リーダーシップ・キャリアビジョン入門

振り返りから生まれる成長の秘訣

欲求の階層って何? 人間の欲求は、生理的欲求や安全・安定性欲求、そして社会的欲求など基本的なものから、承認欲求や自己実現欲求といった高次の要素まで階層的に構成されています。特にモチベーションを維持するためには、これらの高次の欲求が満たされることが重要であると実感しました。 共に目標を立てる? モチベーション向上の基本は、相手を尊重しながら共に目標を設定することにあります。その上で、振り返りとフィードバックを通して、成功体験や課題を自分の言葉で整理するプロセスが効果的です。この過程では、相手の意見に真摯に耳を傾け、支援者としての姿勢を示すことが大切です。また、自分自身の教訓や気づきを見出し、今後に生かす具体策を考える機会とすることが、モチベーションの向上につながると感じました。 職場環境を整える? さらに、職場環境においては、衛生要因と動機付け要因の両面に配慮する必要があります。単なる報酬制度ではなく、人間の欲求構造に沿ったインセンティブ制度の構築が求められます。個々のメンバーの価値観を理解し、内発的動機を引き出すアプローチを実践することで、チーム全体の生産性の向上と個人の成長が促進されます。 信頼関係の築き方は? 具体的なプロセスとしては、まず第1段階である価値観の理解と信頼関係の構築が重要です。定期的な1on1ミーティングを通じて、各メンバーが大切にしている価値観やキャリア志向、成長したい分野について対話を重ね、安心して本音を話せる環境を作ります。 適材適所の工夫は? 次に、第2段階では、把握した価値観に基づいて個々の動機付け要因(やりがい、成長、承認など)に合った役割や業務を設計します。挑戦的なタスクに適切なサポートを加えつつ、自律性も尊重し、成功体験の積み重ねを促す取り組みがポイントです。 成長への権限移譲は? 最後に、第3段階として、成長に応じた段階的な権限委譲とエンパワーメントが挙げられます。自己決定の幅を広げながら、失敗を学びの機会と捉える心理的安全性を保ち、メンバー間の相互支援を促す仕組みを整えることで、全体としての自律性と生産性の向上につながると感じました。

アカウンティング入門

高級カフェの成功に学ぶP/L活用法

P/Lの基本的な理解を深める 私は、「ナノ単科」の一環としてP/L(損益計算書)について学びました。そこでは利益の種類について知識を深め、具体的には5つの異なる利益の計算方法を学んだのです。まず、「売上高」から「売上原価」を差し引いて「売上総利益」が算出されます。次に、「売上総利益」から「販売費及び一般管理費」を引いて「営業利益」が求められます。この「営業利益」から「営業外利益」を引いて「経常利益」に至ります。そして、「経常利益」から「特別損益」を引くことで「税引前当期純利益」が出され、最後に「税引前当期純利益」から「法人税等」を差し引くと「当期純利益」が得られるのです。これらの概念については大まかに理解していましたが、カフェの例を通じてさらに体系的に理解することができました。 カフェの事例で学ぶ収益モデル カフェの具体例では、高級志向のカフェは初心者が手を出すには利益を上げるのが難しいという先入観を持っていました。しかし、例を通して、そのカフェがしっかりと高い売上高と経常利益を上げていることが示され、客数が多ければ儲かるという単純な考え方が誤っていることに気づかされました。高級店の儲けの仕組みを学ぶことで、その経営戦略に理解が深まったと思います。 自社決算の活用法を考える この学びをどのように活用したいかという点ですが、利益を上げる仕組みを知ることによって自社の決算書をより有効に活用できると考えています。過去に新規事業を考える際、私たちはビジネスの内容や目標、予想される利益を考慮していましたが、今後はP/Lを詳細に考慮した計画を立てることができそうです。 数字の裏にある意味を探る また、実際に自社の過去の決算書や今期の業績予測資料を確認することで、これまで表面的にしか捉えていなかった数字の背後にある意味を理解できました。売上高や粗利益、あるいは経費や当期利益など各項目を一つずつ理解することで、業績の予測もより正確に行えるようになったと思います。特に営業部門ではない私の部門でも、今期の旅費や派遣費用、販管費が増加する見込みがあるため、前月の実績を基に予測を行い、営業利益の改善に役立てていきたいと考えています。

