クリティカルシンキング入門

思考のクセを見直し視点を広げる旅

思考の癖を自覚? 物事を考える際、これまでの経験に基づいて判断し、行動に移していましたが、本講座を受講したことで自分自身の思考の癖を自覚することができました。決断をする前に「この考えは本当に正しいのか」「他に別の視点はないのか」「様々な可能性を考慮した上での結論なのか」と、一度立ち止まることの重要性を実感しました。 伝える工夫は何か? また、文章を書く際や資料を作成する際、さらには人に何かを伝える際にも、相手の立場に立って考えることの重要性を学びました。例えば、フォントなど、これまでは自分の好みで選んでいたものも、何を伝えたいかによって選択することで、相手に与える印象が大きく変わることを知りました。 イシューを捉える? 日々の業務においても、議論が脱線したり、当初の予定と異なる方向に話が進むことが多々あります。しかし、「イシュー」、すなわち「何が問題か」を意識することで、効率的に思考を整理し、会議をスムーズに進行させることができることを実感しました。この「イシュー=問題箇所」という点を忘れずに意識し続けたいです。 来期計画をどう? 当期の最後の月となり、来期の組織体制が確定しました。より具体的な戦略を策定できる状況となったため、来期の行動計画や戦略策定に当講座の学びを活用していくつもりです。例えば、「来期成長するためには何をすべきか」「今期結果が伴わなかったKPIはなぜそうなったのか。来期結果を残すにはどうすべきか」「従業員満足度を上げるにはどうすべきか」など、いくつかの問いを自分の中で立て、考えを深めていきたいと思います。そして、年明けの方針発表時には一つの指針を示せるよう努めていきます。 学び共有は有効? 過去のナノ単科受講時も感じましたが、アウトプットを頻繁に行うことで知識が身についていきます。当講座の学びを会社の同僚や部下に共有することで、自分が正しく理解できているか、人にきちんと説明できるかを日々の業務で確認していきます。今週で当講座は終了するため、復習のために学び放題を活用し、クリティカルシンキング関連の動画を視聴し、アウトプット以外からも知識の定着を図っていきます。

リーダーシップ・キャリアビジョン入門

自分と未来をつなぐキャリア対話

キャリア理解は進んでる? キャリア・アンカーやキャリア・サバイバルなどのツールを活用して自己理解を深めることで、キャリアを最大限に生かす道が見えてきます。自分の現時点で足りないものや目指すべき姿を明確にすることはもちろん、キャリアについて真摯に向き合うことでリーダーシップを発揮しやすくなります。また、個々がキャリアについて考える姿勢は、集団全体の力を強くする原動力にもなると感じます。既存のサービスやビジネスに依存するだけではなく、個人やチームの力を強化することが、変化の激しい時代には求められるのではないでしょうか。 組織期待は満たしてる? キャリア・サバイバルの結果、組織が自分に求めるものとして、まずプロジェクトの確実な実行が挙げられました。次に、利益を出し収益化へとつなげるため、問題点を論理的に把握し、効率的な解決策を導く力が必要です。さらに、横のつながりを強化するために、コミュニケーション能力を向上させ、異なる意見や立場の相手と冷静に対話し、信頼関係を築く力が重視されています。 社会貢献はどう考える? 一方、キャリア・アンカーとして「奉仕・社会貢献」が軸となりました。自分の能力を存分に発揮した結果、社会に貢献できる実感を得たいという価値観が明確になりました。リーダーシップにおいては、必ずしもすべての人が同じ目的を持つわけではありません。そのため、自分の価値観を無理に押し付けることなく、自己開示を通じて他のメンバーの考えや価値観を引き出し、仕事の割り振りやチームの組織運営に活かしていくことが大切だと感じます。 キャリア言語化できてる? また、自分のキャリアについて考える機会や言語化することは容易ではありません。そのため、1on1のミーティングのテーマとしてキャリア・アンカーに関する話題を取り入れ、フランクな雰囲気の中でそれぞれがどのように考えているのか、どのようになりたいのかを確認する場を設けることで、考えるきっかけを作っていきたいと考えています。さらに、部内の会議でキャリアに向き合う意識を議題として提案することにより、個々の成長がチーム全体の力向上に寄与する環境づくりを目指します。

