アカウンティング入門

数字が語る、企業の筋肉と脂肪

バランスシートで見る企業の健康? バランスシート(B/S)は、左側にお金の使い道、右側にお金の調達方法が示される点が印象的でした。1年以上流動する可能性のない負債や資産は「固定」と考えてよいという考え方も、経営の安定性を測る上で重要な要素だと感じます。また、純資産を経営を支える「筋肉と骨」、負債を「脂肪」と表現する考え方は、企業の健康状態を直感的に理解する助けとなりました。同じ資産額であっても、資産と負債の構成割合が異なれば、経営状態も大きく違うという点が非常に分かりやすかったです。 企業健康の見極め方は? また、バランスシートを通じて企業の健康状態が把握できるという視点は、特に純資産の割合が高い企業が安定した経営をしていると考えられる根拠として説得力がありました。一方で、ハードを扱う企業とソフトを扱う企業ではビジネスモデルが異なるため、資産と負債の構成比率も当然異なるという点も、実際の経営判断において重要な示唆を与えてくれました。 新規事業の初期投資検討は? さらに、新規事業の立ち上げ時の初期投資検討におけるP/Lでの学びの活用についても理解を深めることができました。実際にサービス事業のP/Lを読みながら、負債や純資産の割合を調べることで、事業の「健全な経営」を体感し、初期投資のブレイクダウンを行う意義を実感しました。

アカウンティング入門

販管費が育む顧客満足の秘訣

リスクと魅力は何? みのるさんカフェの事例では、客の回転数が多く、立地にかかる地代が高いなど、固定費や材料費の面でリスクがあると感じられました。しかし、その一方で、顧客が提供される価値に満足し、客単価が上昇。さらに、滞在時間が延びることがフード売上の増加につながり、コーヒー店においてフードが重要な収益源となる可能性を示しています。 顧客信頼はどう育つ? この事例を通して、販管費の使い方が単なるコストではなく、顧客への価値提供や満足度向上につながる戦略的な投資であるという視点を学びました。特に、顧客目線での投資が信頼やリピート購買を促進し、最終的に売上増加に結びついている点が印象的でした。今後、どのような支出が顧客価値に寄与するのかを意識していきたいと思います。 実務分析の秘訣は? 販管費を戦略的に活用するための力を養うには、実際の企業の決算書を定期的に分析し、販管費と売上との関係を考察する習慣が重要だと考えます。また、授業内容を復習しながら、日常生活で広告やサービスの質と価格のバランス、そして費用対効果に注目することで、理解を深めるとともに実践的な視点を養いたいです。さらに、仮想のビジネスプランを作成し、どこに販管費を投入すべきかをシミュレーションすることで、実務に即した洞察を得ることができると感じています。

アカウンティング入門

ナノ単科生が解く利益の謎

利益はどう確認? ビジネスを進める上では、目先の営業利益だけでなく、経常利益や税金支払い後に残る当期純利益まで確認することが大切です。経常利益は、継続して利益を生み出せるかどうかの指標となります。 給料費用は考慮? 当期純利益の段階になってから「お金がない!」とはならないよう、経常利益の段階で自身の給料も費用として含め、きちんと差し引く必要があります。単に営業利益が出ているという理由だけで安心すると、資金繰りに支障をきたす恐れがあります。 利益水準はどう? どのくらい利益が出ていれば健全なビジネスなのかは、事業規模、つまり売上高に左右されます。そのため、原価率や利益率を正確に把握しておくことが、ビジネス拡大の鍵となります。 無形商材の強みは? 私がこれまで携わってきた無形商材のビジネスでは、一般的に原価が少なく利益率が高い傾向があります。売上をどの事業でたて、利益をどのように活用しているかによって、ビジネスの特性が明確になるという考えのもと、業界内の複数企業の決算書を比較してみたいと思います。 決算書はどう読む? 具体的には、自社の決算書と競合他社の決算内容を読み比べることで、財務諸表から読み取れるビジネスモデルの違いや、自社の市場における特徴をより客観的に理解することができると考えています。

