データ・アナリティクス入門

ロジカルなアプローチで課題を解決する秘訣

分解手法の課題とは? ロジックツリーについては知識があったが、「層別分解」や「変数分解」については理解が浅かった。このため、分解の方法に甘さがあったことに気づいた。MECE(漏れなくダブりなく)の原則に基づいて物事を分解しようとしていたが、ただ「その他」という項目を入れないようにしよう、「漏れなくダブりなくしよう」とするに留まり、実際には分析の観点で意味のある分解ができていなかった。「切り分けて意味のある分け方」ができていなかったのだ。 SFAでの運用改善策とは? マーケティングにおけるリードから商談に至るまでの顧客属性や営業活動履歴について分解し、SFA(営業支援ツール)上で選択肢を設定している。しかし、これがMECEであったとしても、分析の観点で後々良い結果に繋がらない選択肢を設定してしまっていたと気づかされた。ルールとして運用に乗せているため現場には混乱が生じがちだが、説明を通して理解を得て改善していきたい。 問題解決に向けたステップ SFAでの選択肢に関して直近の課題については、以下のステップをとる予定だ。 1. 最適なSFAでの活動結果の選択肢を調整するため、これまでに蓄積された様々な結果を分解手法を用いて再分解する。 2. 修正点についてチームメンバーと意見交換を重ね、最終的な決定を行う。 3. 現場の運用に支障が出ないよう、営業メンバーに理由を含めて通達し、理解を得る。 冷静な問題解決が大切 また、今後自分が行う企画については、「問題解決のために必要なステップ」である「what(何が問題か)」「where(どこに問題があるか)」「why(なぜ問題が起きているか)」「how(どうすればよいのか)」をきちんと踏まえ、目の前に見えて重要そうな課題や感情論に走らず、冷静かつ客観的に根拠のある分析を進めていきたい。企画時点での分析をきちんと行い、その結果をまた分析することでPDCAサイクルを回すことを徹底したい。 説得力を高めるには? 他メンバーに対して意見を出す際にも、上記の問題解決のステップを踏まえた説得力のある意見を出せるよう努め、納得を得られる形にしたい。

マーケティング入門

顧客目線でマーケティング戦略を見直す方法

顧客目線をどう捉えるか? マーケティングの基礎として、顧客目線で考えることが前提です。その上で、イノベーションの普及条件(5つの条件)と照らし合わせることにより、市場の立ち位置や比較がより明確になります。 行動変数で顧客を理解? 顧客のセグメンテーションを検討する際には、デモグラフィックだけでなく、趣味や思考、価値観などの行動変数も考慮すると、顧客像を多角的に把握できます。これにより、市場のトレンドを捉えることが可能となります。 さらに、成長性を評価する6Rなどのスクリーニングを行うと、ターゲティングが現実的になり、場合によってはターゲティングの変更も視野に入れることができます。 ネーミングで価値をどう伝える? ネーミングをする際も、顧客が抱く「負のイメージ」を想定し、それを解消することが重要です。これにより、顧客が求める価値を理解し、自社製品の価値を効果的に伝えることができます。 ただし、競合と比較して製品開発やプロモーションに集中しすぎると、「差別化の罠」に陥ることがあります。本来提供すべき価値を見失い、競合との差別点ばかりに焦点を当てる危険性があります。マーケッターとしては、この点にも注意が必要です。 結果として学んだことは、顧客が常に起点であることを理解し、様々な関係性をフレームとして当てはめることです。 SNS戦略で何を重視する? 自社のECサイトやSNSでの戦略構築においても同様で、顧客目線の整理、行動変数による理解、そして6Rを鑑みた顧客理解が必要です。主観に頼らず、顧客が何を求めているのかを理解し、コミュニケーションを図る戦略立案が求められます。主観でSNSの発信内容を決定するのではなく、顧客との接点を心理的変数で設定することを実行したいと思います。 コーポレートSNSでは次のステップが必要です: 1. フォロワーのサイコグラフィック変数を導き出す。 2. 顧客理解を基に、6Rスクリーンニングの仮説でターゲット理解と機会を洗い出す。 3. 競合とのポジショニングを考慮し、実行すべき戦術を決定する。 4. その測定を繰り返すフレームワークの作成を実践する。