アカウンティング入門

テーマパーク企業で学ぶ!会計の新常識

ライブ授業の意義は? ライブ授業で、ある大手テーマパーク企業のB/Sを事例として読み解くワークに取り組みました。まず、その企業の売上の構成要素や提供する価値を明確にした上で、次のステップとして売上原価の項目について検討する手法は、前提条件をしっかり確認する重要性を実感させました。 人件費の扱いはどう? 具体的には、通常「人件費」は販管費に含まれるという認識が一般的ですが、実際には、人の働きが直接売上につながる場合には売上原価として計上される可能性がある点が印象に残りました。このように、B/SやP/Lの項目はある程度のルールがあるものの、企業ごとにその取り扱いが異なることがあり、また、会計基準の影響を受けにくいC/Fの存在意義も改めて感じました。 他業種比較は有効? 全体を通して、今回のワークで会計項目の多様性と、売上原価に関する考察が非常に的確であると実感しました。さらに専門知識を深めるためには、他の業種との比較にも取り組むと、理解が一層進むと考えています。 他業界の実例は? また、以下の点についても考えてみるとよいでしょう。 ・他の業界では、売上原価がどのように計上されるか、具体例を挙げて考える。 ・C/Fが会計基準の影響を受けないことで、特定のビジネス活動にどのようなメリットがあるのかを考察する。 なぜ財務三表を見直す? 今回の学びを踏まえ、再度他企業のP/L、B/S、C/Fを見直してみたいと思います。企業の考え方がそれぞれの財務三表にどのように表れているのかに思いを馳せながら読むことが、理解を深めるためには大切だと感じました。 環境変化をどう見る? さらに、過去の財務三表と現在のものを比較し、社会情勢や企業を取り巻く環境の変化まで考察できれば、より一層成長できると考えています。その際には、たとえばコロナ前後や法改正前後など、さまざまな出来事に注目し、根拠をもって比較基準を定めながら読み解くことが重要です。また、異業種や同業種のB/S、C/Fを、背景にある意図まで考えながら数値の裏に隠れた理由を明確にしていくことにもチャレンジしていきたいと思います。

戦略思考入門

新規事業成功に導く経済性のフレームワーク

規模の経済性とは? 戦略のメカニズムというテーマで事業経済性について学び、具体的には規模の経済性、範囲の経済性、ネットワーク経済性を学びました。 規模の経済性について、大量生産によるコストダウンは感覚的に理解していましたが、その定義を初めて知ることができました。大量生産による固定費の分散や、売り手側への交渉力が増すことで単位あたりの仕入れ値が下がる点を理解しました。また、立地の分散によりコミュニケーションや搬送費用が増加し、「規模の不経済」が発生することも学びました。これは、コンビニが近接した立地で複数店舗を営業することと一致し、印象に残りました。 範囲の経済性とコスト削減 範囲の経済性については、事業の多角化による拡大を目指す中で、資源やスキルを共用・応用することで、初めから事業を立ち上げるよりもコスト削減につながることを理解しました。 ネットワーク効果の活用法は? ネットワーク経済性については、競合よりいち早く参加者を獲得することでサービスが指数関数的に広がることを具体的に理解しました。デファクトスタンダードを狙う非常に強力なメカニズムだと感じました。 新規事業を立ち上げるミッションにおいて、現在の事業の延長線上にとらわれずに検討していく必要があると感じました。特に範囲の経済性については、一見関係が薄い事業でもノウハウを活用できることを念頭に置くべきです。また、異なるサービスを検討する際には、ネットワーク経済性を認識した上で、その活用の是非を検討していきたいです。 習熟曲線とコスト効果 習熟曲線についても学び、一定の教育やプロセスの標準化によりコストダウンにつながることを理解しましたが、無駄に注力しすぎることは不要で、適切な境界線についても掘り下げて自分の業務に応用していきたいです。 新規事業検討で何を重視? 新規事業検討のタスクフォースでは、フレームワークを活用した強みの分析や業界分析を行いながら、事業経済性を検討してよりコストダウンや優位性につなげることも検討していきたいと考えています。特にネットワーク経済性については、サービス検討に活用していくつもりです。