データ・アナリティクス入門

学びのバランスを保ちながら進めるコツ

緻密な準備が成功を導く? 慎重になり過ぎず、頭でっかちになり過ぎないことが大切です。手を動かす前に仮説を立て、何を比較するかの指標を決める必要があります。ただし、やってみないと分からないこともあり、その際には柔軟に変更しても問題ありません。 有効な切り口を探る方法は? 引き出しの多さと選球眼が求められます。専門知識が少ない領域では、まずはフレームワークに頼るとよいでしょう。専門知識がある領域にフレームワークを掛け合わせることで、発見が生まれます。筋のよい切り口を選択するためには、現場の肌感覚としてのドメイン知識が重要です。 例えば、webサイトからの問い合わせを増やすための分析が必要な場合、データはすべて手元にあるので実践可能です。流入経路、案件種別、問合せ企業の業種、企業の所在地、案件規模、実施月、実施までの期間など、指標となり得る項目が多数あります。これらの指標を基に、問い合わせ数との相関関係を探ることで、有効な分析が可能となります。 仮説とフレームワークの活用 システムの切り替えに伴うベンダー選定や資料作成、現場からの業務要件整理とRFP作成などの業務においても、フレームワークや仮説の立て方が活用できることを実感しています。これらの方法は、実務において有用であり、実際に業務を進める上での基盤となります。

デザイン思考入門

受講生の生声から学ぶヒント

ユーザー調査で成長? ユーザーインタビューを実施している企業は、安定的に成長している傾向があることが分かりました。仮説だけに頼った商品やサービスの提供よりも、ユーザーの心に直接響く商品を作ることで、長期にわたって顧客からの支持を得られるという考えに納得しました。 実務と個人で使い分け? 一方で、ユーザーインタビューやユーザー観察の重要性は理解しているものの、実際の業務や個人としての取り組みでは十分に活用できておらず、結局はアンケート調査で済ませてしまっているのが現状です。業務面では、新人や管理職向けに人材育成の一環として、毎日困っていることやわかりづらい点を聞く仕組みがあり、そのフィードバックを改善に役立てています。しかし、個人事業主としての活動においては、ユーザーインタビューやユーザー観察を全く実施していなかったため、今回トライしてみたいと思いました。 組織の整備は進む? 組織全体としては、ユーザーインタビューやユーザー観察を体系的に行うための仕組みが十分に整っていないと感じます。個人的にはユーザーインタビューは大切だと思っていますが、これに抵抗感や苦手意識を持つメンバーがいるのも事実です。今後は、インタビュー用のフォームや質問リストを標準化することで、誰でも取り組みやすい環境を整える必要があると強く感じました。

アカウンティング入門

お金で読み解く自社の知られざる価値

お金の視点、どう捉える? 改めて会社内のさまざまな活動を、お金の動きという視点で捉えるという考え方が新鮮で、とても興味深く感じました。社内のデータやその基になる活動を詳しく調べる中で、実は自分たちの会社についてあまり知られていない部分が多いことに気付かされました。今後は、何事においてもお金の流れという側面を意識して理解を深める習慣をつけたいと思います。 事業部比較はなぜ? 現在、複数の事業を展開する自社において、事業部別の事業構造や実態を比較把握するプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトの内容は、改めて自社の活動をお金の動きの観点から理解するという視点と直結していると感じました。特に、私たちの企業は設備投資をあまり必要としない労働集約型であり、人材が最も重要な資産であることから、その活動を金銭面でも検証してみたいと考えています。 活動はどう検証する? まずは、どのような活動が行われているのかを明確に列挙する必要があります。続いて、それらを体系的に整理し、活動の目的や実態、課題などを明らかにした上で、金銭的な要素も加えていくつもりです。人的資本経営という視点では、誰が誰に対してどのような目的でどんな活動をしているのかをすべて定量化するのは難しいものの、可能な限り数値で表せるよう努めていきたいと思います。