データ・アナリティクス入門

仮説思考で成果を引き出す方法を学んで

仮説思考をどう浸透させる? 今回の学びで、仮説とは何か、その明確な答えと種類について理解を深めることができました。これにより、今後同僚に仮説思考を浸透させる際に非常に役立つ知見を得られました。 データ収集の重要性とは? 特に印象に残ったのは、仮説を検証する際には都合の良いデータだけでなく、そうでないデータも集めることの重要性です。これは当たり前のことですが、自分の仮説を成立させるために都合の良いデータを集めがちであることに気づかされました。また、仮説を用いて社内外のステークホルダーを説得するには、多くの状況証拠を集めて分析することの重要性を再認識しました。 行動を深める仮説活用法 私は仮説をもって行動することの重要性を感じています。失敗しても「なぜ失敗したのか」を検証しやすくなるためです。今週の学習では、仮説を正しく用いることで説得力が増し、行動のスピードと精度も上がるという点に感銘を受けました。この学びを次週以降の学習でさらに深めたいと思っています。 成功体験に頼らないためには? 仮説の重要性やその価値を同僚に伝え、仮説思考を普及させることで、事業部の政策決定や担当者の行動が効率化されることを期待しています。過去の成功体験に依存する傾向がある事業部では、なぜ成功したのか、そして今も通用するのかを検証せずに同じ施策を繰り返しがちです。これは「問題解決の仮説」ができていない証と考えます。仮説思考の重要性を学んだので、これまでの取り組みを再考したいと思っています。 キャンペーン効果の再評価を 具体的には、事業部が定期的に行うキャンペーンやインセンティブについて、その効果を費用面だけでなく当時の外部環境も踏まえて検証しようと思います。これまでは、仲の良い同僚や上司と問題提起を行い理解を得られていましたが、それを全体に普及させることはできていませんでした。次週以降の具体的な方法を適用するための準備として、多様なデータを集めることから始めようと思います。その際、都合の悪いデータも取得することを忘れずに行いたいです。この週の気づきを早速実務に反映していきたいと思います。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

キャリアの振り返りヒント

キャリア診断の結果は? 今週は、「キャリアアンカー」という概念が特に心に響きました。さっそく診断を受けたところ、結果は「ライフスタイル重視(偏重?)」と出ました。自分がこれまでの意思決定でライフスタイル重視だったことを改めて感じ、結果に納得しています。 安定志向は何を示す? 一方、次点が「保証・安定」であったことには少し驚きを覚えました。柔軟さを求める一方で、不安定さに対する警戒心が働いているように思え、相反する価値観が自分の中に共存していることも実感しました。この点から、これからのキャリア形成に対して一抹の不安が生じるのも事実です。 キャリアの未来像は? ただ、自身のキャリアは今後長いものではなく、「これから何を目指すのか」という明確なビジョンもまだ持ち合わせていません。そのため、キャリアアンカーやキャリアサバイバルといった考え方は、特にこれからキャリアを築く若いメンバーに知ってもらいたいと感じました。これらの考え方は、現状の棚卸しや環境の変化に気づくきっかけとして、また自らの仕事や強み、価値観を整理する手助けとなるものです。 仕事の意義を再確認? たとえば、キャリアサバイバルというフレームワークは、日々の業務の意味を見直し、自身の現状を客観的に捉えるための実践的なプロセスを提供します。具体的には、今の仕事の中でやりがいを感じた瞬間や、自分が大切にしていること、周囲から評価される強みなどを振り返ることが求められます。その上で、今後半年間でチャレンジしてみたいことや、より自分の強みを活かせる点を探し、ホワイトボードに書き出してみるなど、実行可能なアクションプランを描くことが推奨されています。 声掛けはなぜ大切? また、こうしたプロセスを進める中で、定期的に「最近どう?」と互いに声を掛け合う機会を設けることで、若いメンバーが受け身ではなく主体的にキャリアに向き合う土台を育むことができると考えています。まずは、キャリアについて知ることから始め、今の自分を整理し、将来へのヒントを見つける。その積み重ねが、自らのキャリアをより実りあるものにしていく鍵になるはずです。

