています。指示を与えた後も、進捗状況やメンバーの感じ方、取り組みの継続性を確認していないと、方向性がずれるリスクがあります。このプロセスも手間と時間がかかりますが、粘り強く実施していきたいです。 納得する話し合いは? メンバーが施策に納得しているかを確認し、そうでない場合は納得するまで会話を続けることが重要です。ただし、自分の意思を押し付けるのではなく、相手の意見も十分に感じ取りながら、ビジョンから逆算して施策を丁寧に説明するよう心がけたいと思います。 信頼感はどう育む? メンバーとのコミュニケーションを増やすために、自分の業務を効率よく行い、必要以上に抱え込まないことで精神的な余裕を持つようにしています。メンバーを尊重し、そのことが相手に伝われば、共感力が高まると考えています。相手のモチベーションを高めるにはどう接すれば良いかを常に考えながら話していきたいです。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

あなたのやる気、ここから生まれる

やる気の秘密は何? モチベーションは十人十色であり、各人のやる気の源やスイッチは異なります。そのため、自分自身の感覚だけで他者のやる気を判断するのではなく、まず相手とのコミュニケーションや対話を通じて、その人固有のやる気スイッチを見極めることが大切です。この考え方をもとに、個々に合った働きかけで仕事を任せると、より良いパフォーマンスにつながります。 動機と衛生はどう? また、ハーズバークの動機づけ・衛生理論によれば、仕事に対する満足感は動機付け要因と衛生要因に分けられます。達成感、承認、責任感、自己成長などの動機付け要因は、直接的に満足度やモチベーションの向上につながります。一方、労働環境や報酬、身分、昇進などの衛生要因は、不満を軽減する効果はあるものの、必ずしも満足感やモチベーションそのものの向上には結びつかないことを意識する必要があります。 強みはどう示す? 個々のメンバーのやる気スイッチを見つけるためには、各人の強みや得意分野に敬意を払いながら、その期待や成果を具体的に伝えることが重要です。直接的な評価だけでなく、各個人の取り組みや成長のプロセスに対しても適切なフィードバックを行い、より良い自己実現へとつなげるよう努めたいと思います。 面談の極意は何? さらに、今後予定しているフィードバック面談においては、以下の点に留意して効果的なフィードバックを実施します。まず、具体的な事実に基づいて仕事の評価や学びを伝え、評価基準を明確にすること。そして、良い点と改善点の両面をバランスよく伝えるとともに、改善案は具体的な行動計画に落とし込み、次回以降の業務に活かせるように支援します。 任せ方はどうすべき? また、業務を任せる際は、過度に干渉せず、まずはメンバー自身の裁量に任せると同時に、定期的な報告サイクルや報告方法を明確にすることで、適切なフォローアップを行っていくことが求められます。

クリティカルシンキング入門

多角的視点でITプロジェクトに挑む

直感に頼らず考えるには? 人間は直感や経験に基づいた発想を無意識にする傾向があります。そのため、自分自身の思考に対して「なぜ?」や「他には?」と問い続けることが重要です。また、他人からフィードバックを受けることで自身の思考を育て、多角的な視点を養うことができます。これによりバイアスのかからない思考が可能となり、考える過程を言語化できる、つまりロジカルシンキングが得意になると言えるでしょう。 多面的な視点を養う秘訣 物事を考える際に自分の視点からのみ考えてしまい、多面的な見方ができていないことに気づかされました。無意識のうちに自分が考えやすい方向に思考をしてしまう自分自身に気づき、まずは自分の考えの癖を意識し、注意することが必要だと強く感じました。 ITインフラエンジニアの視点でプロジェクトを検討 私の職種はITインフラエンジニアで、稼働システムの運用や保守、新規システムの設計や構築を担当しています。例えば、古い環境のシステム更改時に単純に今あるものを新しくする視点からタスクを洗い出したくなります。しかし、システムに関わる全ての関係者の目的や、その手段、期限、効果などを考慮することで、より意義のあるプロジェクトに寄与できると感じています。日々の業務においても、正確で相手が納得できる発言をすることが、短時間で精度の高いタスクの進行に繋がると思います。 なぜそのタスクを行うのかを共有する重要性 さらに、身近なメンバー間での単純な作業内容の共有にとどまらず、なぜそのタスクを行うのか、その意義やプロジェクトの方針などを共有し、認識にずれがある場合は軌道修正します。また、プロジェクト内の見える範囲に限らず、関係者以外の方にも意識を向ける必要があります。経験に頼ったタスクに対しては、なぜそれを行うのか、他に手段はないのかを検討する時間を設け、コミュニケーションにおいては具体的で理解しやすい内容を常に心掛けることが重要です。