アカウンティング入門

顧客価値を掘り起こす医療経営の秘訣

PL読み解きの重要性は? PLを読む際には、単に数字を確認するだけでなく、顧客価値を意識して読み解くことの重要性を学びました。顧客が何を価値と感じ、どのように満足しているかを理解することで、PLに現れる収益やコストの背景を深く捉えられるようになると感じました。さらに、顧客価値に基づく経営戦略を軸に、PLがその方針を反映しているか確認し、必要であれば経営の立て直しを図ることの重要性も学びました。数字を追うだけでなく、それが顧客や市場にどのように影響を与えているかを洞察する力の大切さを実感しました。 医療現場のPL分析方法は? 医療現場では、患者や地域社会にとっての「顧客価値」を軸に考えることが、医療サービスの質向上や経営改善に直結します。この視点を活かし、病院の損益計算書(PL)を分析する際、非財務的な指標、例えば患者満足度や地域貢献度を念頭に置きながら、収益やコストの構造を見直したいと考えています。新たな診療サービスの導入や地域連携の強化など、患者価値を高める取り組みを財務データと結びつけ、現場の改善や経営戦略の立案に活用したいです。 改善施策のモニタリング方法は? 具体的な取り組みとして、まず現場のニーズと顧客価値の明確化を図ります。患者満足度調査やアンケートを通じて、患者が求める価値やサービスの改善点を把握し、職員へのヒアリングを通じて、現場の課題と患者にとっての価値を共有します。次に、PLデータの分析基盤を構築し、医療サービスごとの収益とコストを分解・可視化する仕組みを整備します。 また、施策の有効性を評価するため、定期的に改善策が患者満足度や稼働率、収益にどう影響しているかをモニタリングします。さらに、顧客価値とPLを連動させる重要性を職員に教育し、データに基づく現場での行動を促進する場を設けます。成功事例を共有し、他の職員にも実践を促し、継続的改善とPDCAサイクルを回します。 成果の再確認と改善策の検討は? 最後に、定期的に患者満足度とPLのデータを見直し、効果が不十分な部分には新たな改善策を検討します。必要に応じて外部の専門家の意見や他病院の事例を参考にしながら、行動計画を更新します。

クリティカルシンキング入門

考える力を磨く!実践的トレーニング

練習環境は整っていますか? トレーニングを続けることで、自然と楽な方向に流される自分を理解しました。そこで、自分が必ず反復練習する環境を整え、その状況に身を置くことが重要だと感じています。 分解の意義は何ですか? また、分解することの意味を見直しました。分解自体が目的ではなく、物事を多角的に捉え、新たな気付きや発見を得ることが真の目的であると再認識しています。 問いから何が得られた? 次に、「問いから始めること」の重要性を深く理解しました。問いを疑問文の形で始めることで考えるべき事柄が明確になります。また、問いを他者と共有することで、異なる視点を活用し、違和感や見落としを防ぐことができます。さらに、問いを可視化することで、議論や思考がぶれることなく、すぐに立ち戻れるようにしています。 方法の実践はどうですか? これらの方法を、経営層へのレポートや提案資料の作成、チームメンバーとのミーティングなどで活用しています。問題に対する課題の特定や施策の立案の際にも役立っています。 思考は可視化できていますか? 思考のプロセスとしては、問いを立てて可視化し、共有します。さらに第三者の確認を受けることで、ロジックツリーを使い切り口をMECEにするよう心がけています。 説明内容は伝わっていますか? 相手への説明の際は、メッセージの主語を省略せずに意図が明確になるようにし、スライドも相手の興味や目線に合わせて順序立てて構成します。 報告は効果的ですか? 経営層への報告では、相手の視点や興味を想像し、それを背景に文章を構成します。メンバーへのコミュニケーションでは、アイキャッチを使って受け取ってほしい内容を明確にし、ロジックツリーによってメッセージとその根拠を伝えます。 課題発見は進んでいますか? 施策検討の場面では、表面的な問題に対して問いを立て、課題を特定します。また、視点を変えて問題を根本的に見直し、単なる対策だけでなく、抜本的な仕組みの変更なども検討します。この際、「問いを立てる、共有する、可視化する」の3つの基本を意識しています。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

仕事の不満解消だけじゃ満足不足?