戦略思考入門

選択と集中で未来を切り拓く方法

定量だけで良いの? 企業で働く私たちにとって、企業方針に沿った売上と利益の追求がビジネスの本質だと考えています。しかし、定量的な側面だけで意思決定を行うのは不十分で、多面的な視点から評価し、定量情報と定性情報を組み合わせることで、最適な意思決定を行う必要があります。その判断が正しかったかは実行後の結果からわかるため、短期間での振り返りと必要に応じた修正が重要です。 何を優先すべき? 「取捨選択」や「選択と集中」を常に意識していますが、改めて重要なのは、何を優先すべきかに注力することです。時にはビジネスの慣習に囚われず、思い切って無駄を省くことの重要性を再確認しました。期の節目には活動を振り返り、評価が厳しいものについては、その継続や中止をプロとコンスで整理してみることも良い方法だと思います。 具体的な施策は? 最近の具体的な捨てる施策としては、2024年10月から一時的に自社製品単体でのウェビナー開催を中止しました。顧客獲得が鈍化し、稼働対効果や費用対効果が合わず、メンバーのモチベーションも低下したためです。代わりに、複数の製品を組み合わせたセミナーイベントを企画し、顧客にとって魅力的で価値あるコンテンツを提供していきます。 新たな接点を見つける? また、リアルセミナーでは、顧客と営業担当との新たな接点を作る目的を設定し、単なる顧客獲得にとどまらないゴールを目指しています。PDCAサイクルを回しながら、必要ないものを捨て、継続すべきものや改善が必要なものを見極めて取り組みます。 今後の計画は? 年末を迎えるにあたり、チームメンバーには現在の業務を見直させ、過去の延長にある業務を棚卸しするよう指示し、2025年度からは取捨選択した新たな活動に取り組む予定です。2025年1月から実施する新たな代替策の成果を、稼働対効果や費用対効果、顧客獲得や売上の視点から評価し、それを2025年4月からの新しい活動方針に活かしていきます。そのため、管理者と中期的視点で戦略を練り、ゴールを設定し、2025年3月までにチーム全体に浸透させる計画を進めています。

クリティカルシンキング入門

思考の偏りを越える新たな視点の旅

クリティカル・シンキングとは? クリティカル・シンキングを効果的に身につけるには、まず自分や他人の思考に潜む「偏り」や「制約」を意識することが重要です。クリティカルに考えるというのは、自分の思考の偏りや制約を認識し、それを乗り越えるための「もう一人の自分」を育てることとも言えます。その際、「視点を変える」「視座を上げる」「視野を広げる」という三つの視が思考の制約を取り除き、思考を広げる助けになります。 思考を広げるには? また、思考の偏りを防ぐためには、ロジックツリーのようなツールを活用し物事を「分解」することが求められます。客観的で論理的な思考力は、「頭の使い方を理解する」「他者とディスカッションを重ねる」「反復トレーニングを行う」といったプロセスを通じて強化されていきます。クリティカル・シンキングとは「適切な方法で、適切なレベルまで考えること」であり、常に目的を意識して自他の思考の癖を前提に、本当にその答えで良いかを問い続ける姿勢が求められます。 教師としての挑戦は? 私の取り組みとしては、会議でのファシリテーションを通じて納得感のある意思決定を導いたり、部下のコーチングを通じて考えを広げ深めてもらうことも考えています。また、生徒をより良く理解し、成長に導く教師としての生徒指導や、目的に対してより効果的なカリキュラムを策定することも重要です。保護者対応においても、保護者の思いを正しく理解し、共に納得のいく解決策を考えるよう心掛けています。また、授業計画や学校行事計画と実施においては、生徒育成目標に照らして改善を検討しています。 スキルを磨くためのステップは? さらに、ロジックツリーを用いて論点を可視化し、検討しやすい形にしてディスカッションすることも取り入れています。いきなりクリティカルには考えられないので、できる限り他者とのディスカッションを行い、反復トレーニングを積み重ね、少しずつ成長していくことを目指しています。その過程で、積極的に失敗し、知識ではなく「スキル」として無意識にクリティカル・シンキングをできるレベルに達したいと思っています。