データ・アナリティクス入門

ナノ単科で挑む仮説の実践

仮説って何? ビジネス現場での仮説とは、ある論点に対する暫定的な答えを示すものであり、大きく「結論の仮説」と「問題解決の仮説」に分けられます。状況に応じて、過去・現在・未来それぞれで仮説の内容が変わる点も特徴です。 解決と結論は? 問題解決の仮説は、具体的な課題に対して原因を究明するためのものです。一方、結論の仮説は、たとえば新規事業においてある論点への暫定的な答えを示す際に用いられます。 4ステップの流れは? 問題解決のプロセスは、次の4つのステップで進めます。まず、Whatとして問題が何であるか、またその規模を把握します。次にWhere、すなわち問題の所在を特定します。その後Whyとして、なぜその問題が発生したのか原因を追及し、最後にHow、どのように対策すべきかを検討します。 仮説はどう練る? 仮説を立てる際には、決め打ちせず複数の仮説を考えることが重要です。異なる観点や組み合わせから仮説を立てることで、情報の扱いに網羅性が生まれ、柔軟な解決策を導く助けとなります。 現状把握は大事? 施策の検討では、すぐに解決策に飛びつかず、まずは現状を十分に把握することが求められます。たとえば、見込み顧客を効率的に集めたい場合、SEO対策やウェビナーをすぐに試みるのではなく、なぜ見込み顧客が増えないのか、実際に問い合わせをしてくれる顧客の層やニーズを確認した上で仮説を立て、ABテストなどで検証するプロセスが大切です。 営業仮説の効果は? また、営業面においても、現状の状況・業務上の問題・その影響、そして解決された場合のメリットを問い直すことで、仮説の思考は効果を発揮します。これは、営業メソッドであるSPINの各質問(状況質問、問題質問、示唆質問、解決質問)とも通じる考え方です。 顧客行動はどう見る? さらに、顧客の行動分析の際は、カスタマージャーニーマップを作成するにあたって、こちらの期待する行動ではなく、顧客のインタビューを通じた実際の行動パターンをデータ化・可視化し、どのステップで課題が生じているかを明確にすることが重要です。

戦略思考入門

顧客視点で磨く、新たな価値提案への道

学び直す顧客価値と持続可能性 今週の学習では、「顧客価値」と「持続可能性」の重要性について再認識しました。特に、私はこれまで希少性や付加価値に注目してアイデアを考えていましたが、「顧客にとって本当に価値があるのか」という視点が欠けていることに気づきました。さらに、顧客視点で競合を特定するのは非常に難しい課題だと感じました。従来の市場だけでなく、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、全く異なる分野からの代替品が競合となる可能性もあります。このような環境の変化を捉えるためには、広範な市場にアンテナを張り巡らせ、常に最新の動向を把握することが必要だと学びました。この気づきを活かし、今後は顧客視点を意識した仮説検証を重ね、具体的な価値提案を磨いていきたいと思います。 SI業界における持続可能性の課題は? SI業界における「持続可能性」の重要性も改めて考えさせられました。特に、技術の進歩により、かつては差別化の要因となっていた技術やサービスが他社にも容易に模倣される現状に直面しています。この課題に対処するには、最新の技術を追い続けると同時に、既存の強みを活かした独自の価値提案を作り出す必要があると感じました。また、VRIO分析は非常に有用であり、まずは自社について実施してみたところ、組織の観点が弱いという課題を認識しました。今後はチームメンバーとともにVRIO分析を実施し、他の視点を取り入れることで新たな強みや未認識の課題を発見したいと考えています。 新技術導入のための戦略は? 自社のサービス開発の場面では、新技術を導入する際、その技術がただの流行ではなく、顧客にとって長期的な価値を生み出す持続可能な競争優位性を持っているかどうか、導入前にプロセスを強化したいと思います。また、新技術分野やDX活用事例など、日々の情報収集の重要性を再認識し、セミナーへの定期的な参加や業界レポートの読み込みを今後も心がけていきたいです。競合他社との差別化ポイントを明確にする取り組みを進め、VRIO分析で得られた洞察をもとに自社の競争優位性を高めるための改善策を検討していきます。