クリティカルシンキング入門

課題発見から解決へ!企画会議の突破口

クリティカルシンキングの基本姿勢は? クリティカルシンキングに取り組む際には、以下の3つの姿勢を持つことが重要です。まず、目的を常に意識すること。次に、自他に思考のクセがあることを前提に考えること。そして、問い続けることです。人は無意識のうちに「偏り」があることに最初に気づかされ、このことを意識しながら物事を考える際には、すぐに解決を導くのではなく、現状分析をしっかりと行うことが大切です。 問題解決の4ステップが必要? クリティカルシンキングの理論を用いて問題解決を進めるためには、次の4つのステップを踏むことが重要です。まず、問題の明確化。次に、問題個所の特定。続いて、原因の追究。そして、解決策の立案です。多くの場合、解決策の立案を直ちに考えがちですが、最初に問題を明確にし、複数で取り組む業務であればその問題を共通認識として持つことが大切です。 学びを活かせる3つの場面とは? 議論に入る前にイシューを明確にすることは、日々の業務で重要なスタートであると感じました。私の業務は商品企画提案を主としており、以下の3つの場面で今回の学びを活かしたいと考えています。 1. チームでの企画立案会議 各会議にて、その時に答えを導き出すべきイシューを明確にすることが大切です。議論の間はイシューを常に意識し、横道にそれた場合には意識的に戻すよう努めます。 2. アンケート結果の分析 結論を急ぐのではなく、問題解決のためのステップ(What、Where、Why、How)を踏むことを心がけます。 3. チーム運営の向上 チームメンバーのクリティカルシンキングの能力向上のため、その姿勢を意識付けることに努めます。具体的には、目的を常に意識すること、自他に思考のクセがあることを前提に考えること、問い続けることを意識します。 業務の質向上にどうつなげる? これらの取り組みを通じて、私たちの業務の質を高めていきたいと考えています。

デザイン思考入門

ブレストで広がるアイディアの輪

SCAMPER法はどう? 日々の企画業務でブレインストーミングを実践する中、SCAMPER法というフレームワークを学び、アイディアの幅を広げる具体的な問いがあることで新たな発想の起点を作ることができました。特に「代用できないか?」「逆にしたらどうなるか?」という視点は、普段気づかなかった切り口を与えてくれるため有益でした。ただ、7つの問いすべてを意識的に使いこなすのは難しく、今後は実践を重ねながら慣れていく必要があると感じました。 ブレストの利点は? また、複数人でブレストを行うと、自分の枠を超えた発想が生まれやすいことを再認識しました。しかし、一方で発想が広がりすぎるとテーマが見えなくなるリスクも感じられました。今後は発想を広げる力とともに、その方向性を整理する力も養っていきたいと思います。 意見交換の意味は? 今回の実践を通じて、他者と意見を交わしながらブレインストーミングを行うことで、自分ひとりではたどり着けない視点を得られることを改めて実感しました。正解を求めるのではなく、まず思いついた単語レベルのアイディアをどんどん書き出す姿勢が、固定概念を取り払い自由な発想を促す効果的な方法であると感じました。さらに、SCAMPER法の問いかけが自然と視点を変える手助けとなり、より多角的なアイディアの出現に貢献しました。 まとめ方はどうする? しかし、多くのアイディアを出した後、それをどう編集し統合するかという「まとめ方」の重要性も痛感しました。発散と収束の間でバランスをとりながら、共通点や方向性を見極め、本質を捉える力を磨く必要があります。一つひとつのアイディアの背景にある想いや状況に目を向け、単に抽象化するだけでなく、丁寧に扱うことが次のステップへの架け橋になると感じました。 編集力をどう高める? 今後は、広がった発想を本当に活きたアイディアへと昇華させるために、編集力も高めていきたいと思います。