データ・アナリティクス入門

現場の知恵で磨く課題設定術

課題設定はどう考える? 今週は、データ分析の一連の流れ(問題提起、仮説設定、検証方法の決定)の総復習を行いました。特に、どんな課題を設定すべきかという初期段階での苦労から、課題設定の難しさを実感しました。適切な課題設定がなされなければ、仮説や検証の方向性も定まらず、最終的な分析の質に大きく影響することを再認識しました。また、課題設定の精度を向上させるためには、現場の声をヒアリングする、過去のデータからヒントを得る、フレームワークを活用するなどの工夫が必要だと感じました。 実務復習は何が目的? 今回の復習を通して、実務でデータ分析の流れを実践し、ブラッシュアップしていく重要性も改めて感じました。特に、業務改善や営業データの分析においては、適切な課題の切り口が成果に直結します。例えば、営業成績が伸び悩む店舗に対して「なぜ成果が出ていないのか?」と問いかける際には、「訪問件数が少ないのか」、「折衝時間が短いのか」、「既存顧客へのアプローチが不足しているのか」といった具体的な観点から検討する必要があります。適切な課題が設定されなければ、的外れな仮説から誤った改善策を提案するリスクもあるため、今後は現場の意見をしっかりとヒアリングし、過去のデータを積極的に活用する習慣をつけたいと考えています。 仮説検証はどうなす? さらに、仮説を立てた後は、実践を通じてどのようなデータが有効なのかを検証することで、より精度の高い分析フローを確立することが求められます。これによって、業務改善や営業データの可視化に対して、より効果的なアプローチが可能になると実感しました。 現場実態はどう見る? 現場の実態を正確に把握するためには、まず営業担当者の意見を聞き、「営業活動でどのような課題を感じているか」を確認することが重要です。データだけでは見えにくい実際の状況を把握するため、過去の営業データ(営業成績の推移、訪問件数、成約率など)を分析し、他店舗との比較からどの指標に差があるのかを特定します。また、フレームワークを活用して「なぜ?」を繰り返し問いかけ、根本的な課題を探ることも効果的です。

データ・アナリティクス入門

仮説で拓く!多角的学びの道

分解で何が見える? 今週の学習でまず印象に残ったのは、問題の原因を明らかにするためにプロセスを分解する考え方です。以前学んだロジックツリーと同様のアプローチで、複雑な問題も整理しやすくなる点が非常に参考になりました。 A/Bテストの本質は? また、初めてA/Bテストについて学びました。Webサイトやアプリの改善において、2つのパターンを比較してどちらが効果的か検証するこの手法は、データに基づいた改善策を決定する上で非常に有用だと感じました。 対概念で広がる視野は? さらに、対概念という考え方も学びました。対象となる事象の反対の観点を同時に考えることで、物事を多角的に捉え、より本質的な理解につながるという点が印象的でした。 患者動向をどう分析? 診療科別の患者受診動向データ分析に関する学習内容も非常に有益でした。分析の視点に差異が生じた場合に、仮説に基づいて問題解決のプロセスをWhat(問題の明確化)→Where(問題箇所の特定)→Why(原因の分析)→How(解決策の立案)のステップで進めることで、より精度の高い分析が可能になると理解しました。これまではいきなり解決策を検討することが多かったため、本質に迫った対策を導き出す点で大きな学びとなりました。 仮説と実試行は? また、現時点ではA/Bテストの具体的な活用場面はイメージしづらいものの、仮説を試しながら問題解決につなげる考え方が日々の業務にも応用できると感じています。 比較で見える分析法は? 分析の基本的な進め方については、「分析は比較である」という考え方のもと、①目的・問いの明確化、②問いに対する仮説の設定、③必要データの収集、④分析による仮説の検証というサイクルを回すことが重要だと学びました。インパクト、ギャップ、トレンド、ばらつき、パターンなどの視点にも着目し、グラフや数値、数式を用いて視覚的に分かりやすく情報を提示することが求められます。仮説思考やフレームワークを活用して多角的に検討することで、データから有益な情報を引き出し、効果的な行動につなげることができると実感しました。