アカウンティング入門

数字で読み解く企業の健康診断

BSの健康状態は? 純資産を骨格や筋肉、負債を脂肪に例え、BSは企業の健康状態を示すと説明される点は、初めてBSに触れる方にも分かりやすいと感じました。この説明を踏まえて、体脂肪率の逆(100% − 体脂肪率)を自己資本比率(純資産比率)と捉えれば、より具体的なイメージが得られるのではないかと考えます。 投資と資金調達は? また、資産に投資する際は、ビジネスの価値やコンセプトを意識する必要があります。同時に、投資した資産が利益を生み出し、借入返済に充てられるかどうかも検討しなければなりません。すなわち、資金調達と投資のバランスが重要であることを理解してもらいたいと思います。 ワイン事業部の方向性は? 弊社のワイン事業部では、ワイン小売店舗事業の立ち上げを計画しています。新店舗のコンセプトや提供する価値について、メンバーと共に再考し、これまでの学びを応用しながら、どの分野に投資してビジネスをスタートするかを模索したいと考えています。 予算計画はどのように? 資金は借入ではなく自己資金を基本としつつ、バランスを考えた予算を設定する予定です。ワイン事業部のメンバーには投資計画の策定を依頼し、まずはどのような価値を提供し、どのようなコンセプトのお店にするかを、GW連休明け早々に検討することが重要と感じています。

アカウンティング入門

グループワークで見えた経営の現実

ケースから学んだことは? 魚屋さんのケースを用いたグループワークでは、参加者それぞれの業務に近い視点から様々なアイディアが出され、とても印象に残りました。また、事業運営においては、個人経営と法人経営の違いや、税金の課題など、普段あまり意識しない点に気付かされ、学びが大きかったと感じます。 実態把握の意義は? また、担当している企業の実態把握の重要性について、以下の点が挙げられます。まず、企業がどのような事業活動を通じて利益を上げているのか、また赤字になっていないかを、ホームページなどを通じて財務状況を確認することが大切です。これにより、顧客との面談に臨む前に、事前に十分な情報を得ることができると考えています。 事前準備で信頼築く? さらに、事前にしっかりとリサーチしていることで、お客様や営業担当者との会話が盛り上がり、信頼を得ることにもつながると感じました。中期経営計画などと照らし合わせながら、再度財務・経営状況を確認するプロセスも、重要なアプローチだと思います。 計画作成の疑問は? 事業計画の立て方については、体系だった方法が存在するのかという疑問も湧きました。しっかりとしたリサーチがなければ、資金調達計画などを確実に立てるのは難しいと実感し、今後の学びとして引き続き探求していきたいと感じています。

アカウンティング入門

高級感と気軽さ、カフェ経営の秘密

非日常カフェのリスクは? week1とweek2を通して、2つの異なるカフェのビジネスモデルについて学ぶことができました。ひとつは、非日常の高級感を提供するコンセプトのカフェで、高単価な商品設定に合わせた売上原価や販管費がかかる点と、簡単に価格を下げることのリスクを理解しました。 日常カフェの戦略は? 一方、日常的な気軽さをコンセプトに据えたカフェでは、薄利多売モデルをとるため、商品価格の低さに加え、売上原価や販管費をできるだけ抑える工夫が求められていました。また、固定費を賄うために多くの顧客に購入してもらう必要がある点も学びました。 収益の違いは? この学びから、同じ業種であっても、ビジネスモデルによって収益性や費用の構成比が大きく異なることが明らかになりました。今後、同業他社との比較において、販売単価と特に販管費の構成比がどう異なるのかを詳細に分析していきたいと考えています。 PLギャップをどう? さらに、財務三表を公開している企業のデータを収集し、自社のPLが目指すビジネスモデルとどの程度一致しているか、またどの項目にギャップがあるかを検討することが重要だと感じました。ギャップが見られる場合には、どのような施策で戦略と数値を整合させるかという具体的な改善案を出していくことが課題となるでしょう。