クリティカルシンキング入門

文章を正しく伝える技術を磨く旅

文章はどう正しく伝える? 文章を書く際に、ただ伝わるだけでなく「正しく」伝わることの重要性を改めて感じました。文法的に正しい文章が相互認識のずれをなくし、的確な理解に繋がると実感したので、まずは自分自身が正しい文章を作れるようにすることが重要です。 伝えたいことは何? また、「何を伝えたいのか」を明確にすることが不可欠だと感じました。「イシュー」を明確にすることで、伝えたい内容が確実に相手に伝わるためです。このように文章を評価する考え方は新鮮で、言いたいことを分解・加工する方法は、これまでの学びを実践する上で基盤となると感じました。 イベント開催のコツは? イベント開催では、多くの人や部署を巻き込む必要があります。関係者が多いほど、目的や内容が誰にとっても一貫して明確である必要があります。このスキルがなければ生産性や効率が低下し、良い結果を生み出せません。また、営業企画や課題解決のために、実施理由やその打ち手の根拠を明確にすることが今後ますます大事になってくるでしょう。「なぜそれがいいのか」を伝えることも、重要な取り組みとなっていくと考えています。 イシュー整理の方法は? これからは「イシュー」をまず特定し、ピラミッドストラクチャーを用いて言いたいことを可視化し整理していきます。営業企画提案では「目的」「課題」「要因分析」「打ち手の根拠」などの項目を明確にしながら構成していきたいと思います。また、イベント開催や企画時には、関係者にも同じように伝わるよう、依頼メール作成時などには自分での見直しだけでなく、チームメンバーにも確認してもらうなどして、正しい文章作成を進めていきたいと考えています。 日々の学びはどう? さらに、本を読む習慣をつけるため、週に1回程度、400文字の文章を作成することを実践しています。これにより、読み終えた本から得た学びや要約を自分なりに整理してみたいと思っています。

クリティカルシンキング入門

思考のバランスを育てて、新たな視点を得る

偏った考えは何故起こる? 考えには偏りや制約があることを学びました。人は無意識のうちに自分の好きな考え方に偏りがちで、情報を集めたり思考を巡らせたりしています。このため、重要な情報を見落としてしまい、結果として結論が変わることもあります。また、演習を通じて、制約がないと逆にアイディアが広がりにくい特性があることに驚かされました。 どうして自問自答する? 「もう1人の自分を育てる」ことの重要性を感じました。結論を導き出す際には自問自答を繰り返すことが大切です。業務においては、様々な情報を幅広く浅く得ることが求められますが、それらの中から何が重要なのか、どこまで深掘りすべきかを自問しないと表面的な情報だけで結論を下してしまいます。講義で学んだ視点、視野、視座といった多角的な視点を通じて、手元の情報が十分かどうか、なぜそのように考えたのかを問い続けることが重要だと理解しました。 情報をどう活かす? 私の所属する部門では、日々膨大なデータや事象が発生し、担当者から報告を受けていますが、私はそれらの情報を点で捉えがちです。学んだ「もう1人の自分を育てる」方法を通じて自問自答を繰り返し、思考の偏りをなくしてフラットに物事を捉えられるよう努力しています。これにより重要なポイントに気付け、本質を捉えられるようになると考えています。 目的は何から整理する? 目的を整理する際には、何が目的で、誰に何をどう伝えるのか、必要な情報をフラットな目線で整理します。情報収集が終わった後で、その情報が十分か、様々な視点で再確認することが重要です。最終的な結論に際しては、自分が正しいと考えるだけでなく、もう1人の自分を作り出し、なぜそう考えるのかと問い続け思考を深めていきます。 他者の意見は役立つ? こうしたプロセスを進めるにあたり、他者の意見も取り入れながら、自分の思考の偏りや浅さを確認し、より良いアウトプットを目指しています。