クリティカルシンキング入門

MECEで問題をスッキリ解決する方法

物事を分解する学びの重要性とは? 物事を分解する方法について学んだことが非常に有益でした。まず、全体像を明確に定義し、目的に沿って切り口を設定し、MECE(漏れなく・ダブりなく)の原則を用いて事象を分解します。これには、「層別分解」、「変数分解」、「プロセス分解」の3つのパターンがあります。 分解手法の具体例をどう活用する? 層別分解では、「年齢別」、「性別」、「季節別」といったように、特定のカテゴリーごとに事象を分けます。変数分解では、「売上=客単価×客数」のように、事象を構成する要素に分解します。プロセス分解では、ある事象のプロセスを詳細に書き出し、そのどこに問題があるのかを分析します。 MECEが導く次の一手は? 分解する際には、異なる視点が混在しないよう注意し、まずは試みてみることが重要です。たとえ分解した結果、特筆すべき点が見つからなかったとしても、それは「ここには差がなかった」という価値があり、他の観点での分解につなげることができます。失敗と捉えず、次の行動に繋げることが大事です。 これを売上分析に応用すると、例えば「年齢別」、「性別」、「季節別」に層別分解したり、「売上=客単価×客数」という変数分解を用いたり、プロセスの中の問題点を探るプロセス分解が有効です。 DX人材育成にMECEはどう役立つ? また、DX人材育成に関する施策を進める際の根拠としても使えます。例えば、社員のデータ活用率を上げることを目的に、現状を把握し、MECEを活用して問題点を明確にすることで対策を立てることができます。 意思決定の効果をどう高める? 意思決定時には、情報をMECEで分類し、優先順位を決める手法が活用できます。これにより、どの情報を基に判断すべきかが明確になります。また、プロジェクト進行中に意見が割れた際には、目的を再定義し、網羅的に議論ができているか確認することで、考慮漏れがないかをチェックすることができます。 このように、MECEの原則を用いることで、さまざまな問題や課題を効果的に分解し、具体的な対策や判断を導き出すことができます。

クリティカルシンキング入門

読み手に響く文章の極意

伝わりやすい文章の秘訣は? 普段何気なく使っている日本語でも、主語や述語を少し変えるだけで読みやすさが大きく変わります。何を伝えたいのかを明らかにしないまま文章を作成すると、読み手に伝わりにくい文章になりがちです。伝わりやすい文章を書くためには、ピラミッドストラクチャーを用いて論理展開を整理し、文章を完成させる前に自分でチェックすることで、伝えたいこととその根拠が明確になります。また、読み手に伝わりやすい文章を書くためには、実践と改善を繰り返すことが重要です。 ビジネスでの日本語の使い方は? どんなに整理された文章でも、読み手に伝わらなければ意味がありません。ビジネスの現場で自分勝手に文章を書かない理由は、日本語を正しく使うことで、読み手に何らかのアクション(意思決定、行動、理解など)を起こしてほしいからです。そのため、書き手が意図したアクションを引き起こすためには、まず読み手が何に関心を持つか、どのような言葉を使えば理解を促せるかを把握することが大切です。 チャットとメールの違いは? 特に意識したい場面として、2つ挙げられます。 1つ目は、チャットを使ったテキストコミュニケーションです。私の会社では、社内のやり取りにメールではなくチャットツールを使用しています。チャットは即時性が高いため、コミュニケーションが円滑に進みやすいという利点があります。しかし、メールよりも気軽に文章を送信できるため、自分が書いた文章を推敲することをしばしば怠りがちです。その場限りの思いつきで文章を書くのではなく、「日本語の使い方に問題はないか?」「この書き方で相手に本当に伝わるか?」といったことを意識していきたいと思います。 資料作成で注意すべき点は? 2つ目は、社内資料の作成です。主に開発した機能の仕様を整理する際に資料を作成することが多いですが、今までは特に深く考えずに仕様を次々と書いていました。しかし、そうではなく、読み手は誰か、どのような書き方をすれば伝わるか、情報に過不足はないかを意識することで、読みやすく有用な資料を作成できるようにしたいと考えています。