満足と不満はなぜ? 仕事に対する満足と不満は、それぞれ異なる要因から生じることがあります。満足の反対は満足がないことであり、不満の反対は不満がないことであるという考えを持つことが重要です。したがって、不満を解消しても必ずしも満足が得られるわけではありません。 振り返りは大事? プロジェクトの進行においては、振り返りを習慣化することが大切です。そのため、スケジュールを立てる際には「振り返り」という項目を設定し、次のプロジェクトに移る前にしっかりと振り返るよう心がけましょう。この振り返りでは、良かった点と改善が必要な点の両方に目を向け、できなかったことに偏らないよう注意することが求められます。 なぜ問題が起こる? 問題が発生した際には、その場限りの解決にとどまらず、なぜそのような問題が起こったのか、構造的な原因を見極めることが重要です。それにより、今後の問題発生を未然に防ぐことができるかもしれません。 信頼構築はどう? 個人やメンバーの満足や不満に関しても、一歩引いた視点で考えることが求められます。つまり、彼らの満足や不満が特定の個人にとどまらず、組織全体の仕組みや体制作りに問題がないかを考える視点が必要です。チーム内での信頼関係を築くことが効果的な振り返りの鍵となり、メンバーとの信頼を深めるため、日頃から「信用残高」を積み上げていく努力を怠らないようにしましょう。 仕事の任せ方は? また、仕事を任せる際には「丸投げ」ではなく、「一任」となるよう配慮することが求められます。過干渉にならないよう気を付けながら、必要なフォローアップを行っていくことが大切です。 振り返りを習慣に? さらに、プロジェクトのスケジュールには振り返りの時間を各タイミングで設けることで、メンバーが振り返りをしやすくし、これを習慣化することが望ましいです。フィードバックや振り返りを行う際には、悪い点だけでなく良い点やポジティブな面についても伝えることを心がけ、自分自身の働き方や意義についても定期的に振り返ることで、自身とメンバーの両方が成長できるよう努めましょう。

アカウンティング入門

収益とコストの秘密戦略

立地と利益の違いは? 同じ飲食業でも、立地や客層、提供する価値によって利益の出し方が大きく異なることが印象に残りました。売上を伸ばすための工夫だけでなく、どこでコストを抑えるかという視点も収益には欠かせない要素です。また、ビジネスモデルごとの収益構造を理解することで、事業の強みや改善点が明確になると学びました。 収益改善の方法は? 今回の学びは、業務における新規プロジェクトの提案時に活用したいと考えています。特に、収益構造とコスト意識を持って企画を立てることの重要性を強く実感しました。例えば、新たなサービスや業務改善の企画を提案する際には、類似ビジネスの収益構造を調査・比較し、「利益の出し方」や「コスト抑制策」を明確に示すことが必要だと感じました。単なるアイデアで終わらせず、採算が取れる仕組みとして説明することが今後のポイントです。 実践の工夫は何? 具体的な行動としては、新聞や記事を通じて他業種のビジネスモデルを日常的に観察し、自社の損益構造に意識を向けながら業務に取り組むことが挙げられます。また、新しい企画を考える際に収益モデルとコスト構造をセットで検討する習慣をつけることで、ビジネスの仕組み全体を意識し、より実現性の高い提案や判断につながると考えています。 低利益の理由は? 一方で、学習の中で疑問に感じたのは、売上総利益率が低くても利益を生み出せるビジネスが存在する点です。原価率が高い業態でも成り立つモデルがあることに驚かされ、その裏にあるコスト構造や工夫をもっと深掘りしたいと感じました。SIerとしてITシステムを提供する業務に携わる中で、飲食業のように「モノを売る」モデルとの違いにも大きな関心があります。特に、人的リソース中心のサービス業における利益構造や、無形サービスの原価の捉え方について、他の受講生と意見交換できればと思います。 利益差の理由は? グループワークでは、「同じ売上でも利益に差が出るのはなぜか」というテーマで、業種を超えて収益構造を比較・議論できると、さらに学びが深まるのではないかと期待しています。