データ・アナリティクス入門

多角的仮説から導く成功の鍵

なぜ仮説を複数持つ? まず、常に複数の仮説を立て、一つに決め打ちせず、各仮説が原因を多角的に網羅できるように意識することが重要です。どこに原因があるのか、何が原因なのかという点について、切り口を変えて考える必要があります。 比較指標はどう決める? 次に、仮説を検証する際は、何を比較の指標にするかを明確に決めた上で、どこに注目し、何と何を比較するのかという意図を持つことが大切です。 データ収集の方法は? また、データ収集においては、対象者(誰に聞くか)と方法(どのように聞くか)をしっかり考え、たとえ反論になり得る情報も排除されずに集めるよう努める必要があります。これにより、比較のためのデータが十分に得られ、偏りのない分析が可能となります。 仮説の使い分けは? さらに、結論を導くための仮説と問題解決を目指す仮説を明確に区別しながら取り扱うことが求められます。普段は特許情報やその他の情報を用いていますが、さまざまな立場(営業、技術、知財など)から情報を収集する際には、ネガティブなデータが除外されていないかを意識することが重要です。 議論で論点はずれる? 実際に、立場の異なる関係者による議論の場では、「課題」の共通認識が不十分なために、結論の仮説と問題解決の仮説が混同され、論点がずれてしまい、適切な結論に至らないケースが見受けられました。特に、人からの情報は各立場の主観が影響して、情報の取捨選択が無意識に行われることが多いため注意が必要です。 課題はどう分析する? このような背景から、「課題」が何で、どの仮説に基づいて何を分析するのか、また、仮説、比較の指標、意図がぶれないようにしっかりと管理する必要があります。仮説を早期に決め付けたり、先入観に頼ってとりあえずデータを分析したりする危険性があるので、まず観点を整理し、複数の仮説を立てた上で深堀し、必要なデータを洗い出して収集することが求められます。 決め付けはなぜ危険? さらに、結論を導く仮説にするのか、問題解決の仮説にするのかを明確にした上で、上記のプロセスに従い取り組むことが大切です。

戦略思考入門

経済の本質を学び行動計画に活かす

規模と範囲の経済性は? ゲイルでの学習を通じて、経済の基礎概念である「規模の経済性」や「範囲の経済性」について学びました。規模の経済性については、生産量が増えることでコスト削減が可能になるという原理を理解しましたが、実際にはロスが生じる可能性があり、注意が必要です。一方、範囲の経済性では、既存の資源を有効に活用し、新たなビジネスチャンスを生むことができる点を学びました。例えば、業界の垣根がなくなりつつあるコンビニやドラッグストアの事例がこれに該当すると理解しました。同時に、多角化のリスクを認識し、安易な事業拡大を避けるべきであることも学びました。 本当に正しいのか? これまでなんとなく受け止めてきたことを、「本当にそれで正しいのか?」と問い直すことの重要性を改めて感じました。感情や一般的な認識に基づいて判断すると、大きなミスにつながる可能性があります。単なる感覚的な理解ではなく、本質的な意味を理解することが重要です。 総合演習の成果は? 総合演習では、学んだ知識を実際に活用し、ビジネスケースを分析する経験を積みました。これまでの学習が役立ち、複数の視点から問題を分析し、最適な解決策を提案する力が求められる場面が多く、とても良い経験となりました。特に、安易に施策を実行に移さず、目的や市場分析をしっかり行った上で最適な施策を打てるように心掛けたいと思います。 部署の経済性は? 現在の部署のメイン業務が業務集約であるため、「範囲の経済性」は部署内の異なるチーム間で活用できそうです。あるチームで開発したDX業務を他チームの業務に取り入れることは実行可能であると感触を得ました。また、規模の経済性はすでに私の所属部署に適用されており、業務集約と自動化により生産量が増えることで、コストを抑えながら効率を上げることが叶っています。 数字で計画見える? 行動計画は、企画立案時には定量的な数値を活用し、見えない数字を引き出せるよう目指します。また、全体を俯瞰したうえで課題を解決に導くために、戦略的思考を習慣化し、思考力と判断スピードの向上を図りたいと考えています。