アカウンティング入門

数字から学ぶ!会社全体の魅力探求

収益仕組みをどう捉える? P/LやB/Sには、企業がどのように収益を上げる仕組みになっているのか、またターゲットと提供しているサービスのコアバリューが反映されていることがよく現れていると感じました。業界ごとに特徴が異なるのはもちろん、同じ業界内でも各社の核となる価値観が異なる点が印象的でした。 業務視点をどう広げる? また、自分の業務を単なる小さなかたまりと捉えるのではなく、会社全体や事業全体の観点からアカウンティングに結びつけて理解していくことの重要性を実感しました。事業部単独だけでなく、他部署の数字やコアバリュー、今後の方向性をアカウンティングを通して捉えられるようになりたいと思います。 B/S項目をどう見る? さらに、自社のB/Sの各項目については、社内で積極的に質問し確認していきたいと考えています。会社全体や各事業部のセグメント利益は決算資料から把握できますが、事業部ごとのP/Lも存在を確認し、しっかりと目を通すことが大切だと感じました。 他社比較はどう進む? また、100本ノックの資料を読み、同業他社と自社のP/LやB/Sを比較することで、現状の理解を深めたいと考えています。そして、これらの数値やコアバリューを改善するための観点から、新規事業の検討にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

アカウンティング入門

数字が語る!経営の秘密

企業の財務構造は? 各企業が目指す価値提供やビジネスモデルに応じ、PL(損益計算書)の構造は異なります。それぞれの企業に合わせた項目を加えることで、より実情に即した財務分析が可能になるという点が印象に残りました。 業界の利益率は? また、物理的な資産が大きい業界では売上利益率が低くなる一方、知識やサービスを提供する業界では利益率が高い傾向があるという違いも理解できました。こうした違いは、各業界の特性を踏まえた経営判断に大いに役立つと感じています。 決算情報の使い方は? 加えて、決算説明会での質疑応答の内容を正確に把握し、それを経営や社内説明に活かすためには、まず自社だけでなく親会社の決算資料を熟読する必要があると感じました。さらには、競合他社の情報と比較することで、自社の利益構造や目指すべき方向性の違いを明確にできると実感しています。 コンサル費用はどう? 一方で、IFRSの理解や、親子上場においてどのように子会社の利益率を確保するかという点、さらにはコンサルティング業務における人件費の扱いについての疑問も生じました。もし自社がコンサルタントを活用する場合、どの費用項目に計上するのか、またコンサル側から見ればその費用がどのように分類されるのかについて、今後の学習を通して深く理解を進めたいと思います。

アカウンティング入門

未来を導く資金と戦略の調和

資金と目標は? これまで、資金力のある会社は、その資金力を活かして事業を展開していると考えていました。しかし、企業には独自のコンセプトや提供したい価値があり、その実現のために必要な資金を調達し、投下していることに改めて気づかされました。つまり、資金そのものを起点にビジネスを考えているのではなく、成し遂げたい目標をもとに事業を展開しているのです。 資金バランスはどう? とはいえ、企業が規模や利益に見合わない借入を行えば経営破綻のリスクがあるため、資金のバランスが極めて重要です。このバランスの健全性を示すものとして、貸借対照表(BS)が大きな意味を持つと感じました。 見直しのポイントは? 今週学んだ知識を踏まえ、自社の中長期的なビジョンを実現するために、必要かつ適切な貸借対照表の割合や規模を見直すことが求められると考えます。また、事業単位においても、利益を生むために適切な資産規模が何かを検討する必要があります。理想は、少ない資産投下で大きな利益を上げる投資モデルの構築です。そのため、効率性や安全性の観点から各事業を評価し、得た気付きを経営陣に提案していくつもりです。 情報共有はどうなっている? さらに、参加者の皆さんが各業界の貸借対照表にどのような特徴を見出したのか、情報を共有いただければと思います。

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