マーケティング入門

見えないニーズ発見の秘訣

顧客の視点はどう? 商売の基本は、常に顧客の視点に立ち、ニーズに応えることだと改めて感じました。一般的なニーズはどこにでもあるため、競合他社との差別化が難しい面があります。しかし、潜在的なニーズをしっかりと追及し、そこに応えることで、競合が少なく大きな成果につながる可能性が広がります。つまり、「潜在的ニーズを探る」という姿勢を意識的に持つことが重要です。 自社の強みは何? また、自社の強みと顧客の潜在的ニーズを掛け合わせることが、最も効果的な戦略だと考えています。自社の強みが何であるかを見極めた上で、それを活かした施策を考えることで、より大きな成果を上げることができるでしょう。そして、顧客が抱える「痛み」や「困りごと」に対して具体的な価値(ゲイン)を提供することも不可欠です。これは、顧客だけでなく自分自身の体験を振り返り、課題解決のヒントを得るための大切な視点です。 現場のニーズは? 現場においては、最も顧客に近い位置で、彼らの潜在的なニーズを把握することが必要です。たとえば、売上対策としては、レジや売場、実際の問い合わせやクレームの中から隠れた要求を見出すことが挙げられます。一方で経費対策としては、従業員の抱える問題や困りごとをヒアリングし、大局的な解決策に結びつけることが求められます。私自身、以前から顧客の潜在的な要求について記録し、対応策を考えてきましたが、本部へ伝える際のハードルが高いと感じることもしばしばありました。新入社員でも顧客目線で提案や企画ができる仕組みを整えることは、皆にとって貴重な訓練となり、後の展開に大きな意味を持つと確信しています。 従業員の課題は? 今後、従業員の問題を把握する際には、表面的な課題だけでなく、潜在的なニーズにも目を向けるようにしたいと感じています。皆さんは潜在的なニーズを探るために、どのような調査や取り組みを行っていますか?私の現場では外部との連携が少なく、視点が一方に偏りがちであることもあるため、他の事例やアイデアを参考にしていきたいと思っています。

戦略思考入門

新規事業への挑戦と差別化戦略の本質

顧客視点が差別化の鍵? 差別化戦略を考える上で、どの顧客に届けたいかを決めることが重要だとわかりました。顧客にとって価値が訴求できるか、固定観念に縛られず顧客視点で競合を意識することが、施策を考える上での重要なポイントです。また、模倣困難性の構築には歴史条件や因果関係の不明性、社会的な複雑性が絡んできて、単なる技術力だけでなく自社独自の顧客との関係性も含まれることが理解できました。どのようにそのネットワークをビジネスの中で活かしていけるか、今後考えていきたいです。 新規事業において別物を考え続ける理由は? 特に印象に残ったのは、動画の中の「ちょっとした差異ではなく、全く別物を考える」という言葉です。新規事業を考える上で、既存の仕組みの中にアイデアを無理やり入れ込もうとするのではなく、新しい仕組みを考え続けたいと思います。 ビジネスモデルの検討に重要な視点とは? 自身の業務は新規事業開発であり、自社の強みや独自性を入れ込みながらどのようなビジネスモデルが考えられるか検討する必要があります。まず、誰に対して価値を提供するのかを考え、3CでいうCompanyの分析をしっかり行うことが大切です。ただ、自社の独自性を活かしたモデルを意識して考えるのは非常に難しいと感じました。 フレームワークの実践で得られる効果は? また、差別化戦略では今後のビジネスプランの立案において、どのような施策を打ち出していくかが重要です。VRIO分析を用いて説明することで、より納得感のあるものができると感じました。 テクノロジーで可能にする新しいビジネスとは? 学んだフレームワークを身近な企業で実践し、チームメンバーに共有することも考えています。例えば、SWOT分析やバリューチェーン、VRIO分析を既存の事業で行ってみることです。現在の業務においては、自社の強みや独自性を考えるのは難しいので、「テクノロジーで可能になるビジネスは何か」という観点で間口を広げて考えてみたいと思います。