戦略思考入門

未来を描く戦略的思考、始めよう

戦略的思考で達成するには? 戦略的思考とは、目指すべき適切なゴールを定め、現在地からゴールまでの道のりを描き、可能な限り最速・最短距離で到達するプロセスです。これを実践するためには、目的から逆算してプロセスを設計し、本質的な課題や論点を設定することが重要です。さらに、長期的視点を持ち、論理的に物事を考え、時流を予測して他者に納得のいく説明を行う能力が求められます。また、実用的なプランを作成し実行に移す力、そして優先順位を判断し成功確率を高める力も重要です。 事業計画を立てるステップは? 自身の業務については、まず事業規模の計画を立てることが求められます。次年度の目標数字を設定し、それに基づく具体的なアクションを計画します。また、3カ年プランを策定し、あるべき姿を描き、それに必要な手段を逆算して考えます。自社が目指すべき理想像を明確にし、ギャップを特定した上で重点項目をいくつか特定し、具体的なアクション計画を作成します。場当たり的にならないように、周囲を巻き込みつつ計画を進めます。 個社別アプローチで成果を上げるには? 個社別企業へのアプローチにおいては、あるべき姿と現状とのギャップを特定し、必要なアクションを明確化します。この際、成功と失敗の事例を整理し、次回に活かすための改善策を講じる時間を設けます。具体的な指標を用いて優先事項を設定し、最短で目標に到達するためのプロセスを描くことが求められます。 キャリア形成の戦略的アプローチとは? 自身のキャリアを形成する上で、自分の将来像を明確に設定し、それに向けたギャップを抽出します。特にスキルやマインドセット、住居や家族といった要素について考慮し、重要な部分を見極めることが必要です。家族と同意の上で具体的なアクションステップを計画し、業務の整理とコミットメントを行います。このようなプロセスを通じて、個人のキャリア形成においても戦略的思考を活用していきます。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

フィードバックでチームを変える方法

リーダーの姿勢は? 実行した結果を振り返るにあたり、メンバーへの仕事の委任ではリーダーのスタンスが重要です。プロセスが正しいか、状況が変わっているか、当初の想定通りの結果が出ているか、また不測の事態に備えられているかを確認することが大切です。 評価のポイントは? フィードバックにおける効果的なポイントは、自己評価や言語化、事実に基づく評価の明確化です。良い点と悪い点の両方をセットで振り返ることが重要です。また、X理論では人は責任を回避したがるため、ノルマやペナルティで対応しますが、Y理論では責任をとろうとするため、高い目標や称賛、報酬での対応が求められます。動機付けと衛生理論を用いてエンゲージメントを向上させることが重要です。 フィードバックのタイミングは? モチベーションのスイッチは一人ひとり異なるため、その時のその人を良く観察し、相手に応じたフィードバックや励ましが必要です。時間がない中でもこまめにフィードバックを行うことが次の仕事での改善やミスの減少にもつながります。その場その場でのフィードバックを通じて、相手をよく見て実践していきたいと考えています。 エンゲージメント対策は? 特に弊社の過酷な営業現場でのエンゲージメント向上が議論になるなか、動機付けと衛生理論を用いて対応を整理することが重要です。どちらか一方の改善では解決しない現状では、両面での対応策の検討が必要です。モチベーションの高い人とそうでない人では効果を発揮する方法が全く異なるため、バランスの取れた対応策を再整理したいと思います。 すぐに実施すべきは? 現在、自チームではミスが発生しているため、今回学んだことを活かし、フィードバックを後回しにせずにすぐに実施したいと考えています。営業現場でのエンゲージメント向上について議論が進む中で、動機付け・衛生理論に基づき、バランスの良い対応策が考えられているかを再確認したいです。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

