どうして信頼できるの?


戦略思考で行動している人々の共通点について考えると、彼らは「人を巻き込み、率いることができる」という特性を持っていると感じます。なぜそれが可能なのかというと、戦略思考によって一貫性と成果の実現性が高まり、その結果として信頼を得られるからだと理解しました.

戦略で何が変わる?


戦略思考とは、①ゴールを定め、②ルートを選び、③最速で到達することです。グループワークでは、大学受験に向けて動機づけが高まっているものの、ゴールが明確でなく選択肢が多すぎてエネルギーが分散し、時間切れになる可能性があるという課題に対して戦略思考での助言を議論しました。大学受験のその先を考えることでゴールを明確化し、現状や理想を深く理解して選択肢を絞ることが必要です。このアプローチは仕事にも応用できると感じました.

未開拓市場の狙いは?


私の立場では、地域事業開発ミッションとして「未開拓市場への進出」をゴールに掲げています。しかし、具体的な選択肢が見えておらず、①現地有力パートナーとのパートナーシップ構築で市場理解を深め、②候補リストの作成で選択肢を絞り込みました。予測が難しい状況では、創発的戦略によって行動し、変化に対応しながら軌道修正することが戦略思考の実行であると再認識しました.

どの案件を選ぶ?


次の段階として、優先すべき事案を見極めきれず、チームが疲弊し時間が足りないという現状があります。関係者が納得できるゴール設定が必要であり、選択肢をさらに絞り込みます。具体的には、次期中期計画に向けた「2倍成長」を目指し、収益を生む事業を選びます.

新規事業の未来は?


新規事業開発においては、選択肢を絞り、関係者が納得感を持てるゴールを設定し、チームが健康に取り組む状況を築きたいと考えています。1年以内に投資実行などの成果を目指します.

何が課題なの?


現在の課題は以下の通りです:
- 4カ国の全てに同時にコミットしてしまい、優先度の低い国にもリソースを費やしている。
- 関係者の納得感のあるゴール設定ができず、選択肢を捨て切れていない。
- 選択肢が多すぎてリソースが不足し、チームが疲弊している。
- 短期間での成果が求められているが、集中して事業開発に取り組めない.

これらの課題をふまえ、「次期中期計画に向けた2倍成長」という目標を軸に推進すべき事業を選抜します。選択にあたり、自組織内外の関係者から合意を得ることが不可欠です.

- 他者が理解しやすいように現状を整理し、具体的には案件リストを整えます.
- 塊をどう作るか、投資・収益規模、タイムラインを案件ごとに整理します.
- 1対1の面談で本社と地域の上司に現状を伝え、取り組む市場や事業領域の合意を得ます.
- 優先度を落とす案件に関しては、他組織に引き継ぎます.
- 必要なリソースが不足する場合、体制を見直し、本社やシンガポールからの支援を求めます.
※上記の投稿は、受講生より許可を得て掲載しています。
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