マーケティング入門

営業店の心を掴むバックオフィス戦略

マーケティングの本質とは? マーケティングの基礎的な役割について学び、特に「マーケティングの役割は販売の必要性をなくすこと」という考え方が印象に残りました。これは、顧客が自然と商品やサービスを選びたくなる仕組みを作ることがマーケティングの本質であり、単なる営業活動の補助ではなく、顧客との信頼や価値提供を通じて成り立つものだと理解しました。また、「マーケティングとは顧客に買ってもらえる仕組みを作ること」という視点も重要で、単純な売上増加ではなく、顧客が求める価値を見極め、それをいかに提供するかが鍵であると感じました。 バックオフィス業務の新たな視点 私は現在バックオフィス業務を担当しており、営業店のフォローや業務効率化、工数削減を主な役割としています。そこで学んだマーケティングの考え方に基づいて、バックオフィス業務も営業店に「選ばれる存在」になることが重要だと気づきました。具体的には、営業店にとって我々のサポートが単なる補助ではなく、「これがあるから安心して営業活動に集中できる」と思ってもらえる仕組みを作ることを目指したいと考えています。そのためには、営業店が抱える課題やニーズを深く理解し、業務の「良さ」や価値を適切に伝える方法を考える必要があります。 知識をどう実践に活かす? マーケティングの知識を実践に活かすためには、まず仲間との反復的な共有を行うことが有効です。例えば、学んだことを週次で共有するミーティングやディスカッションを通じて、自分の業務にマーケティングの考え方を落とし込む練習をしています。また、6週間という限られた期間で「予習」と「復習」のサイクルを構築し、学んだ単語や知識を確実に定着させることを意識しています。さらに、具体的な行動として営業店とのコミュニケーションを増やし、現場で必要とされるものをヒアリングする機会を設けたいと考えています。その情報を基に、魅力を感じてもらえるような提案や支援を行い、バックオフィスの存在価値を高めていきたいと思っています。

デザイン思考入門

できなくてもまずは見せる力

プロトタイプの意義は? 今週の学びは、プロトタイプを作り共有する力を実感した点にあります。頭の中で考えているだけでは見えてこなかった課題や視点も、形にして見せることで他者からのフィードバックが得られ、自分ひとりでは気づけなかった点や改善につながる方向性が浮かび上がりました。特に、「完成していなくてもいい」、「とにかく見せて意見をもらう」というスタンスが、新しい価値や学びを生み出すことに大きく寄与していると感じました。デザイン思考の「つくって考える、対話して深める」姿勢は、変化が激しく正解が一概に決まらない現代の仕事において、大きな武器になると実感しています。 提案の伝え方は? 私の仕事では、データ活用やDXを推進する中で、提案内容の伝え方が常に課題となっています。例えば、勉強会の構成やダッシュボードの設計、展示会のコンテンツなどを一人で考え抜くのではなく、早い段階で仮の構成やプロトタイプをチームや対象者に見せ、反応を確認することで、よりニーズに沿った形に近づけることができると感じました。このプロセスは、関係者との共創を促すきっかけともなり、プロトタイピングが単なる手法以上の意味を持つことを教えてくれました。 改善の具体策は? 今後は、以下の3点を意識して実践していきたいと思います。まず①「たたき台」を意図的に作ることです。提案資料やイベント構成は、一人で完成させる前にドラフトを共有し、意見を募る仕組みを取り入れます。次に②フィードバックをもらう文化を育てる点。同僚や他部署とプロトタイプを見せ合い、意見交換をすることで、互いにアイデアを磨き合う習慣を作りたいです。そして③受けた反応をもとに柔軟に変更すること。まず出してから修正するといった循環を業務の進め方に定着させ、迅速な改善を図ります。 これらの取り組みを通じ、完璧なものを最初から求めるのではなく、共により良いものにしていくというマインドセットをチーム全体に広げていきたいと考えています。