メンバーと共に成長する振り返りの旅

マズロー理論はどう考える? マズローの欲求5段階説は、低次と高次の欲求に大別されます。低次の欲求には、生理的欲求(生存に必要な欲求)、安全欲求(雇用の安定)、社会的欲求(良好な人間関係)が含まれ、高次の欲求には、尊重欲求(周囲からの尊敬・感謝)と自己実現欲求(夢をかなえる)が含まれます。 ハーズバーグは何を示す? 一方、ハーズバーグの動機づけ・衛生理論は、不満要因と満足要因の二つの要素により構成されています。満足要因には、仕事に対する達成感や自己実現、責任感などがあり、これらは仕事への満足感をもたらし、モチベーションを高めます。一方、不満要因には、低い給与や悪い上司、不適切な労働条件があり、これらは仕事への不満を増大させモチベーションを低下させます。 現状はどう整理すべき? 現状を分析するにあたり、メンバーの状態がマズローやハーズバーグのどの段階に当てはまるのかを丁寧にヒアリングするべきだと考えています。総じて、生理的欲求と社会的欲求は満たされているものの、安全欲求や高次の欲求はまだ十分に満たされていないように思われます。また、不満要因が多数存在するようにも感じられます。そのため、モチベーションを高めるためには、まずメンバーが目指す姿や求めるものをしっかりとヒアリングしていくことが重要です。 どう環境を整える? そのためには、まずメンバー同士が会話できる時間を確保し、話しやすい環境を整えていきます。次に、メンバーが目指す姿やありたい姿、不満に思っていることを話しやすくするために定期的に質問を投げかけたいと思います。また、現状では振り返りの時間が取れていないため、一つの案件が終わった際には、しっかりと時間を設けて振り返りの場を持つ必要があると感じました。まずは自分が一年間関わってきた案件が10月末で終了するので、そこから自分自身を振り返り、それをチームメンバーと共有することから始めたいと思います。

戦略思考入門

明確な軸で未来を切り拓く

判断軸ってどう決める? 業務の優先順位を設定する際には、まず明確な判断軸を設定し、その基準に沿って取捨選択を行うことが重要です。たとえ判断軸がはっきりしない場合でも、仮説を立てた基準に基づいて判断することは可能ですが、軸がぶれたり曖昧になると、優先順位が個々の感覚や属人的な経験に左右されるリスクがあります。そのため、客観的に納得できる判断軸を持つことが肝要です。また、専門的な業務については、専門家に集約するか、あるいは外部委託を検討することで、より高い付加価値を生み出す可能性が期待できます。 継続業務はどう見直す? 長期にわたって継続している業務や日々のルーティン業務を見直す際には、業務の効果や必要なリソース(主に社員の工数)をできるだけ具体的に把握し、その上で業務の取捨選択を行うことが求められます。たとえ一時的に棚卸や整理の負担が生じても、中長期の視野で見れば、委託することで効率的かつ経済的に業務を遂行できる場合があります。 見える化で何が見える? また、日々のルーティン業務については、具体的な情報を定性・定量双方の視点で見える化することが大切です。具体的には、その業務が誰のどのような業務に貢献しているのか、どの程度の時間を要しているのか、そして業務を削減または中止することでどのような弊害が生じるのか、これらを明確にする必要があります。その上で、業務を「絶対に必要なもの」「無いと困るもの」「あったらいいな程度のもの」「無くても問題ないもの」といった基準で分類し、削減や委託の可能性を検討していくことが重要です。 効率アップをどう実現? 最後に、削減が難しい業務においても、あらかじめ一定の判断軸をもって優先順位を整理しておくことで、必要に応じた取捨選択が容易になります。投資対効率(ROI)の考え方を取り入れながら、自身の労務工数を意識し、業務の効率性を高める姿勢が求められると言えるでしょう。

「重要 × 人」に関する類似の人気キーワード

ご自身のペースでいつでもどこでも学習できる
6週間の短期集中オンライン講座「ナノ単科」 6週間の短期集中
オンライン講座「ナノ単科」

1週間毎に区切られた6週間のカリキュラムを、他の受講生とともに、オンラインかつ好きな時に自分のペースで学び、仕事で実践・活用する一歩を踏み出せる内容となっております。
to left to right