データ・アナリティクス入門

ロジックで広がる学びの扉

MECEの意味は? MECE(ミーシー)とは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの頭文字をとった言葉で、情報を漏れなく、ダブりなく整理する考え方です。この考え方は、多角的な問題分析や意思決定の際に、体系的に物事を捉えるための基盤となります。 ロジックの本質は? ロジックツリーは、複雑な問題や課題を階層ごとに分解し、問題の本質を明確にするためのフレームワークです。原因分析や解決策の立案、さらには意思決定プロセスにおいて、整理された視点を提供し、効率的なアプローチをサポートしてくれます。また、英語では「A Logic Tree」と表現され、複雑な事象を小さく分解することで全体像を把握しやすくしてくれる役割を果たしています。 SNS目的は何? 具体的にSNSプロモーションの計画においてこの手法がどのように活用されるかというと、まず中心となる目的、例えばエンゲージメントの向上やサイトへの誘導、フォロワーの増加などを明確に設定します。次に、その目的を達成するための主要戦略を大きく整理します。ここでは、コンテンツの質と種類、ターゲットとなるユーザー層、投稿のタイミングや方法などの要素が検討されます。 戦略の具体策は? さらに、各戦略を具体的なアクションプランに落とし込みます。たとえば、コンテンツ戦略では掲載する投稿の形式(画像、動画、テキスト)やテーマ、投稿頻度などが挙げられ、ターゲット戦略では、狙う世代やコミュニティとの交流方法を明確にします。そして、配信戦略についても、投稿の最適な時間帯や利用するプラットフォーム、必要に応じた広告の活用法などを細分化して整理します。 効果はどう評価? 最終的に、実行に移した各施策の成果を週ごとや月ごとに評価し、反応の良いコンテンツを強化しながら戦略の見直しやアップデートを行うことで、効果的なプロモーション計画が完成します。こうしたプロセスを通じて、ロジックツリーはSNSプロモーションの行動計画をより具体的かつ体系的に策定するための強力なツールとなります。

戦略思考入門

経済性で実感する現場の知恵

固定費削減の秘訣は? 固定費削減の方策として、規模の経済性、習熟効果、範囲の経済性という三つの概念を学びました。それぞれの考え方が、企業活動の異なる側面においてコスト低減に寄与する点が印象的でした。 規模の経済性をどう考える? まず、規模の経済性は、特定の製品における固定費の削減に有効ですが、メーカーの場合は生産設備の稼働率にも注意が必要です。例えば、汎用品のように大量生産が求められる製品に適している一方、当社では少量生産で高機能な材料の開発を目指しているため、その効果はある程度に留まると考えています。 習熟効果はどう活かす? 次に、習熟効果については、生産量が増えるにつれて単位当たりのコストが下がるという現象を指します。私が関わっている化学メーカーでは、生産期間が延びることで生産技術が向上し、結果としてコスト改善につながっていると感じました。ただし、市場環境の変化、たとえば競合他社の参入や市場縮小に伴う価格競争となった場合、習熟効果による製造費用の低減が必ずしも利益に直結しない可能性もあると考えます。 範囲経済の活用はどう? また、範囲の経済性は、会社が保有する情報、顧客、技術などの資源を他事業でも活用することで、単独で行う場合よりも効率的にコストを削減できる効果です。当社では、各部署間での情報共有や人材の配置転換が進められており、個々のスキルや経験を新たな部署で活かすという点で、この理論が実践されていると感じました。しかし、一部では新たな考え方を柔軟に受け入れる一方で、個人の意見に固執する傾向もあるため、部署間の連携強化にさらなる工夫が求められているように思います。 未来戦略は何が必要? 今後は、同じ分野で新規事業を検討している他部署との情報交換を積極的に行い、範囲の経済性をより一層効果的に活用することが重要だと考えています。また、規模の経済性と習熟効果に基づいた戦略は、開発した製品の価格設定にも反映させるべきで、短期的な視点に偏らず、中長期的な販売量や価格の動向を予測した上で、適切な価格決定を行うことが大切だと感じました。

「決定」に関する類似の人気キーワード

ご自身のペースでいつでもどこでも学習できる
6週間の短期集中オンライン講座「ナノ単科」 6週間の短期集中
オンライン講座「ナノ単科」

1週間毎に区切られた6週間のカリキュラムを、他の受講生とともに、オンラインかつ好きな時に自分のペースで学び、仕事で実践・活用する一歩を踏み出せる内容となっております。
to left to right