クリティカルシンキング入門

考える力を磨く!実践的トレーニング

練習環境は整っていますか? トレーニングを続けることで、自然と楽な方向に流される自分を理解しました。そこで、自分が必ず反復練習する環境を整え、その状況に身を置くことが重要だと感じています。 分解の意義は何ですか? また、分解することの意味を見直しました。分解自体が目的ではなく、物事を多角的に捉え、新たな気付きや発見を得ることが真の目的であると再認識しています。 問いから何が得られた? 次に、「問いから始めること」の重要性を深く理解しました。問いを疑問文の形で始めることで考えるべき事柄が明確になります。また、問いを他者と共有することで、異なる視点を活用し、違和感や見落としを防ぐことができます。さらに、問いを可視化することで、議論や思考がぶれることなく、すぐに立ち戻れるようにしています。 方法の実践はどうですか? これらの方法を、経営層へのレポートや提案資料の作成、チームメンバーとのミーティングなどで活用しています。問題に対する課題の特定や施策の立案の際にも役立っています。 思考は可視化できていますか? 思考のプロセスとしては、問いを立てて可視化し、共有します。さらに第三者の確認を受けることで、ロジックツリーを使い切り口をMECEにするよう心がけています。 説明内容は伝わっていますか? 相手への説明の際は、メッセージの主語を省略せずに意図が明確になるようにし、スライドも相手の興味や目線に合わせて順序立てて構成します。 報告は効果的ですか? 経営層への報告では、相手の視点や興味を想像し、それを背景に文章を構成します。メンバーへのコミュニケーションでは、アイキャッチを使って受け取ってほしい内容を明確にし、ロジックツリーによってメッセージとその根拠を伝えます。 課題発見は進んでいますか? 施策検討の場面では、表面的な問題に対して問いを立て、課題を特定します。また、視点を変えて問題を根本的に見直し、単なる対策だけでなく、抜本的な仕組みの変更なども検討します。この際、「問いを立てる、共有する、可視化する」の3つの基本を意識しています。

クリティカルシンキング入門

MECEで問題をスッキリ解決する方法

物事を分解する学びの重要性とは? 物事を分解する方法について学んだことが非常に有益でした。まず、全体像を明確に定義し、目的に沿って切り口を設定し、MECE(漏れなく・ダブりなく)の原則を用いて事象を分解します。これには、「層別分解」、「変数分解」、「プロセス分解」の3つのパターンがあります。 分解手法の具体例をどう活用する? 層別分解では、「年齢別」、「性別」、「季節別」といったように、特定のカテゴリーごとに事象を分けます。変数分解では、「売上=客単価×客数」のように、事象を構成する要素に分解します。プロセス分解では、ある事象のプロセスを詳細に書き出し、そのどこに問題があるのかを分析します。 MECEが導く次の一手は? 分解する際には、異なる視点が混在しないよう注意し、まずは試みてみることが重要です。たとえ分解した結果、特筆すべき点が見つからなかったとしても、それは「ここには差がなかった」という価値があり、他の観点での分解につなげることができます。失敗と捉えず、次の行動に繋げることが大事です。 これを売上分析に応用すると、例えば「年齢別」、「性別」、「季節別」に層別分解したり、「売上=客単価×客数」という変数分解を用いたり、プロセスの中の問題点を探るプロセス分解が有効です。 DX人材育成にMECEはどう役立つ? また、DX人材育成に関する施策を進める際の根拠としても使えます。例えば、社員のデータ活用率を上げることを目的に、現状を把握し、MECEを活用して問題点を明確にすることで対策を立てることができます。 意思決定の効果をどう高める? 意思決定時には、情報をMECEで分類し、優先順位を決める手法が活用できます。これにより、どの情報を基に判断すべきかが明確になります。また、プロジェクト進行中に意見が割れた際には、目的を再定義し、網羅的に議論ができているか確認することで、考慮漏れがないかをチェックすることができます。 このように、MECEの原則を用いることで、さまざまな問題や課題を効果的に分解し、具体的な対策や判断を導き出すことができます。