マーケティング入門

仮説と実践を学び自己成長へ

マーケティングの基本概念を知る マーケティングとは、広告宣伝や販売促進といった具体的な行動のアウトプットに留まらない、より広い概念です。社会全体にとって価値のある提供物を、「創造」「伝達」「配達」「交換」する活動やプロセスを指します。販売の必要性をなくし、顧客が自然に買いたいと思う仕組みを作ること、これが「顧客志向」です。マーケティングの視点では、製品主体のセリングとは異なり、顧客ニーズを始点に顧客満足をゴールとしています。 顧客に魅力を伝える方法は? 自己の商品や自分自身の魅力を顧客にきちんと伝え、相手が自社の商品に魅力を感じることが重要です。ヒット商品にも注目し、その裏側にある成功要因を学ぶことが大切です。 仮説を立てる重要性を学ぶ 今週の学びを通して感じたことが二つあります。一つ目は「仮説を立てること」です。LIVE授業で「仮説を立てる」という話がありましたが、マーケティングの実践では、初めに正しい理論や数字を元にした仮説を立て、その仮説をしっかりと言語化することが大切だと感じました。 PDCAサイクルをどう活用する? 二つ目は「実践すること」、そして「組織で実践すること」です。これもLIVE授業で触れられた内容ですが、ただ仕組みを作るだけでなく、PDCAサイクルを回して精度やスピードを上げることが重要であると再確認しました。 営業活動にどう反映する? 営業活動では、営業戦略の策定や広告宣伝・販売促進を考える際に活用できます。また、バックオフィスの領域でも、顧客や他部署に業務提案する際に役立ちます。マーケティングに基づき、裏付けされた内容でPDCAを回し、限られたリソースを最適に活用し、結果に結びつけることが求められます。上司や同僚、部下に伝えることも重要です。 学んだ知識を如何に活かすか? このナノ単科を主体的に受講し、学んだ知識を仕事に取り入れて実践することで、自己成長につなげていきたいと考えています。

デザイン思考入門

共感が紡ぐ本質の発見

誰のために取り組む? 社内でデータ活用推進を担当する中、どのような人に、どのような目的でコンテンツを活用してもらいたいかを考える必要性を改めて実感しました。今回、デザイン思考における課題定義を学ぶ中で、まず「誰のための取り組みか」を明確にする重要性を再認識しました。各部署で業務状況や意識が異なることを踏まえ、ヒアリング内容に加え、「もしこの人が○○だったら」という仮説的な視点を取り入れてペルソナを作成することで、対象者の背景や課題、感情に寄り添った検討が可能になりました。その結果、リアルな声だけに捉われず、幅広い視点から課題を捉える仕組みづくりの基盤ができたと感じています。 解決策に頼りすぎ? 今回の振り返りを通じて、解決策ありきで考えないことの大切さを強く感じました。業務の中で、つい「このダッシュボードを作れば良い」「この機能を入れれば便利になる」といった解決策から考えがちですが、本当に解決すべき課題は、ユーザー自身も言語化できていない無意識の困りごとである可能性が高いと気づきました。そのため、なぜその現象が起きるのか、背景にはどんな要因があるのかと問い続ける姿勢が、持続的な価値提供につながると実感しています。 本質的な課題の見極め? また、課題定義においては、共感フェーズで得た具体的なエピソードや感情を丁寧に読み解くことが非常に重要だと学びました。単に「この人はこう言っていた」という事実を受け止めるだけでなく、「なぜ自分がそこに共感したのか」「その言葉の裏にある背景や価値観は何か」と考えることで、深い理解につながります。さらに、課題を抽象化して定義する際には、まず具体的な現象を十分に観察・収集し、そこから意味を引き出すことが大切だと感じました。抽象化は便利な反面、現実との乖離に陥るリスクがあるため、具体から出発し共感を手がかりに本質的な課題を見極める力を今後も養っていきたいと思います。

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