クリティカルシンキング入門

問いかけで広がる学びの世界

どんな問いから始めた? 私自身、いきなり打ち手に飛び付いてしまう傾向があると反省し、まずは疑問形の問いを立てることから始めることにしています。考えている途中で「どんな問いだったか」を忘れたり、話が逸れてしまうことが多いため、問いは必ず記録するようにしています。同じ課題に取り組んでいる人がいる可能性も考慮し、問いを共有することでお互いの思考を深めたいと思っています。また、状況に応じてイシューが変わることを意識し、イシューを見直すタイミングに関しては基準を検討していきたいと考えていますが、具体的なイメージは実務の中で模索する段階です。 成果重視の目標設定は? 私の勤務先では、四半期ごとに目標設定を行っており、自身が抱える問題とその解決策の案をまとめた上で上司とすり合わせをしています。この際、「本当に四半期内に成果が出せる内容か」や「組織にインパクトがある内容か」を問いながら見直すことで、より現実的かつ効果的な目標設定が可能になると感じています。 論点はどう深掘り? また、担当領域の事業進捗については月次で実績や見込み、そして伝えたい論点を発表する機会があります。伝えたい内容を深く掘り下げるためにも、問いを立てて考察する手法が役立っていると実感しています。 根本原因を探る? さらに、同僚から相談や質問を受けたとき、従来は単に聞かれたことに答えるだけでしたが、問題の根本原因を捉えようという姿勢を持つことで、より本質的な解決へと繋がると気付きました。これらの経験から、日々の小さな気づきを記録し、業務の際に問いとして形にすることで思考を整理し、深めるように努めています。 手書きは効果的? 手書きで問いを立てることで頭の中を整理しやすいと感じるため、パソコンでの入力よりも手書きを好んで活用しています。また、問いを整理した後は、気軽に壁打ちができるように上司とのオンラインミーティングの時間を事前に設定することにしています。上司と私のオフィスが異なるため、コミュニケーションのタイミングを逃さないよう、スケジュール調整は早めに行うよう心掛けています。

データ・アナリティクス入門

視点を変える学びの切り口

データ収集の視点は? これまで、自身の仮説を実証するためにデータ収集に終始していたことを痛感しました。仮説以外の視点でどのようにデータを集めるべきかが分かっていなかったため、今回「仮説を考えるためのフレームワーク」を学び、今後のデータ分析に活用できると感じました。また、ある仮説に対して別の仮説が成立する可能性への反論を防ぐため、複数の仮説を異なる切り口で立てることの重要性を再認識しました。たとえば、■3C(Customer=市場・顧客、Competitor=競合、Company=自社)や、■4P(Product=製品、Price=価格、Place=場所、Promotion=プロモーション)を利用する考え方は、データ収集の際に既存データのみならず、新たなアンケートやインタビューを通じた情報獲得にも役立ち、説得力のあるデータを生み出すための行動力が養われたと感じています。 社内参加の課題は? また、社内で実施している任意参加のセミナーや施策について、毎回参加する社員と全く参加しない社員の二極化が進んでいる現状を踏まえ、より多くの社員の参加を促すために、3Cや4Pの視点で検討を行いたいと考えています。具体的には、■3Cでは、Customer(市場・顧客)として社員、Competitor(競合)として同時開催予定のイベントの有無、Company(自社)として社員のニーズが満たされているかを検討し、■4Pでは、Product(コンテンツが社員のニーズを満たすか)、Price(参加に見合う価値があるか)、Place(開催方法が参加しやすいか)、Promotion(社内への情報周知が十分か)といった観点で施策の企画を進めます。 意見共有はどう? まずは、今回の学びを一緒に企画・運営するメンバーと共有した上でディスカッションの場を設け、これまでの検証に不足していた視点やデータを補完します。特に、本社以外の全国の拠点の社員にとっては日々のコミュニケーションが行き届いていないため、インタビューなどを通じて意見を聴く機会を設け、次年度に向けた施策の改善に努めたいと思います。

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